「2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」

今回は、現在板橋区立美術館で開催中の

展覧会2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」をご紹介します!

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イタリア北部の古都・ボローニャで毎春開催される

児童書専門の見本市「ボローニャ・ブックフェア」は今年で50周年を迎えました。

このブックフェアに伴うイベントとして、1967年に始まった

「ボローニャ国際絵本原画展」は世界でも最大級の規模を誇る

絵本原画コンクールです。

板橋区では1981から毎年、この原画展の全入選作品

区立美術館で展示しています。

 

5枚一組の“子どもの本のために描かれた作品”であれば

だれでも応募できることから、

新人イラストレーターの登竜門としても知られています。

今年は、世界64か国より3,147作もの応募の中から

日本人作家16人(組)を含む24か国77作家の作品が

入選しました。

 

会場に並ぶ、世界中のイラストレーターの力作には

そのどれからも、豊かな世界観が感じられます。

5枚の絵のつながりから、ストーリーを想像して

見るとさらに楽しめますね♪

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(美術館より特別な許可を得て写真撮影をしています。)

 

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バーサンスレン・ボロルマー(モンゴル)

「わたしはみんなとちがう だからこそ幸せ」

 

展示されている作品のうち、すでに絵本になっているものは

大きな窓から光が差し込む、明るいスペースで

ゆったりと読むこともできます。

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また、「特別展示 ボローニャ発世界へ―絵本作家たちの挑戦」

も会場内で同時開催しています。

こちらでは、ボローニャ国際絵本原画展の入選や

ブックフェアでの出版社や編集者との出会いをきっかけに

海外で絵本の出版を実現した21人(組)の

日本の作家たちの原画と絵本が展示されています。

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今井彩乃『チャッピィの家』

(Minedition)より

 

会期中は、3歳から参加できる子ども向けのワークショップから

中・高校生を対象としたもの、絵本作家をめざす大人のための教室まで

実に多様な講座や講演会がめじろ押しで、

毎年この時期を楽しみにしている来場者も多いそうです。

7月下旬~8月にも様々な関連イベントが予定されていますので

詳しくはコチラをご覧ください。

 

その他にも、すでに出版されている絵本から優れたものに授与される

「ボローニャ・ラガッツィ賞」受賞の本の紹介や

特設ミュージアムショップ、手作りのお菓子やパンが楽しめる

会期限定の「カフェ・ボローニャ」など、盛りだくさんです。

夏休みに、親子そろってお出かけされてはいかがでしょうか?

 

「2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」

【会 場】 板橋区立美術館

      (板橋区赤塚5-34-27)

【時 間】 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

【期 間】 開催中~8月11日(日)

      ※月曜日休館

【入場料】 一般650円 高校・大学生450円 小・中学生200円

 詳しくは⇒コチラ

 

Posted at:09:00