四番町図書館のラウンジセミナー
「おはなし会をつくろう―実践読み聞かせ講座―」

四番町図書館で、ラウンジセミナー

「おはなし会をつくろう―実践読み聞かせ講座―」が開催されました。

このセミナーは、ご家庭での読み聞かせに活かしたいという方や

図書館などでの読み聞かせボランティアを行いたいという方を対象にした

2回連続の講座です。

講師を務めるのは、 毎週金曜日と第4日曜日におはなし会 を行う

四番町図書館の宮崎館長です。

 

1回目の今回、テーマは「プログラムをたてる」です。

講座はまず、素ばなし『蛙ぼたもち』で、受講者の皆さんに

おはなしを聞く体験をしていただくことから始まりました。

 

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絵を見ながら読む絵本と違って、耳だけでおはなしを聞いていると

大人でも、聞きながら頭の中に様々なイメージがふくらみ、

おはなしの世界へ引き込まれます。

 

子どもたちの想像力や集中力を伸ばし、本を好きになってもらうきっかけとして

欠かせないのが、お母さんやお父さんといった家族や親しい人にしてもらう

おはなし読み聞かせだといいます。

 

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「個々の絵本やおはなしを結びつけて、聞いている子どもたちを

  おはなしの世界に誘うプログラム作りは、おはなし会を作るうえで

  重要な要素です」と宮崎館長。

 

図書館で行うおはなし会でも、子どもたちを飽きさせないよう

手あそびを効果的に使ったり、ストーリー性を感じられるプログラム作り

したりと工夫しています。

 

つぎに、実際に絵本を何冊も挙げながら、絵本の種類やその特徴、

子どもの発達にあわせた絵本の選び方などが話されました。

 

「絵本選びに迷ったら、自分が読んでみて言葉が

  すんなりいくもの、ひっかからないおはなしを選ぶとよいです」

「読む自分が好きだから選ぶ、ということでもいいんですよ」

 

さらに、おはなし会を作るために必要な

具体的なプログラムの作り方や、読み聞かせに集中できる会場の作り方に加えて

絵本を読み聞かせするときに心がけたい、

読み方や絵本の持ち方・めくり方のコツも実演しました。

 

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「表紙、見開き、扉も順を追ってしっかり見せましょう。

 自分が読むときと同じようにめくりながら読んであげてください」

 

この講座では、次回の第2回に受講者が

自分で選んだ絵本の読み聞かせを行い、講評しあうということで

和やかなムードの中でも、皆さん真剣に聞き入っていました。

 

定員数を大幅に上回る、たくさんの方々にご参加いただいた

四番町図書館ラウンジセミナーの様子をお伝えしました!

皆さん、次回の読み聞かせ実践も頑張ってくださいね。

 

 

Posted at:09:00