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2010.11.28
九段小学校「読み聞かせワークショップ」(後半) |
幼稚園児に絵本の読み聞かせをする
「絵本読み聞かせ隊」の5年生の児童が、
読み聞かせのプロにその技をまなぶというワークショップ。
前半では、講師がいろんな手法による読み聞かせや語りを
披露してくださいました。
★前半のようすはコチラ。
休憩をはさみ、後半は、自分たちでもやってみよう!
という発表の時間です。
3人グループをつくって、まずは絵本選びから。
▲絵本選びは、お気に入りをめぐっての争奪戦!
絵本を選んだら、グループごとに話し合いをします。
どの場面を<参加型>にすることができるか?
を考えて、3人の役割分担を決めます。
自分たちで<参加型>のおはなしを組み立てていくのです。
▲みんなで考え中。
<参加型>にできたかな?次は、2グループに合体して、
グループ同士で見せ合います。
▲聞き手役にまわるグループは、園児の気持ちになりきって。
最後は、みんなの前で発表です!
勇気のあるグループはいるかな・・・?
★発表①
『もったいないばあさん』(真珠まりこ・著/講談社)
「もったいない!」というせりふを、聞き手も一緒に
声を出すことで<参加型>になりました。
みんなに「もったいない!」を言う合図をだす担当と、
絵本を読む担当に役割分担ができました。
「<参加型>として聞き手にも参加してもらうには、
どこで一緒に声を出したり動作をしたりするのかが
わかるように合図をだすことがポイント。」
と末吉先生からのアドバイスがありました。
★発表②
『これはジャックのたてたいえ』
(シムズ・タバック著/フレーベル館)
「これはジャックのたてたいえ」
と繰り返し出てくる箇所を、みんなで一緒に動作もつけて
声に出すことで、楽しい参加型のおはなしになりました。
★発表③
『かようびのよる』
(デヴィッド・ウィーズナー著/徳間書店)
ほとんど文がない絵本を選んだ3人組は、絵から想像して
言葉をつむぎだし、そのお話しを披露してくれました。
★発表④
『あかい ふうせん』 (イエラ・マリ作/ほるぷ出版)
これも、文のない絵本。前半の時間に、末吉先生が
読んでくれた絵本と同じものですが、
まったく違う雰囲気になって、びっくり!
ふうせんが色んなものに形を変えて「とんでいく」と
聞き手も一緒に大きな声を出して楽しむことができました。
どうすれば聞き手の園児たちに絵本を楽しんでもらえるか。
また、読み手の自分たちも一緒に楽しむことができるか。
参加型のおはなしの、聞き手も読み手も体験してみることで
児童はからだで学ぶことができたのではないでしょうか。
今後の「絵本読み聞かせ隊」出動が楽しみですね!
末吉先生のアドバイスを忘れずに、
楽しい読み聞かせの時間をつくってほしいなと思います。
★末吉先生の著書★
『もっとお話とあそぼう 聞き手参加とタンデムのストーリーテリング』
末吉正子・編著 藤原道子・絵
マーガレット・リード・マクドナルド語り
一声社
Posted at:10:00