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2017.03.27
コンシェルジュ通信Vol.23:サクラサク。開運さんぽ |
近年、開運祈願として話題の神社巡り。
図書館にも多くの関連書籍を所蔵しており、調べると
都内だけでも2000社近くの神社があるようです。
その数ある神社の中から今回は、格式高い「東京五社」の1つ
飯田橋にある東京のお伊勢さま「東京大神宮」に参拝し
人気の御朱印をいただいてきました。
ちなみに「御朱印」とは祀られている神様の分身であり
参拝した神様との絆の証とされています。
そこで、まずは絆を結ぶ神様を知るために
少しだけ東京大神宮について調べてみました。
東京大神宮は、明治13年(1880年)に東京から伊勢神宮を
参拝するための「遥拝殿(ようはいでん)」として
日比谷の大隈重信邸跡に創建されました。
その後、関東大震災で社殿が焼失。昭和3年に現在地に移り
社名も「日比谷大神宮」から「飯田橋大神宮」と変更され
さらに、今の社名に改められたのは戦後のことだそうです。
飯田橋駅前の賑やかな大通りから路地に入るとビル群の中に
緑の木々たちが広がる鳥居と神門が見えてきます。
日本で初めての神前結婚式が挙げられたことから
恋愛成就の神社としても名高い東京大神宮。
神門の扉にある「猪目(いのめ)」という魔除けの装飾は
携帯電話の待ち受け画面にすると良縁に恵まれるという
「隠れハート」として話題になっています。
本殿は、都心にありながらゆったりとした空気に包まれた
伊勢神宮と同じ古代から伝わる高床式の神明造(しんめいづくり)。
屋根にある神社特有の千木(ちぎ)には「内削ぎ」と「外削ぎ」があり
祀られている主祭神の性別で形が違います。
東京大神宮は先が地面と平行な「内削ぎ」。
女神「天照大神(アマテラスオオミカミ)」が祀られています。
そして、本殿右にあるご神木とせせらぎの池も開運スポット。
金運アップに良いという縁起物の金魚が泳ぐせせらぎの池では
自然保護の一環として夏には蛍を飼育しているそうです。
本殿参拝後は神門東側にある「飯富稲荷神社」への参拝も忘れずに。
こちらは「飯富(いいとみ)」の名が示すように
衣食住の神、商売繁昌・家業繁栄の神として広く崇敬され
歌舞伎の九代目市川団十郎が信仰していたことから
芸能の神様としても有名です。
初午祭(今年は3月8日)に歌舞伎俳優や役者の方々が奉納した
芸道精進の祈りが込められた絵馬が境内に飾られていました。
成り立ちや歴史を知ると神社巡りにも新しい発見が増えますね。
千代田区にはまだまだたくさんの神社が鎮座しています。
桜の開花を楽しみながら新しい季節のはじまりに
「開運さんぽ」に出かけてみてはいかがですか。
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東京神社研究会/監修 自由国民社
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Posted at:13:55