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2018.08.09
【開催レポート】四番町図書館の「こども一日図書館員」 |
前回、前々回は千代田図書館のイベント「夏のわくわく課外授業2018」の様子をお伝えしました。今回は、こちらも夏の恒例イベント、四番町図書館の「こども一日図書館員」のレポートをお届けします♪
「こども一日図書館員」は小学3~6年生を対象に、図書館について学び、司書の仕事を体験していただくイベントです。この日は、6名が参加してくれました。
黄色いエプロンを付けたら、まずは一日図書館員の任命式。
みんな少し緊張した面持ちで任命書を受け取っていました。
任命されても、すぐに図書館のお仕事ができるわけではありません。
まずは、司書の仕事や、図書館で扱っている本や雑誌などの資料についてのお勉強です!
司書の仕事は、図書館カウンターに座って行う本の貸出・返却の他にも、本の修理、新しい本の選定や購入、本を借りられる状態に整える装備、調べ物のお手伝いをするレファレンス…などなど、ここには書ききれないほどたくさんあります。
また、図書館にある本・CD・DVDなど資料の数は、四番町図書館だけで117,615点、そのうち新しく受け入れた資料は一年間で6,654点になります(どちらも平成29年度の点数)。
図書館ではこんなにたくさんの資料を、どのように整理しているのでしょうか?
その秘密は本の背についている小さなラベル。図書館の本は内容によって、大きく10のグループに分かれています。それをさらに細かく分類した数字と、作者の名前のはじめの一文字などを記したラベルが、1冊1冊の本の住所を表す役割をしているのです。
本の細かい分類が小さな文字でたくさん書いてある本も見せてもらいました!
次に図書館内の見学へ。
先ほど習った、本を分ける10のグループの順番に書棚を見て回りました。四番町図書館では、ラベルの他にも、本の内容に関連する見出しで本を整理しています。
普段は入ることのできない図書館の地下室にも、この日は特別に入ってもらいました!
ここは図書館の書棚に出さない本や古い資料の保存する閉架書庫。
背の高い電動式書棚にみんな興奮!ボタンの操作もさせてもらいました。
図書館について学んだあとは、実際に司書のお仕事に挑戦!
まずはカウンターで行う貸出・返却の読み取り機の操作を練習します。
操作だけでなく、利用者の個人情報を扱う上で大切なことについても説明を受けました。
司書からは「利用者に元気よくあいさつして、貸出券をお返しするときも丁寧にね」というアドバイスも。
練習が終わったらいよいよ図書館のカウンターへ!
利用者から、貸出する本と貸出券をお預かりして読み取りをして…。緊張しながらも、上手にできました!最後は貸出券を返しながら「ありがとうございます!」とあいさつ。
返却された資料に破損や汚れ、忘れ物がないか点検することも、司書の大切な仕事です。
カウンターの他にも、予約された本を書棚から探すお仕事も体験しました!
本の情報が印刷された紙をもとに本を探し出し、利用者に貸し出す準備をします。
ラベルを手がかりに本を探して…ありました♪
すべての仕事を終えて、最後に修了書の授与式が行われました。これで一日図書館員のお仕事は終了です。
初めて知ること、体験することがたくさんあり、図書館をより身近に感じることができたのではないでしょうか?
参加してくれた皆さん、おつかれさまでした!
◆◆仕事を体験したみんなから寄せられた感想をご紹介します◆◆
「図書館の地下室で、動く本棚や保存している本を見て知っておどろきました。カウンターのバーコードを一度はやってみたいと思っていたのでうれしかった」
「本をさがすお仕事も、番号の迷路みたいでとてもたのしかった」
「図書館には色々な仕事があるのでたくさんの人が働いているのだとわかった」
「本の順番まできちんと整理していたので、こんどから学校で図書をかりたら、しまうとき気をつけたいと思った」
Posted at:16:10