レポート「ビブリオバトル入門~開催のコツ教えます~」

6月30日、講演会「ビブリオバトル入門~開催のコツ教えます~」

開催しました!

 

今回は、ビブリオバトルの考案者

立命館大学准教授の谷口忠大さんをお招きし

自分たちでもビブリオバトルをやってみたい!という方のために

開催のコツを知り、ゲームを体験するための講演会を行いました。

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まずは、何よりもゲームを知っていただこうということで

谷口さんが代表を務める、ビブリオバトル普及委員会のメンバーによる

エキシビジョンバトルからスタートです。

学生、書店員、そして千代田図書館コンシェルジュという顔ぶれの3名からは

それぞれの好みや個性があらわれた3冊が紹介されました。

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↑参加者の皆さまによる投票の結果、チャンプ本は

『ブックストア ニューヨークで最も愛された書店』

(リン・ティルマン/著 晶文社)に決定!

 

続いての講演では、「なぜ発表時間が5分なのか」

「なぜ発表の時に原稿を用意してはいけないのか」など

このゲームに参加・開催するにあたって浮かんでくる疑問を具体的に挙げ

公式ルールが生まれた経緯とともに、お話しいただきました。

これからビブリオバトルを始めようという方、また何回か開催している

という方にとっても、考案者からその経緯を聞くことで

より一層ゲームへの理解を深められる機会となったのではないでしょうか。

 

休憩をはさみ、いよいよ参加者全員による体験の時間です。

3~4人一組のチームに分かれ、会場で一斉にビブリオバトルがスタート!

事前に用意してきた本を各々が紹介し、チーム内で投票を行いました。

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「“まず自分たちでやってみよう”というのが一番大事」

という谷口さんの言葉通り、

体験することでゲームが身近になった、自分の仲間ともやってみようと思えた

という参加者の声を聞くことができました。

 

もともとは谷口さんの研究室の仲間たちで

楽しんでいたのが始まりというビブリオバトル。

徐々に口コミで広まり、現在では全国の図書館や書店・学校などで

開催されるまでに広がりをみせています。

   「友達の家に遊びに行くと、つい本棚を見てしまいますよね。

   友達の本棚をのぞきこむような気持ちでゲームを楽しんでいただきたい」

とお話しされていた谷口さん。

 

参加者の皆さまには、ビブリオバトルを通じて

今まで読まなかった分野や作家の本と出会い

新たな読書の楽しみを発見するきっかけとなればと思います。

 

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谷口さんの講演の中で使用された、ビブリオバトル公式ガイドブック

『ビブリオバトル入門~本を通して人を知る・人を通して本を知る~』

(吉野英知須藤秀紹大谷裕谷口忠大/監修 ビブリオバトル普及委員会/編著

一般社団法人情報科学技術協会)

は、千代田図書館でもご利用いただけます。

開催の実例や各地の取り組みが紹介されていますので

ビブリオバトルを知りたい・やってみたいという方は、ぜひお手に取ってみてください。

 

ご参加いただいた皆さま、

谷口さん、普及委員会の皆さま、ありがとうございました!

 

 

Posted at:09:00