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2016.05.31
コンシェルジュツアー「散歩の達人」編を開催しました! |
5月28日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー
「散歩の達人」編を開催しました!
今回は、6月25日(土)まで千代田図書館9階 展示ウォールで開催中の
企画展示「『散歩の達人』とともに振り返る千代田の街の20年」との
コラボレーション特別企画です。
まずは、今年で創刊20周年を迎えた「散歩の達人」編集長の
武田憲人(たけだ・けんじん)さんに
「散歩の達人20年で、忘れられないこの10冊」 と題して
印象深いバックナンバーについてお話しいただきます。
「いろいろあった20年間、雑誌にとって、というより
個人的にどうしても忘れられない10冊を選びました」と武田編集長。
神保町を特集した号はもちろん、
銀座・秋葉原などの特集号、“横丁”“下町”などのエリア特集、
今では「散歩の達人」の人気特集“喫茶&カフェ”などなど……
その当時のことをふり返りながら、苦労話や読者からの反響など
雑誌づくりの裏側をお聞きすることができました!
20年間で出会った人々とのエピソードも盛りだくさん。
はじめて神保町を特集した1996年4月号の
「神保町まちのウワサ大検証」で取りあげ、ニッコリ笑った顔が
忘れられないという大野カバン店の名物おばちゃん。
お会いできて感激したという、『居酒屋礼賛』の著者森下賢一さんに
“下町の特性とは”インタビューでたっぷりと語ってくれた
思想界の巨人・吉本隆明さんと、次つぎに登場します。
中でも印象的だったのは、2005年11月号のインタビューで
写真家で文筆家の藤原新也さんが、房総に住む理由を聞かれ
「猫っていうのは隙間があるから生きられる。猫も住めない空間は
おそらく冷たい空間だと。房総は“猫度”がダントツに高いんだよ」
と答えたというエピソードを紹介しながら、
「もしかしたら、人間もそうなんじゃないかな?と思いました。だから
街の“隙間”を見つけることが『散歩の達人』の役割なんじゃないかなと」
と話されていたこと。
これまでの20年間を知ることで、
これからの「散歩の達人」がますます楽しみになりました!
トークの後はいよいよ神保町へ出発。
こちらでも、バックナンバーを振り返りながら
「散歩の達人」誌上で紹介された神保町のおすすめスポットを
千代田図書館のコンシェルジュがご案内しました。
2015年8月号「散歩的東京百景」特集に掲載された
矢口書店と古賀書店の看板建築は、神保町を代表する風景。
1996年11月号、2005年10月号で2回にわたり掲載され
詳しく“解剖”された神田古書センタービル。
それぞれの掲載号と現在のお店を比べながらご紹介しました。
神保町の魅力は書店以外にもたくさん。
この日開催されていたすずらんまつりで賑わう通りから路地へ入って
神保町ならではの喫茶店や居酒屋などもご紹介。
武田編集長のトークにも登場し、1996年11月の
「神保町まちのウワサ大検証」に掲載された
「ジョン・レノンモデルの眼鏡を売るお店」三鈴堂眼鏡店は、
ツアーの最終目的地「本と街の案内所」のお隣。
ツアー終了後、すずらんまつりへ足を運ぶ参加者も多く見られました。
皆さま、ぜひこれからも神保町散歩をお楽しみくださいね♪
武田編集長、立ち寄らせていただいたお店の皆さん、
ありがとうございました!
そしてご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした!
Posted at:15:00