コンシェルジュ通信Vol.7:東京名物神田古本まつり 今年もにぎわいました!

 10月23日のブログでもお知らせした

「第56回東京名物神田古本まつり」

10月23日から11月1日に開催されました。

コンシェルジュも期間中は毎日、

神保町にある「本と街の案内所」に出張して、

神保町で本探しをする方々のお手伝いをしたり、

美味しいお店のご紹介や道案内をしていました。

 

コンシェルジュが案内所でご対応する人数は、

通常時は1日あたり平均30名から50名程度なのですが、

神田古本まつり期間中は平日でも90名から200名、

週末は150名から400名の方が訪れ、大にぎわいでした!

 

神田古本まつり期間中には、いつもとはひと味違った質問も

コンシェルジュに寄せられます。

今回、特に印象的だったのは

「岩波ブックセンターの横に出ている古本屋さんのワゴンに、

 狸のはく製みたいなものが置いてあったのですが、

 みんながお賽銭をあげたりしていたのは何ですか?」

というご質問。

岩波ブックセンターの近くの「青空掘り出し市」会場に行ってみると、

狸のはく製をワゴンに置いている古書店さんを見つけました!

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そのお店は「二の橋書店」という町田市にある古書店さんで、

神保町では「古書かんたんむ」が運営している、

「神保町古書モール」にも出店していらっしゃるとのこと。

 

狸のはく製の横には

「幸せ狸の由来 昭和の初め、中津川(丹沢)で捕獲された狸で

 その後死ぬまで大切に飼われました。

 一生を幸せに暮した狸は、

 恩返しに持主を幸せにしたと言われています。

 頭を撫でてご利益を授かってください」

という貼り紙がありました。

 

お店の方に詳しくたずねてみると、

「この狸のはく製は自分が飼っていたものではなく、

 引っ越しをされるというお客様から引き取ったものです。

 毎年、神田古本まつりに連れてきて、

 幸運のおすそ分けをしているんですよ。

 ちなみに、みなさんが置いて行かれたお賽銭は、

 水道橋の三崎神社に奉納しています」

とのことでした。

幸せ狸をワゴンに置くのは毎年の恒例だそうですので、

来年はみなさんも探してみてはいかがでしょうか?

 

「本と街の案内所」では今回の神田古本まつりにあわせて、

お客様のご要望に応じてスタッフがお店をセレクトし、

オリジナルのマップをプリントアウトしてお渡しするという

新しいサービスを開始しました。

(サービス提供:NPO法人連想出版

 

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いずれはお茶の水のワテラスにある「お茶ナビゲート」と同じように、

お客様ご自身でマップを作製できるようなサービスを展開していく予定です。

ますます進化する「本と街の案内所」では

神田古本まつり期間以外も神保町の街案内を行っています。

千代田図書館コンシェルジュも平日の11時30分から15時まで

出張していますので、どうぞお立ち寄りください。

 

「本と街の案内所」

【住所】千代田区神田神保町1丁目7-7

【営業時間】11時30分~18時

【定休日】日曜・祝日

Posted at:13:20