林忠彦作品展「小説のふるさと」

千代田区一番町にあるJCIIフォトサロンで、

林忠彦作品展「小説のふるさと」が開催されています。

 

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開催日:2012年9月4日(火)~9月30日(日)

              月曜休館、ただし祝日は開館

時 間:10時~17時

会 場:JCIIフォトサロン(千代田区一番町25番地 JCIIビル)

詳細は→コチラ

※JCII=一般財団法人 日本カメラ財団

 

昭和の時代を代表する写真家・林忠彦氏。

名前は知らなくても、作品を見ればピンとくる人も多いのではないでしょうか。

銀座の酒場「ルパン」でスツールにあぐらをかいている太宰治や、

床一面に紙屑が散らばった部屋で執筆をする坂口安吾の写真は

あまりにも有名です。

 

この作品展では、林氏の初めての写真集『小説のふるさと』(1957年発行)に

掲載されている作品群を観ることができます。

『小説のふるさと』は、林氏の代表作として知られる

『小説新潮』誌上での「文士シリーズ」から10年後に撮影されたもので、

当時、『婦人公論』に連載されていました。

 

展覧会場では、川端康成の『伊豆の踊り子』、

志賀直哉の『暗夜行路』、三島由紀夫の『潮騒』などの

小説の舞台を林氏が撮影した作品とともに、

文豪たちのポートレイトとインタビューが展示されています。

 

林氏のドラマチックな写真を見ていると、

小説の世界のイメージがより鮮やかに広がり

名作をもう一度読み直してみたくなるはずです。

作品展を満喫した後は、

ぜひ千代田区立図書館にもお立ち寄りくださいね。

 

 

『伊豆の踊子』

著:川端康成

出版社:新潮社

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『暗夜行路』

著:志賀直哉

出版社:新潮社

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『潮騒』

著:三島由紀夫 

出版社:新潮社

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『月と狂言師』

著:谷崎潤一郎

出版社:中央公論新社

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『二十四の瞳』

著:壺井栄

出版社:新潮社

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Posted at:09:00