本と出会う読書サロン 第8期オープニングイベントを開催しました!

 

5月20日(火)、「本と出会う読書サロン」第8期の

スタートとして新規メンバー募集をかねた

講演会「雑誌制作の現場から~取材・制作のおもしろさ楽しさ~」

を開催しました。

 

講師は、女性向け雑誌『ゆうゆう』の編集長として活躍中の

子安 啓美(こやす・ひろみ)さんです。

 

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主婦の友社で長らく、雑誌の編集にかかわってきた子安さん。

女子大生向け雑誌、OL向け雑誌、女性向けの旅雑誌

そして「アラサー」という言葉を生み出した

ファッション誌『GISELe(ジゼル)』の編集を経て

2007年よりシニア向け女性誌『ゆうゆう』の編集に。

2012年4月からは編集長を務めています。

 

「アラサー女子」をターゲットにしていた雑誌から

50代、60代…なんと90代の女性までが愛読する雑誌への異動。

普通のファッション誌とはひと味もふた味も違う『ゆうゆう』の

雑誌作りについて、楽しくお話しいただきました!

 

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「ターゲットの細分化がどんどん進む女性誌の中で

『ゆうゆう』は読者が卒業しない雑誌なんです」

トレンドをむやみに追及するよりも、

日々楽しく暮らすことを提案するのが『ゆうゆう』のモットー。

制作のスケジュールも少し変わっていて、丁寧な誌面作りのため

かなり先の販売分まで、3~4冊を同時進行で編集していくのだそうです。

 

年に一度の「私の挑戦」大賞は、読者がその年に挑戦した

エピソードを投稿し、大賞を決めるというもの。

毎年500通以上もの応募が寄せられる『ゆうゆう』の名物企画です。

「2013年の日本女性の平均寿命は86.35歳。

常に新たなことにチャレンジし続ける読者の方々に支えられて

50代の私はまだまだ若造だと実感しながら本を作っています」

 

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40~50代の担当編集者は「自分自身のお母さんを意識して」

また定年を迎えた社員も編集会議に加えるなど、

『ゆうゆう』ならではの読者に寄り添った雑誌作りの現場のお話を

聞くことができました。

 

講演の後半では、子安さんがこれまでに遭遇、また見聞きした

さまざまなハプニングや失敗談をお話しいただき、

和やかな雰囲気の中、参加者からの質問にも丁寧にお答えいただきました。

 

参加された方からは

「普段知らない世界の話を聞けてワクワクした」

「接点のない世代の雑誌だったが興味がわいた」などの声を

いただくことができました。

 

子安さん、ありがとうございました!

 

「本と出会う読書サロン」では、第8期メンバーの募集を行っています。

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:16:00