日比谷図書文化館で「THE NIPPON POSTERS」展

12月4日より、千代田区立日比谷図書文化館

DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展

「THE NIPPON POSTERSが行われます。

 

中央区銀座にある、グラフィックデザインの専門ギャラリー

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(略称:ggg

この12月から来年の4月まで改装により休館となるため

いつものギャラリーから場所を移しての展覧会になります。

 

DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展

「THE NIPPON POSTERS

 

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近年、その魅力が見直されている日本美術ですが、

たとえば狩野永徳や長谷川等伯の障壁画、本阿弥光悦、

俵屋宗達から尾形光琳、そして酒井抱一に至る琳派、

喜多川歌麿・葛飾北斎・東洲斎写楽等の浮世絵、

そして若者にも絶大な人気を誇る伊藤若冲など、

そのいずれもが、現在で言う「デザイン」という言葉で表現できる

特質を内包していることがわかります。

そして、戦後のグラフィックデザイン黎明期から今日までの

現代日本のポスター作家たちは、西洋文化の大いなる洗礼を

受けながらも、日本独特の伝統美の血脈を感じさせる傑作を、

数多く生み出してきました。

 

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「JAPAN」(永井一正、1988年)

 

本展ではDNPグラフィックデザイン・アーカイブの収蔵品の中から、

「日本の伝統美」という視点で選ばれた、幅広い世代の

ポスター129点を一堂にご紹介いたします。

絵と文字の融合、大胆な色面使い、象徴的モチーフの引用など、

作家それぞれの個性の中に垣間見られる「NIPPON」をぜひお楽しみください。

 

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「Nihon Buyo」(田中一光、1981年)

 

【会 場】日比谷図書文化館 1階特別展示室

【会 期】2015年12月4日(金曜日)~23日(水曜日)

     ※12月21日(月曜日)は休館日

【時 間】午前11時~午後7時

     (土曜日午後6時、日曜日・祝日午後5時まで)

     ※入室は閉室30分前まで

【入場料】無料

【主 催】公益財団法人DNP文化振興財団

【協 力】千代田区立日比谷図書文化館

【監 修】永井一正、柏木博

 

日比谷図書文化館の図書フロア3階、ブルー・ゾーンには

アートやデザインの資料も数多く所蔵しています。

「日本の伝統美」というテーマで選ばれた

名作ポスターの数々とともに、本との出会いもぜひお楽しみください!

Posted at:10:20