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2015.06.25
コンシェルジュ通信Vol.2:お客様になって街歩き見学会を体験してきました! |
千代田図書館コンシェルジュは、館内の総合案内や館内ガイドツアーのほかに
千代田区内の文化施設やイベント、店舗情報などのご案内も行っています。
日ごろから区内の情報収集につとめ、時には案内される側に立って
お客様目線から学ぶための研修を行っています。
今回は、6月1日月曜日に開催された
「東京国際フォーラム・日生劇場を訪ねて」街歩き見学会に
コンシェルジュ2人が参加したときの様子をご紹介します!
見学会は東京国際フォーラムのガラス棟地下1階からスタート。
案内してくださったのは、NPO法人建築から社会に貢献する会の方々です。
近隣にお勤めの方や、建築関係のお仕事の方など20名程が参加していました。
東京国際フォーラムはガラス張りの外観が素敵な建物ですが
中に入って見上げると、吹き抜けの大空間と天井の鉄骨の迫力に圧倒されます。
「天井までの高さはおよそ60m、長さは200mあります。
建物は、そばを通る線路のカーブにあわせて、船の形をしているんですよ」
との解説を聞いて、より一層、建物の大きさとユニークさを実感しました。
東京国際フォーラムは、旧東京都庁舎が新宿に移転した跡地に
旧都庁に替わる新たな東京のシンボルとして、1997年にオープンした大型文化施設です。
この土地や建物の歴史は、ガラス棟のスロープの写真パネルで見ることができます。
また正面入り口には、江戸城を築いた太田道灌(おおたどうかん)の像(写真左)や
旧都庁の跡地であることを示す「東京府庁舎跡石碑」(写真右)など
東京都の歴史が感じられるスポットがあることを、今回初めて知りました!
みなさんはご存じでしたか?
このあとは大手町のオフィス街を徒歩で移動し、日比谷にある日生劇場へと向かいます。
1963年に開館した日生劇場は、当時の日本生命社長・弘世現(ひろせげん)氏の
「子どものために本物の空間を」という思いが込められた青少年のための劇場です。
開館から50年以上を経ても雰囲気が変わらないように、当時のスタイルを保ち、
補修して使い続けている設備が多いのだとか。
利用者が多少なりとも不便を感じそうなことは、
スタッフ同士で連携をとり、すべてマンパワーで対応するのだそうです。
お客様に満足していただくことを第一に考えて動く、というおもてなしの姿勢に
あらためて気が引き締まる思いがしました!
劇場の中には、非日常の空間が広がっていました。
ガラスタイルの装飾や、天井にちりばめられた2万枚のアコヤ貝がキラキラ輝きます。
壁や天井は見た目が美しいだけでなく、うねうねとした曲面になっていて
これが素晴らしい音響効果を生むのだそうです。
じっと眺めていると、生き物のお腹の中にいるような不思議な気分に。
解説によると、舞台の上から劇場全体を見渡すことができる役者さんは、
『大きな存在に抱かれているような』気持ちになるのだそうです。
このほか日生劇場では、廊下の隅々から階段の裏側、お手洗いに至るまで
職人のこだわりが詰まった空間づくりを見せていただき、見学会は終了。
特色のちがう2つの建物を見学し、それぞれの果たす役割を知り
千代田区内の施設の歴史や魅力に触れることができました。
また、大人数のお客様に気を配りながらの移動と
全員に伝えるご案内のむずかしさを実感し、多くの学びを得ることができました。
これからのご案内にしっかりと活かしていきたいと思います。
図書館へお越しの際は、ぜひコンシェルジュブースへお立ち寄りください。
千代田区の魅力の数々をお伝えできるよう、日々情報収集してお待ちしています!
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NPO法人建築から社会に貢献する会
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Posted at:17:00