レポート:図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー
「新春初笑い」編

1月12日に、

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「新春初笑い」編

が開催されました!

 

毎回様々な企画でお送りしているコンシェルジュツアー。

今回は、図書館で「はじめての落語講座」と落語を楽しんでいただいた後、

コンシェルジュが神保町の街をご案内する二部構成。

 

↓図書館10階の子ども室が、

今日だけは千代田図書館寄席に変身!

huyu20130116_1.jpg

 

まずは、柳家 一琴師匠によるお話。

扇子や手拭いの使い方、観客に臨場感ある噺を伝えるための

目の使い方、体の動かし方などの、表情豊かな実演に笑いが込み上げます。

そして皆さんお待ちかねの落語「転失気(てんしき)」

huyu20130116_2.jpg

 

つづいて、神保町にある「らくごカフェ」代表 青木伸広氏によるお話。

(「らくごカフェ」について、詳しくは→コチラ

落語のはじまりから、落語が文学に与えた影響についてなどなど。

「落語は、絶好調の時に聞いてもあんまりよくないんです」と青木氏。

「しょうがない人々の、あらゆる失敗にスポットライトを当てたのが

落語です。ぜひ、ちょっと元気のないときや悩んでいるときなんかに

聞いてください」 なるほど…。

huyu20130116_3.jpg

そして締めくくりは、もう一度一琴師匠で「初天神」

「新春初笑い」のタイトルにふさわしい千代田図書館寄席になりました♪

 

 

そしてここからは二班に分かれて、コンシェルジュがご案内するツアー。

9階の古地図マットを使い、かつて神田にも有名な寄席があったことを

ご紹介した後、図書館の外へ。

 

↓青木さんのお話の中にも出た、二葉亭四迷の「浮雲」に登場する

俎橋(まないたばし)。四迷は、「浮雲」を口語体で書く際、

三遊亭圓朝の落語速記本を参考にしたと言われています。

huyu20130116_4.jpg

 

靖国通りを歩きながら、今回のテーマである落語の本を多く扱う古書店や、

神保町についてのエピソードなどをご紹介。

 

↓こちらは神田古書センター前。「らくごカフェ」5です。

huyu20130116_5.jpg

 

さらにまっすぐ進んでいくと、「本と街の案内所」に到着。

こちらが今回のゴールです。

 

ツアーにご参加いただいた皆さま、寒い中おつかれさまでした!

 

 

Posted at:09:00