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2014.05.21
本と出会う読書サロン 第8期オープニングイベントを開催しました! |
5月20日(火)、「本と出会う読書サロン」第8期の
スタートとして新規メンバー募集をかねた
講演会「雑誌制作の現場から~取材・制作のおもしろさ楽しさ~」
を開催しました。
講師は、女性向け雑誌『ゆうゆう』の編集長として活躍中の
子安 啓美(こやす・ひろみ)さんです。
主婦の友社で長らく、雑誌の編集にかかわってきた子安さん。
女子大生向け雑誌、OL向け雑誌、女性向けの旅雑誌
そして「アラサー」という言葉を生み出した
ファッション誌『GISELe(ジゼル)』の編集を経て
2007年よりシニア向け女性誌『ゆうゆう』の編集に。
2012年4月からは編集長を務めています。
「アラサー女子」をターゲットにしていた雑誌から
50代、60代…なんと90代の女性までが愛読する雑誌への異動。
普通のファッション誌とはひと味もふた味も違う『ゆうゆう』の
雑誌作りについて、楽しくお話しいただきました!
「ターゲットの細分化がどんどん進む女性誌の中で
『ゆうゆう』は読者が卒業しない雑誌なんです」
トレンドをむやみに追及するよりも、
日々楽しく暮らすことを提案するのが『ゆうゆう』のモットー。
制作のスケジュールも少し変わっていて、丁寧な誌面作りのため
かなり先の販売分まで、3~4冊を同時進行で編集していくのだそうです。
年に一度の「私の挑戦」大賞は、読者がその年に挑戦した
エピソードを投稿し、大賞を決めるというもの。
毎年500通以上もの応募が寄せられる『ゆうゆう』の名物企画です。
「2013年の日本女性の平均寿命は86.35歳。
常に新たなことにチャレンジし続ける読者の方々に支えられて
50代の私はまだまだ若造だと実感しながら本を作っています」
40~50代の担当編集者は「自分自身のお母さんを意識して」
また定年を迎えた社員も編集会議に加えるなど、
『ゆうゆう』ならではの読者に寄り添った雑誌作りの現場のお話を
聞くことができました。
講演の後半では、子安さんがこれまでに遭遇、また見聞きした
さまざまなハプニングや失敗談をお話しいただき、
和やかな雰囲気の中、参加者からの質問にも丁寧にお答えいただきました。
参加された方からは
「普段知らない世界の話を聞けてワクワクした」
「接点のない世代の雑誌だったが興味がわいた」などの声を
いただくことができました。
子安さん、ありがとうございました!
「本と出会う読書サロン」では、第8期メンバーの募集を行っています。
詳しくはコチラをご覧ください。
Posted at:16:00