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2013.07.04
レポート「ビブリオバトル入門~開催のコツ教えます~」 |
6月30日、講演会「ビブリオバトル入門~開催のコツ教えます~」を
開催しました!
今回は、ビブリオバトルの考案者で
立命館大学准教授の谷口忠大さんをお招きし
自分たちでもビブリオバトルをやってみたい!という方のために
開催のコツを知り、ゲームを体験するための講演会を行いました。
まずは、何よりもゲームを知っていただこうということで
谷口さんが代表を務める、ビブリオバトル普及委員会のメンバーによる
エキシビジョンバトルからスタートです。
学生、書店員、そして千代田図書館コンシェルジュという顔ぶれの3名からは
それぞれの好みや個性があらわれた3冊が紹介されました。
↑参加者の皆さまによる投票の結果、チャンプ本は
『ブックストア ニューヨークで最も愛された書店』
(リン・ティルマン/著 晶文社)に決定!
続いての講演では、「なぜ発表時間が5分なのか」
「なぜ発表の時に原稿を用意してはいけないのか」など
このゲームに参加・開催するにあたって浮かんでくる疑問を具体的に挙げ
公式ルールが生まれた経緯とともに、お話しいただきました。
これからビブリオバトルを始めようという方、また何回か開催している
という方にとっても、考案者からその経緯を聞くことで
より一層ゲームへの理解を深められる機会となったのではないでしょうか。
休憩をはさみ、いよいよ参加者全員による体験の時間です。
3~4人一組のチームに分かれ、会場で一斉にビブリオバトルがスタート!
事前に用意してきた本を各々が紹介し、チーム内で投票を行いました。
「“まず自分たちでやってみよう”というのが一番大事」
という谷口さんの言葉通り、
体験することでゲームが身近になった、自分の仲間ともやってみようと思えた
という参加者の声を聞くことができました。
もともとは谷口さんの研究室の仲間たちで
楽しんでいたのが始まりというビブリオバトル。
徐々に口コミで広まり、現在では全国の図書館や書店・学校などで
開催されるまでに広がりをみせています。
「友達の家に遊びに行くと、つい本棚を見てしまいますよね。
友達の本棚をのぞきこむような気持ちでゲームを楽しんでいただきたい」
とお話しされていた谷口さん。
参加者の皆さまには、ビブリオバトルを通じて
今まで読まなかった分野や作家の本と出会い
新たな読書の楽しみを発見するきっかけとなればと思います。
谷口さんの講演の中で使用された、ビブリオバトル公式ガイドブック
『ビブリオバトル入門~本を通して人を知る・人を通して本を知る~』
(吉野英知須藤秀紹大谷裕谷口忠大/監修 ビブリオバトル普及委員会/編著
一般社団法人情報科学技術協会)
は、千代田図書館でもご利用いただけます。
開催の実例や各地の取り組みが紹介されていますので
ビブリオバトルを知りたい・やってみたいという方は、ぜひお手に取ってみてください。
ご参加いただいた皆さま、
谷口さん、普及委員会の皆さま、ありがとうございました!
Posted at:09:00