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2015.11.11
コンシェルジュツアー「ふたたび出会う なつかしの漫画」編を開催しました! |
11月7日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー
「ふたたび出会う なつかしの漫画」編を開催しました!
恒例のコンシェルジュツアー。今回は、「なつかしの漫画」をテーマに
神保町古書店街で、様々なジャンルの漫画を扱う古書店をご案内したあと
まんがとサブカルチャーの専門図書館「明治大学 米沢嘉博記念図書館」で
なつかしくもディープな漫画の世界をお楽しみいただきました。
まずは千代田図書館で、コンシェルジュがおすすめする
なつかしの漫画をもっと楽しめる本の数々をご紹介。
本を紹介しながら、昭和の名作漫画から
戦後の貸本屋漫画の時代をさかのぼり、古くは江戸時代の本まで、
漫画の歴史についても簡単にお話ししました。
ツアーコースの説明後、2班に分かれていよいよ神保町へ!
まずは千代田図書館からも近い、集英社神保町3丁目ビルの
集英社ギャラリーを訪ねました。
こちらでは、集英社が発行する人気漫画の複製原稿展などの展示を
気軽に楽しむことができます。
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集英社ギャラリー
【所在地】 神田神保町3-13 集英社神保町3丁目ビル1階
【営業時間】月曜日~金曜日/午前9時30分~午後5時30分
【入館料】 無料
(展示テーマは随時変更され、漫画以外の出版物展示の時期もあります)
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今回のツアーでも、神保町にある個性豊かな古書店の数々をご紹介しました!
外国コミックの古書も扱うサブカルチャー書籍の古書店@ワンダー。
なつかしいグッズや漫画家の直筆原稿なども揃う
絶版漫画専門の古書店夢野書店。
この他にも、絶版漫画本コーナーを設けている澤口書店神保町店や
「北斎漫画」など江戸時代の漫画本も見つかる和本の専門店大屋書房などに加え
コミック高岡や書泉グランデなど、漫画の新刊書が豊富な書店もご案内。
また、ツアー中には千代田区立お茶の水小学校の構内にある
千代田区ゆかりの文学者、夏目漱石の碑もご紹介しました。
漱石と漫画?と不思議に思われるかもしれませんが、夏目漱石は
大正時代から朝日新聞紙上で時事漫画を描いた「現代マンガの父」とも呼ばれる
岡本一平を絶賛し、その漫画集に序文を寄せています。
また、漫画評論家として活躍中の夏目房之介さんは漱石の孫としておなじみですね。
1時間ほどのツアーを経て、今回の最終目的地
明治大学 米沢嘉博記念図書館へ到着!
こちらは、漫画評論家の故・米沢嘉博さんが遺した膨大な蔵書を
有料の会員制で閲覧できる、漫画とサブカルチャーの専門図書館で
明治大学が計画する「東京国際マンガ図書館」(仮称)の先行施設として
2009 年10月に開設されました。
図書館スタッフの斎藤さんに、現在開催中の展示
「江口寿史展 KING OF POP SideB」の解説をしていただいた後は
ふだん一般の利用者が入ることのできない閉架書庫も見せていただきました!
読み捨てが当たり前だった漫画雑誌をコレクションしていた
米沢さんの蔵書に加え、1980年代以降は友人や評論家仲間からも
集まったという漫画雑誌の蔵書は、圧巻のひとこと。
まだ資料の整理は続いており、斎藤さんによると
「あと2年くらいかかりそうです」とのこと。
発行した出版社がすでになくなっているなどの事情で、
国立国会図書館にも所蔵されていない資料もあるそうです。
参加者のみなさまからは「これ読んでたよ!」「なつかしい!」と声があがり
それぞれが、なつかしい漫画雑誌の背表紙に思いをはせていました。
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明治大学 米沢嘉博記念図書館 まんがとサブカルチャー
【所在地】 猿楽町1-7-1
【開館時間】月曜日・金曜日 午後2時~8時
土曜日・日曜日・祝日正午~午後6時
(会員登録と閲覧・複写申込は閉館30分前まで受付)
【休館日】 火曜日~木曜日、年末年始、特別整理期間
【会員種別】1日会員/300円、一般会員/年間6,000円など
(18歳以上に限る)
※1階の展示室は無料で観覧できます。
※詳しくはコチラをご覧ください。
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立ち寄った古書店や明治大学米沢嘉博記念図書館のみなさま、
ありがとうございました!
ご参加くださったみなさま、おつかれさまでした。
Posted at:16:00