千代田ディスカバリーミュージアム
『時代小説の舞台を歩く名作・名店ツアー』を開催しました!

 

5月2日(土)、千代田区ミュージアム連絡会設立10周年企画として

千代田ディスカバリーミュージアム 神保町・御茶ノ水エリア編

『時代小説の舞台を歩く名作・名店ツアー』を開催しました!

 

平成17年、千代田区内に集積する文化や芸術等の知的資産を

より有効に活用するために区内の美術館や博物館が集まって

設立された「千代田区ミュージアム連絡会」

その設立10周年を記念して、千代田区内の様々な文化資源を巡る

3つのツアーが企画されました。

 

そのひとつとして、千代田図書館コンシェルジュ

「時代小説」をテーマに神保町、御茶ノ水エリアを

ご案内するツアーを行いました。今回はその模様をレポートします♪

 

ツアーは、千代田図書館内での

コンシェルジュによるブックトークからスタート。

 

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テレビドラマなどでもおなじみ、池波正太郎の『鬼平犯科帳』

主人公・長谷川平蔵の役宅は江戸の「清水門外」という設定。

つまり、現在の千代田図書館のあたりなのです!

この他にも、野村胡堂の『銭形平次捕物控』

高田郁の『みをつくし料理帖』シリーズなど、数々の時代小説に

ゆかりのある千代田区内のスポットを、本とともにご紹介しました。

 

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ブックトークの後は2班に分かれ、いよいよツアーに出発!

千代田区役所の正面玄関からすぐに、先ほどご紹介した清水門が見えます。

 

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九段下から神保町へ向かうときに通る俎橋(まないたばし)

千代田図書館へご来館の方にはおなじみのこの橋も、

『鬼平犯科帳』や『みをつくし料理帖』シリーズなど

多くの小説に登場します。

 

小説の舞台であると同時に、書店通いや資料集めに通った作家の

エピソードにも事欠かない本の街・神保町。

古書店街の真ん中でみなさんお待ちかねの昼食タイムです!

美食家としても知られる池波正太郎が愛した

中華料理の老舗・揚子江菜館へ。

 

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右の写真は看板メニューのひとつ、昭和8年に誕生した

元祖冷やし中華「五色涼拌麺」

池波正太郎がお土産に買って帰ったというシュウマイも

召し上がっていただきました。

 

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揚子江菜館を出て、さらに神保町古書店街を進みます。

 

駿河台下の交差点を明大通りへ。

この通りにも池波正太郎ゆかりの名店があります。

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よく立ち寄り、モカを飲んでいたという古瀬戸珈琲店

宿泊しては選考委員を務めた直木賞の候補作を読んだり、

絵を描いていたという山の上ホテルをご紹介しました。

 

少し歩いたらこのツアーの最終目的地、明治大学博物館へ到着。

ここには江戸時代の捕物(現代の警察・裁判制度)に

使われた道具が数多く収蔵されています。

まずは学芸員の外山徹さんにレクチャーをしていただきました。

 

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小説でよく目にする「奉行」「与力」「同心」とは、

実際にはどんな人々で、どんな仕事をしていたのでしょう。

所蔵品のスライドを見ながら解説を聞きます。

 

レクチャー終了後は、展示室の見学に加えて

普段は見ることのできない博物館の裏側、

収蔵庫を見せていただきました!

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今後の展示を待つ品々が眠る収蔵庫の見学。貴重な体験になりました!

 

ツアー中にご紹介した橘昌文銭堂銭形平次最中

お土産にお持ち帰りいただき、盛りだくさんの

ディスカバリーミュージアムツアーは終了。

ご参加くださったみなさま、おつかれさまでした!

Posted at:18:00