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2012.09.11
林忠彦作品展「小説のふるさと」 |
千代田区一番町にあるJCIIフォトサロンで、
林忠彦作品展「小説のふるさと」が開催されています。
開催日:2012年9月4日(火)~9月30日(日)
月曜休館、ただし祝日は開館
時 間:10時~17時
会 場:JCIIフォトサロン(千代田区一番町25番地 JCIIビル)
詳細は→コチラ
※JCII=一般財団法人 日本カメラ財団
昭和の時代を代表する写真家・林忠彦氏。
名前は知らなくても、作品を見ればピンとくる人も多いのではないでしょうか。
銀座の酒場「ルパン」でスツールにあぐらをかいている太宰治や、
床一面に紙屑が散らばった部屋で執筆をする坂口安吾の写真は
あまりにも有名です。
この作品展では、林氏の初めての写真集『小説のふるさと』(1957年発行)に
掲載されている作品群を観ることができます。
『小説のふるさと』は、林氏の代表作として知られる
『小説新潮』誌上での「文士シリーズ」から10年後に撮影されたもので、
当時、『婦人公論』に連載されていました。
展覧会場では、川端康成の『伊豆の踊り子』、
志賀直哉の『暗夜行路』、三島由紀夫の『潮騒』などの
小説の舞台を林氏が撮影した作品とともに、
文豪たちのポートレイトとインタビューが展示されています。
林氏のドラマチックな写真を見ていると、
小説の世界のイメージがより鮮やかに広がり
名作をもう一度読み直してみたくなるはずです。
作品展を満喫した後は、
ぜひ千代田区立図書館にもお立ち寄りくださいね。
『伊豆の踊子』
著:川端康成
出版社:新潮社
『暗夜行路』
著:志賀直哉
出版社:新潮社
『潮騒』
著:三島由紀夫
出版社:新潮社
『月と狂言師』
著:谷崎潤一郎
出版社:中央公論新社
『二十四の瞳』
著:壺井栄
出版社:新潮社
Posted at:09:00