「夏のわくわく課外授業2016」レポート①【国語・算数】

千代田図書館の、小学4~6年生とその保護者を対象にした

夏休み恒例イベント「夏のわくわく課外授業2016が今年も始まりました!

今回は、国語算数の授業風景をレポートします♪

 

◆◆8月9日 国語◆◆

「短い小説“ショートショート”を書こう」

 

国語の授業を担当してくださったのは、

ショートショート作家の田丸 雅智(たまる・まさとも)さんです。

 

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子どもから大人まで、幅広い世代に読まれているショートショート。

昨年、ショートショート大賞を創設し、審査員長を務めるなど

2011年のデビュー以来、新世代のショートショート作家として活躍中の

田丸先生が教えてくれるのは、原稿用紙1~3枚程度の

とても短い小説“超ショートショート”の書きかたです。

 

授業のはじめに、

「今日はこれから、子どもも大人もかならず1人1作

“超ショートショート”を創作してもらいます」と田丸先生。

参加者のみなさんからは

「え~!いきなり書けないよ」「大人も書くの?」という声が。

本当に、誰でも90分で小説が書けるようになるのでしょうか?

 

田丸先生いわく、ショートショートとは「短くて不思議な物語」

今日はワークシートを使って、3つのプロセスで物語を作ります。

①不思議な言葉を作ろう

②不思議な言葉から想像を広げよう

③物語にまとめよう

 

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身近な言葉を組み合わせて「これはいったい何だろう?」と

想像するだけで、物語のタネが生まれます。

「そのいいところは?」「悪いところは?」ワークシートを

書き進めることで、そのタネを芽吹かせ、育てていきます。

授業の中盤には、子どもも大人も、ぐんぐんと鉛筆を走らせる姿が印象的でした。

 

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「物語に登場人物やセリフを増やしてみると、もっと長い小説になるよ」

「文章を、主人公目線にしてみよう」

など、田丸先生のアドバイスでより本格的な小説に挑戦した子も。

 

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授業の最後はみんなの作った“超ショートショート”の発表会!

「無重力ホーム」「リセットたぬき」「めくってくれる本」…などなど、

タイトルだけで、どんなお話か読んでみたくなりませんか?

みなさんの作品は、9月1日(木曜日)から

千代田図書館9階の第2展示ウォールで

イベントのレポートともに展示する予定ですので、お楽しみに♪

 

田丸先生、ありがとうございました!

 

 

◆◆8月10日 算数◆◆

「親子で楽しむ サム・ロイドの絵パズル」

 

算数の授業をしてくださったのは、

作家で美術家の伴田 良輔(はんだ・りょうすけ)さん

 

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約150年前、生涯10,000作ものパズルを作った

天才パズル作家サム・ロイドの作品をはじめ、今も世界中で愛される

さまざまなパズルを楽しみながら、親子で算数に親しむ授業です。

 

パズルを彩る、愛らしいイラストまでも自分で手掛けていた

サム・ロイドがはじめてパズルを作ったのは、なんと9歳の時。

「今日参加してくれたみんなと同じくらいの歳で、パズルを作っていたんですよ。

 まずは彼の大ヒット作となったパズル“トリック・ドンキー”から

 やってみましょう」と伴田先生。

 

ロバが描かれた2枚の紙と、2人の騎手が描かれた1枚の紙。

この3枚を組み合わせて置くことで、2人が2頭に

うまく乗っている絵にするには?

 

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シンプルなパズルですが、なかなか正解が思いつきません。

子どもも大人も頭をひねって取り組みます。

 

「なかなかうまく置けないでしょ?考え方をちょっとだけ変えてみよう」

と、伴田先生が正解を見せると…

「そうか、わかった!」「なるほど!」「やられた~!」

意外な答えに、つぎつぎにこんな声があがりました。

 

パズルを解くのに大事なのは、「小さな発想の転換」と先生。

この日は、伴田先生のオリジナルパズルも含めて

全部で6種類のパズルに親子で挑戦しました!

 

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こちらもサム・ロイド作、16個の点を6本の線で結ぶ

“貴婦人のクロケー・パズル”

 

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中国や日本でも古くから愛されている、7つの図形を組み合わせて

様々なシルエットを作って遊ぶパズル“タングラム”

 

「今日遊んだ図形のパズルには、将来みんなが学校で習う

 数学の定理が隠れているものがほとんどです。

 公式を使うと難しく思えるけど、こういうパズルをきっかけに

 算数や数学を少しでもおもしろく感じてもらえたらいいな」

と伴田先生。

 

親子そろって問題に取り組み、パズルの楽しさを

感じていただけたのではないでしょうか。

伴田先生、ありがとうございました!

 

ご参加いただいた皆さん、おつかれさまでした!

「夏のわくわく課外授業2016も、残すところあと1教科。

理科「ちよだの虫を絵にかこう フィールドワーク&スケッチ」

まだお申し込み可能です!ぜひ、ご参加ください♪

Posted at:17:00