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2017.11.15
図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「喫茶店と本のまち」編を開催しました! |
11月11日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー
「喫茶店と本のまち」編 を開催しました!
今回のテーマは「喫茶店」。
神保町古書店街は、多くの文学者や文化人から長く愛される喫茶店や
新しい形態のカフェなどが数多くあることでも知られています。
第1部トークショーのゲストは、
イラストレーターで喫茶店観察家の飯塚めりさんです。
日々の喫茶店巡りの記録を、かわいらしいイラストやコラムで紹介し
書籍やSNS、ウェブコミックの連載などで人気を博しています。
喫茶店巡りのイラストを描きはじめる前から
神保町がお気に入りの街だったという飯塚さん。
著書『東京喫茶帖(カフェノート)』(カンゼン)に掲載のものをはじめ
数多くのイラストをスライドで紹介しながら、
神保町でお気に入りのお店についてたっぷりお話しいただきました!
喫茶店を訪れるときには、ドリンクや食べ物のメニューはもちろん、
その内装にも注目するという飯塚さん。
「そのお店のメニューや内装で、店主がどういう人なのか、
どんなものが好きなのか想像しながら楽しみます」
飯塚さんが特に「思い入れが強い」と語ってくれたのは
神保町の隠れ家的名店「トロワバグ」。
ほっとできて好きだという、このお店の内装デザインについて調べたことを
きっかけに、東京の喫茶店の歴史へとつながっていったというお話は、
“喫茶店学”とも呼べるようなものでした!
連載中のウェブコミック『カフェイン・ガール』の最新回には
神保町のカレーが自慢の喫茶店や、
飯塚さんお気に入りの書店のエピソードが満載。
作品にも登場する「Café HINATA-YA」を、今では珍しい
手動エレベーターの実際の写真をまじえてご紹介いただきました。
他にも、喫茶店を愛する飯塚さんならではのお話を
たくさん聞くことができました♪
飯塚さん、ありがとうございました。
第2部の街歩きツアーでは、秋の心地よい空気の中
神保町の老舗喫茶店やブックカフェに加え、
文学と喫茶店にまつわる街のトリビアや、歴史的建造物もご紹介しました。
千代田図書館を出て神保町古書店街へ。
ミステリー・SFなどの古書や映画ポスター、パンフレットが並ぶ
「@ワンダー」の2階には、神保町ならではの古書店と一体化したカフェ
「ブックカフェ二十世紀」があります。
都営地下鉄・東京メトロの神保町駅出口すぐ近くの路地は、歴史を重ねてきた
名店喫茶「さぼうる」「ラドリオ」「ミロンガ・ヌォーバ」などが立ち並ぶ
神保町らしい景色が楽しめる一角。
曜日を問わず、カフェ巡りを楽しむ多くの方でにぎわっています。
文豪たちと喫茶店のエピソードとともに、古書店もご紹介。
ツアーの後半はすずらん通りへ。
飯塚さんのトークで、お気に入りのお店として挙がった
「ティーハウスタカノ」や「サロンド冨山房 フォリオ」なども
この通りにあります。また、画材・文房具店や書店に併設の
新しいカフェが多いのもすずらん通りの特徴です。
今回のツアーで歩いたのはこちらのコースです。
すずらん通りを歩いて、今年7月に移転した
「小学館ギャラリーBH神保町 本と街の案内所」が今回のゴールです。
参加者のみなさん、おつかれさまでした!
みなさんも、図書館に立ち寄る行き帰りや、書店巡りに
ほっと一息つけるような、お気に入りの一店を見つけてみてくださいね♪
Posted at:10:30