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2015.06.17
番町小学校で「出張読み聞かせ講座」 |
今年度から、千代田区読書振興センターが区内の学校からの
要請に応じて開催している「出張読み聞かせ講座」。
千代田図書館の学校支援担当司書が、区内の学校へ出張して
小学生~高校生の子どもたちに講座を行います。
先月は、千代田区立番町小学校で、5・6年生の図書委員会に
出張して「読み聞かせ講座」を行いました!
講座を受けてくれたのは5・6年生からなる
図書委員会の16名の皆さん。
低学年向けの絵本や読み物が集まる図書室「ごろんちょ」の
畳に座って、リラックスした雰囲気で講座が始まりました。
「まずは、絵本を読み聞かせするときの
悪いお手本を見せるね。どこがよくないかな?」と
司書が読んで見せます。
「読む声が小さくて聞こえないよ~!」
「絵本をまっすぐ持たないと見えづらい」
…と、みんなから声があがります。
本の持ち方、ページのめくり方や声の大きさ、体の向き…。
「読み聞かせのコツ」は、自分で本を読むときとどう違うかな?
司書が実際にやって見せて教えていきます。
左が「悪いめくり方」、右が「いいめくり方」
聞いている相手のことを考えてあげるのが大切なんですね。
読み方のほかに、本の選び方の話も。
「絵が細かい本は、自分で読むのは楽しいけど
読んであげるのには難しいかもね…。
本の大きさや、文字の多さにも注目してみて。
それから、一番大事なのは“自分の好きな本”を選ぶこと!」
5・6年生の図書委員会では、低学年の児童に
絵本を読み聞かせすることを計画しています。
どんな本を読んであげたらいいかな?
自分たちで読み聞かせの練習に使う本を選びます。
先生や司書にも相談しながら1人1冊絵本を選んだら、
グループに分かれて読み聞かせの練習スタート!
ベルが鳴るまでの間、さっき聞いたコツを意識しながら
友達に読み聞かせをしてみます。
練習タイムが始まると、読む子も聞く子もみんな真剣!
グループの全員が読み聞かせの練習をしたところで
今回の講座は終了です。
参加した児童の皆さんからは
「みんなで読みあうのははじめてでおもしろかった」
「相手のことを考えないといけないのがむずかしかったけど、
練習してうまくなりたい」
という声が聞かれました!
「読んであげる」という、子どもたちにとっては新鮮な体験を通して
ますます本に親しむことができる読み聞かせ講座。
千代田図書館では、学校に出張してのさまざまな講座に
今後も取り組んでいきます!
Posted at:13:40