読み聞かせスキルアップ講座で使用した絵本②

第2回読み聞かせスキルアップ講座②で

講師の尾松純子先生より紹介のあった絵本です。

 

 

『のせて のせて』

松谷みよこ 文

東光寺啓 絵

童心社

先生コメント:暗闇を通り抜ける場面があります。先生のお子さんは暗いところに行くとその場面での「トンネルトンネル・・まっくらまっくら・・」ということばをつぶやいて、暗闇もこわがらなくなったそうです。子どもは、読んでくれた大人の声を体中に響かせながら、成長の階段を1段1段のぼっていく…というようなことを感じさせてくれた絵本です。

 


 

 

『ラチとらいおん』

マレーク・ベロニカ 文・絵

とくながやすとも 訳

福音館書店

先生コメント:子どもはたっぷりとした依存をへて、自立をするもの。子どもたちの共感を呼ぶ絵本です。

 


 

 

『もりのなか』

マリー・ホール・エッツ 文・絵

まさきるりこ 訳

福音館書店

先生コメント:白黒の絵本ですが、おはなし会などで使っても、遠目がききます。絵本の世界の中に入って遊ぶ感覚を教えてくれたのは、この絵本でした。続編『またもりへ』という絵本もあります。

 


 

 

 

『ラモーナとおとうさん』『ラモーナとおかあさん』

ベバリイ・クリアリー 作

アラン・ティーグリーン 絵

松岡享子 訳

学習研究社

(※写真は『ラモーナとおとうさん』) 先生コメント:子どもたちがやりたくてもやれないこと、言いたくても言えないことを、この本の主人公ラモーナが全部やってくれます。あなたたち子どもは、大人にとって本当に大切な存在なんだよ、ということが伝わる本です。


 

 

『パパのカノジョは』

ジャニス・レヴィ 作

クリス・モンロー 絵

もん 訳

岩崎書店

先生コメント:子どもの心が何を求めているのか、が描かれている絵本。大人におすすめ。


 

その他にも、赤ちゃん向け絵本、ナンセンス絵本、詩の絵本、

かわいらしい♪だけではない子ども像が描かれた絵本、など

約30冊の絵本が紹介されました。

 

書店や図書館にはたくさん絵本がありすぎて、

どれを選べばよいかわからない!

という方もいらっしゃると思いますが、

「自分の心が動いた本」を子どもにも手渡してあげてください。

と先生はアドバイスされていましたよ。

 

次回の講座③では、参加者が各自1冊の絵本を持参して紹介し合います。

どんな絵本が紹介されるのか楽しみです。またこのブログでご報告します。

 

Posted at:10:00