昌平幼稚園・保護者会で「読み聞かせ講座」を行いました

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

その派遣先のひとつ、昌平幼稚園の保護者会で、司書が講師を務める

幼稚園児のお母さんのための「読み聞かせ講座」が行われました。

 

講座はわらべうたの実演から始まりました。

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かわいい人形や小道具を使いながら、子どもと一緒に

歌ってくださいね、と司書からのアドバイス。

 

「わらべうたを日常生活の中でもとり入れるといいですよ」

たとえば、「ととけっこうよがあけたまめでっぽうおきてきな」と歌う

わらべうた「ととけっこう」は、朝子どもを起こすときに

“まめでっぽう”のところを子どもの名前に変えて歌ってみると

楽しく起きられるとか。

 

つぎに、絵本の読み聞かせの大切さについてのお話です。

 

「一日5分でも、お母さんの声で読み聞かせをしてあげてください」

絵本の読み聞かせは、子どもが物語の世界と出会うきっかけであり、

聞く耳を育て、豊かな想像力を育む“耳からの読書”です。

 

「よく、読むのが得意ではないからと、司書の方にお願いしたいと言われたり

 俳優さんなどが読んでいるCDのほうがいいのでは?とも言われますが

 そんなことはないんです。ぜひ、お母さんの温かい声で読んであげてください」

 

司書としてのアドバイスだけではなく、自身の子育てのエピソードなども

交えながらのお話に、若いお母さん方も興味津々でした。

 

最後に、絵本の読み聞かせの実演をして講座は終了です。

読んだのは、『ラヴ・ユー・フォーエバー』(ロバート・マンチ/作 岩崎書店)。

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幼稚園児のお母さんである出席者の皆さんにとって

ふだん読み聞かせはしていても、人から本を読んでもらうことは

とても珍しい体験だったのではないでしょうか。

大人が読んでも心を動かされる絵本の世界に、

会場に集まった30名以上の皆さんが、ぐっと入り込んでいたのが印象的でした。

 

参加された皆さま、おつかれさまでした!

昌平幼稚園のある昌平童夢館には、昌平まちかど図書館が併設されています。

お子さんと一緒に、図書館で本を選んで

ぜひ読み聞かせの時間を楽しんでください♪

 

 

Posted at:09:00