お茶の水小学校「読書旬間」のおはなし会

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

そのひとつ、千代田区立お茶の水小学校では

春・秋・冬の3回、それぞれ10日間の

「読書旬間(どくしょじゅんかん)」を設け

児童の皆さんが本に親しみ、読書活動を充実させるための

取り組みを行っています。

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今回、6月10日~21日の「春の読書旬間」の締めくくりとして行われた

千代田図書館の司書による「おはなし会」にお邪魔しました!

 

この日は1・2年生向けと4~6年生向けの2回のおはなし会が行われました。

2時間目の授業の時間、まずは4~6年のおはなし会です。

「はじめのおはなし」という短い素ばなしの次は

絵本『半日村』斉藤隆介/作 岩崎書店)の読み聞かせです。

大きな山が村の後ろにあるせいで、半日しか陽が当たらない半日村。

村の子・一平は、そんな村のためにある行動を起こします…。

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↑みんなおはなしに聞き入っています。

 

絵本のあとは、長崎弁の歌が楽しい手あそび「でんでらりゅうば」

素ばなし『こすずめのぼうけん』(ルース・エインスワース/作 福音館書店)と続き、

最後は『落語絵本 じゅげむ』川端誠/作 クレヨンハウス)です。

落語でおなじみの長い長い名前を、本に合わせてみんなで言ってみるのですが

文字を見なくても、すらすらと言える子が多くて驚きました!

 

続いて3時間目は1・2年生のおはなし会です。

こちらも「はじめのおはなし」から。

絵本は『ねこのくにのおきゃくさま』(シビル・ウエッタシンハ/作 福音館書店)です。

働き者だけど楽しみのない「ねこのくに」に不思議なお客様がやってきて…。

読んだ後、「このおはなしで、誰がどんなことに挑戦してたかな?」

司書の呼びかけに、元気のいい声がたくさんあがりました。

 

手あそびは「もしもしかめよ」です。

おなじみの歌に合わせて、ちょっと難しい手の動きに挑戦しました。

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続いて、こちらでも素ばなし『こすずめのぼうけん』です。

1・2年生は、マイクを使わないおはなしにも

しっかり耳を傾けて、上手に聞けていました!

 

最後に詩「いろんなおとのあめ」(『へんなかくれんぼ』より 岸田衿子/作 のら書房)。

朗読に合わせて、いろんな雨の音をみんなの声で表現しました。

 

今回のような「おはなし会」のほかに

読書旬間中の給食には、図書室の本にちなんだメニューが出たり、

秋・冬の読書旬間ではお茶の水小学校の前身である

錦華小学校の卒業生・夏目漱石にちなんだ「漱石暗唱コンテスト」が開催されるなど

さまざまな読書への取り組みが行われています。

(「漱石暗唱コンテスト」についての過去の記事はコチラ

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お茶の水小学校の皆さん、ありがとうございました!

今後も、千代田区内の各学校の読書活動について

このブログでご紹介していきます♪

 

 

Posted at:09:00