「タイピングスケープス―モダニズム以降のレターヘッド」展

レターヘッドとは、企業などが用いる専用書簡(レター)用紙で

便箋の上部に社名・団体名やシンボルマーク、所在地などをあしらったもの。

日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、欧米各国では広く使われ

封筒、名刺と合わせてその企業などの「顔」の役割を担います。

 

現在、紙の専門商社竹尾見本帖本店2Fで行われている

「タイピングスケープス―モダニズム以降のレターヘッド」展では

デザイナーで彫刻家の五十嵐威暢(いがらし・たけのぶ)さんが収集し、

竹尾に寄贈したコレクションから選りすぐりのレターヘッドを展示しています。

 

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会場では、ドイツのグラフィックデザイナー、ヤン・チヒョルト

ヘルベルト・バイヤーが手がけた1920年代のレターヘッドを始めとして、

戦後から現在に至るまでの、欧米のデザイン史を凝縮したような

レターヘッドの変遷を見ることができます。

 

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企業の品格を表す、洗練されたデザインのものから

くすっと笑えるイラストや、紙にほどこされたしかけが楽しい

遊び心あふれる個人のレターヘッドまでさまざま。

貴重なコレクションを、この機会にぜひご覧ください♪

 

展示されているレターヘッドの一部は

2016年版竹尾デスクダイアリーにも掲載されています。

紙、デザイン、造本などすべてにこだわった竹尾オリジナルのダイアリーは

会期中、こちらで特別限定販売されています。(3,500 円+税)

 

また、会場では、レターヘッドなどに使われる

竹尾のステーショナリーペーパー16種も紹介されています。

 

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紙の種類やコットン含有率が記された透かし(丸で囲んだ部分)は、

品質を保証するためのもの。

手に取るだけで、背筋が伸びるような気がする

上質なステーショナリーペーパーは、

見本帖本店の1Fで購入することもできます。

 

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「タイピングスケープス―モダニズム以降のレターヘッド」展

【会 場】 株式会社竹尾 見本帖本店2F

      (神田錦町3-18-3)

【時 間】 午前10時~午後7時

【期 間】 開催中~2016年1月15日(金曜日)

      ※1月5日(火曜日)は午後6時まで

【休館日】 12月29日(火曜日)~1月4日(月曜日)

      土曜日、日曜日、祝日

【入場料】 無料

詳しくは→コチラ

Posted at:10:30