日比谷図書文化館コンシェルジュ通信Vol.8:
千代田区×東京ステーションギャラリー「夢二繚乱」と日比谷図書文化館
特別展「大正モダーンズ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~」

 

千代田区は、出版・印刷業が集積した全国有数の街として発展してきました。

 

平成27年11月、区内出版社・龍星閣より、大正ロマンを代表する画家である竹久夢二(1884~1934)に関する美術作品、資料約1200点が千代田区に寄贈されました。

 

今回は、寄贈を受けて調査研究に取り組んできた成果を公開する千代田区と東京ステーションギャラリーの共同企画特別展「夢二繚乱」

これに連動し開催される、夢二が活躍した大正~昭和初期のさまざまなグラフィック・デザインを紹介する、日比谷図書文化館特別展「大正モダーンズ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン」、二つの展示と関連講座について、ご案内します!

 

「千代田区×東京ステーションギャラリー 夢二繚乱」

【日 時】 開催中~ 7月1日(日曜日)午前10時~午後6時

     (金曜日は午後8時まで、入館は閉館30分前まで)

【休館日】 毎週月曜日(6月25日をのぞく)

【場 所】 東京ステーションギャラリー(JR東京駅丸の内北口改札前)

【観覧料】 一般900(700)円、高校・大学生700(500)円 

※( )内は前売料金(5月18日まで販売)、中学生以下無料

※障がい者手帳等をお持ちの方は100円引き、及び付き添いの方1名は無料

 

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見どころは・・・

初公開!早稲田実業学校在学中の明治36(1903)年、19歳の夢二が制作した、手書き冊子の『揺籃(ようらん)』。()

若き夢二の創作の原点をうかがい知ることができます。

 

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『揺籃』

 

そしてもうひとつ、こちらも初公開となる

昭和2年(1927)年に都新聞(現・東京新聞)に連載された『出帆(しゅっぱん)』。

夢二の半生を綴った自伝小説です。

彼の愛した女性達や、彼女たちと訪れた場所の風景が描かれた挿絵、134点の原画全てを一堂に公開します!

 

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『出帆』

 

○ギャラリートーク 担当学芸員による展覧会解説

○演奏会(昼休みコンサート)+講座

 

関連講座

①「ジャーナリズムと竹久夢二」

②「出版活動と千代田、龍星閣コレクション」

③「装幀・出版からみた竹久夢二」

(展覧会開催概要と関連講座・申込方法→コチラ

 

「大正モダーンズ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン」

【日 時】 6月8日(金曜日) ~ 8月7日(火曜日)

      平日:午前10時~午後8時

      土曜日:午前10時~午後7時

      日曜日・祝日;午前10時~午後5時

     (入室は閉室30分前まで)

【休館日】 6月18日(月曜日)、7月16日(月曜日・祝日)

【場 所】 日比谷図書文化館1階=特別展示室

【観覧料】 一般300円、大学・高校生200円 

※千代田区民・中学生以下・障害者手帳などをお持ちの方、及び付き添いの方1名は無料

 

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見どころは・・・

出版界が隆盛し新しい文化が花開いた大正時代。

竹久夢二、小村雪岱、杉浦非水など多くの画家が手がけた、書籍、雑誌、装幀、など、いまなお斬新なグラフィックデザインの数々。

「ポップ」で、「カワイイ!」を堪能できること間違いなしです。

 

○ギャラリートーク

講師:山田俊幸(本展監修者)、永山 多貴子(郡山市立美術館学芸員)

 

関連講座

①講演会「大正のモダンデザインと竹久夢二」

②ワークショップ「かわいい紙を貼って、レターボックスをつくる!」

大正モダン風の紙を貼って、ハガキを収納できるレターボックスを制作します。

(展覧会開催概要と関連講座・申込方法→コチラ

 

申込方法や締め切り日がそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

皆様のご参加をお待ちしております!

Posted at:15:20