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2011.03.11
読み聞かせスキルアップ講座で使用した絵本② |
第2回読み聞かせスキルアップ講座②で
講師の尾松純子先生より紹介のあった絵本です。
『のせて のせて』
松谷みよこ 文
東光寺啓 絵
童心社
先生コメント:暗闇を通り抜ける場面があります。先生のお子さんは暗いところに行くとその場面での「トンネルトンネル・・まっくらまっくら・・」ということばをつぶやいて、暗闇もこわがらなくなったそうです。子どもは、読んでくれた大人の声を体中に響かせながら、成長の階段を1段1段のぼっていく…というようなことを感じさせてくれた絵本です。
『ラチとらいおん』
マレーク・ベロニカ 文・絵
とくながやすとも 訳
福音館書店
先生コメント:子どもはたっぷりとした依存をへて、自立をするもの。子どもたちの共感を呼ぶ絵本です。
『もりのなか』
マリー・ホール・エッツ 文・絵
まさきるりこ 訳
福音館書店
先生コメント:白黒の絵本ですが、おはなし会などで使っても、遠目がききます。絵本の世界の中に入って遊ぶ感覚を教えてくれたのは、この絵本でした。続編『またもりへ』という絵本もあります。
『ラモーナとおとうさん』『ラモーナとおかあさん』
ベバリイ・クリアリー 作
アラン・ティーグリーン 絵
松岡享子 訳
学習研究社
(※写真は『ラモーナとおとうさん』) 先生コメント:子どもたちがやりたくてもやれないこと、言いたくても言えないことを、この本の主人公ラモーナが全部やってくれます。あなたたち子どもは、大人にとって本当に大切な存在なんだよ、ということが伝わる本です。
『パパのカノジョは』
ジャニス・レヴィ 作
クリス・モンロー 絵
もん 訳
岩崎書店
先生コメント:子どもの心が何を求めているのか、が描かれている絵本。大人におすすめ。
その他にも、赤ちゃん向け絵本、ナンセンス絵本、詩の絵本、
かわいらしい♪だけではない子ども像が描かれた絵本、など
約30冊の絵本が紹介されました。
書店や図書館にはたくさん絵本がありすぎて、
どれを選べばよいかわからない!
という方もいらっしゃると思いますが、
「自分の心が動いた本」を子どもにも手渡してあげてください。
と先生はアドバイスされていましたよ。
次回の講座③では、参加者が各自1冊の絵本を持参して紹介し合います。
どんな絵本が紹介されるのか楽しみです。またこのブログでご報告します。
Posted at:10:00