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2017.08.02
「夏のわくわく課外授業2017」レポート①【国語・社会】 |
千代田図書館の、小学4~6年生とその保護者を対象にした
夏休み恒例イベント「夏のわくわく課外授業2017」が今年も始まりました!
今回は、国語と社会の授業風景をレポートします♪
◆◆7月29日 国語◆◆
「“見る”読書感想文をかこう」
国語の授業の講師は、ワークショップデザイナーの
富山 幸代(とみやま・ゆきよ)さんです。
今回のテーマに合わせ、手描きの画用紙を使って自己紹介をしてくれました。
夏休みの宿題の定番といえば読書感想文。
その感想文を、今回は原稿用紙ではなく画用紙に
イラストや図、文字などを使ってかいていきます。
「とにかく楽しもう!」「手を信じて!」「ヘタって言わない!」
などのお約束をしたら、サインペンを使いこなす練習スタート!
線や○ △ □ など、紙いっぱいに図形を描いて手を慣らしたところで
次は絵を描くことにチャレンジ。
親子でペアになって、お題の絵を描いたりしました。
絵を描くことに慣れてきたら、いよいよ本日のメインテーマ
“見る”読書感想文に挑戦します。
読書感想文を書こうとしたけれど、あらすじを書いてしまっていた
という経験はありませんか?
「描いてほしいのは感想です。本を読んで、こんな気持ちになった とか
これが気になる! 私ならこうしたい! など、感じたことを描いてみましょう」
イラストを使いながら、富山先生が丁寧に説明してくれます。
あらすじと感想文の違いを意識しながら、とりかかりました。
はじめは悩んでいた子も、自分が気になったポイントを見つけてからは
集中してどんどん描き進めていきます。
深く印象に残ったシーンの絵を、とても丁寧にこまかく描いている子も。
白く大きな画用紙が絵や文字でカラフルに埋められていく様子は
見ていてとても楽しかったです。
どれも読んでみたくなるような作品ができあがりました★
みなさんの作品は、9月1日(金曜日)から
千代田図書館9階の第2展示ウォールで
イベントのレポートとともに展示する予定ですので、お楽しみに♪
富山先生、ありがとうございました!
◆◆7月30日 社会◆◆
「図書館で防災くんれん!?」
社会の授業の講師は、防災専門図書館司書の
堀田 弥生(ほった・やよい)さんと矢野 陽子(やの・ようこ)さんです。
自然災害から身を守るために知っておきたいことを、
映像を見たり工作などの作業をしたりしながら学びます。
地震、噴火、大雨、大雪…など自然災害にもいろいろ種類がありますが
今回は大雨と地震について学習しました。
まずは大雨がふったらどうなるかについて。
標高がわかる地図を見ると、同じ千代田区内でも
土地の高低差が30メートル位あることがわかります。
30メートルというと…ビルの1階から10階までの高さとだいたい同じ。
この千代田図書館の子ども室と同じくらいです!
「ここにスーパーがあるから・・・」
目印の建物を頼りに、地図に自宅の位置にしるしをつけて
標高図と照らし合わせて土地の高さを確認します。
「水は高いところから低いところへ流れます
だから、できるだけ高いところに逃げましょう」
でも、一番大事なことは
「危険な場所には近寄らない」
そのためには、大雨情報などを注意深くチェックしておくなど
日頃から気をつけることが大切なんですね。
後半は地震について。
建物の揺れ方の違いを、工作を使って実験しました。
台紙に固定した三種類の高さの違う紙を、いろんなリズムで揺らしてみます。
低い紙だけ揺れたり、揺らす手を止めても高い紙は揺れ続けていたり・・・
これが高い建物だったら、などと揺れ方をみながら想像しました。
揺れる仕組みを知っていると、実際に建物の中で揺れを感じても
落ち着いて行動できそうですね。
最後はみんなで避難訓練をします。
みんなで非常口を確認したあと、さあ出発!
と、思ったら部屋のドアが開きません。
ドアの前に物が置かれ、出口が塞がれてしまっていました。
これは、実際の非常時でも起こるかもしれないことです。
落ち着いて、出口の確保をしましょう。
出口が開いて、こんどこそ出発!
避難のときの合言葉
「お・か・し・も」
(おさない・かけない・しゃべらない・もどらない)
を守って、非常階段を使って10階から1階まで降りました。
普段は入ることのない場所を歩ける、ちょっとわくわくする体験ですが
できればここを使う機会が訪れてほしくないものです。
しかし、災害はいつ起こるかわかりません。
そのときは、ここで学んだことを思い出して行動したいと思います。
ご参加いただいた皆さん、おつかれさまでした!
「夏のわくわく課外授業2017」も、残すところあと1教科。
まだお申し込み可能です!ぜひ、ご参加ください♪
Posted at:14:05