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2018.08.18
オリンピックと道のおはなし |
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会まであと2年。
2020年8月に行われるオリンピック競技大会のマラソンコースを辿ると、東京の名所を巡ることができるのも話題になっています。新国立競技場をスタートし、外苑西通り~靖国通り~外堀通り~水道橋から白山通りを通り、神保町交差点から靖国通りに入ります。神保町古書店街も通るんですね♪
ここが神保町交差点。南北に走る白山通りと東西に走る靖国通りが交わるところです。
下の写真は交差点の反対側から撮影したもの。昨年の秋の様子です。
この岩波ホール前の広場は古本まつりなどのイベント会場としても使われ、古書店街の中心といえばこの交差点を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ちなみにこのあたりは、1964年に開催した東京オリンピックの聖火リレーのコースにもなっていました。
当時の写真が、千代田区のホームページ「ちよだ写真館」からも見られます。
さて、マラソンコースは永代通り~新大橋通り~清洲橋通りを通って雷門前で折り返し、日本橋まで戻ったら中央通りを南下。東京タワーまできたらまた折り返して再び中央通りから靖国通りへ。神保町交差点が35キロ地点にあたります。交差点を左折して白山通りから内堀通りに入り、皇居二重橋で折り返して白山通り~靖国通り~新国立競技場へと戻ってゴール!
このように、今回のマラソンコースは都内のいろいろな通りを巡りますが、これらの通りはいつからこの名前で呼ばれるようになったのかご存じですか?
実は、名前が決まったのはみんな同じタイミングだったのです。あることがきっかけとなり通りの名前がつけられたのですが、そのことを示す資料が千代田図書館の書庫にありました。
『オリンピック準備局事業概要 1963』
東京都オリンピック準備局/編集発行
そのきっかけとは1964年に開催した東京オリンピック。
案内がわかりにくかった都内の主要道路に対し、観光客や都民にとってわかりやすい通称名をつけることが、前回の東京オリンピック開催時における観光対策のひとつとして決まったのでした。
前回の東京大会時に生まれた名前をもつ道が今度の大会ではマラソンコースとなり、たくさんの世界の人びとが通ることを想像すると、わくわくします。2年後の大会では、どんな未来につながる物語が生まれるのでしょうか。
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オリンピックが生みだす物語が気になった方におすすめしたいのがこちら。
千代田図書館9階展示ウォール前ではオリンピック・パラリンピック関連本コーナーを設けています。
競技にまつわるトリビアやアスリートの物語など、知るとオリンピックがさらに楽しみになるかもしれません。どうぞお立ち寄りください。
Posted at:09:40