麹町小学校で「出張読み聞かせ講座」

 

今回は、千代田区読書振興センターが千代田区内の小学校・中学校・高等学校で行っている「出張読み聞かせ講座」のようすをお届けします!

今年で4年目を迎える「出張読み聞かせ講座」。学校支援担当司書が学校へ出張して、小学生~高校生へ読み聞かせの楽しさや、読み方のコツを教えています。

 

子どもたちにとって馴染みのある、絵本の読み聞かせ。読んでもらうことはあっても「読んであげる」という体験は新鮮なもの。

小学校では、朝読書の時間などに高学年から低学年への読み聞かせを行うことがあるそうです。また中学校や高校では、文化祭の出し物や、図書館や保育の仕事に興味を持つ学生に向けた体験として、学校からの要望をいただき講座を開催しています。

 

先日は、千代田区立麹町小学校で5・6年生の図書委員21名の皆さんへ「出張読み聞かせ講座」を行いました!

 

図書委員会では、12月に1・2年生に向けた絵本の読み聞かせを計画しているそうです。

まずは司書から皆さんへ、ゆかいなおはなしが小さな子どもに大人気の絵本『おもちのきもち』(かがくいひろし/作、講談社)を読みました。

 

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「絵本を読んでもらうの、ひさしぶり!」という声も聞こえ、みんな楽しそうに聞き入っていました。

 

「これから、絵本を読み聞かせするときの悪いお手本を見せるから、“良い読み方”についてみんなで考えてみよう」と司書が読んでみせます。

すると…「声が小さくて聞こえない~!」「こっちを向いて読んでほしい」と、すぐに元気な声があがりました。

 

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ページをめくる手で絵が隠れてしまうのも「悪いお手本」のひとつ。

 

読み方について知ったあとは、読み聞かせに適した絵本の選び方についてもお話ししました。絵が細かすぎる本や、文字が多すぎる本…、自分で読んで楽しい本でも、読み聞かせには向いていない場合があります。

1・2年生のみんなに、どんな本を読んだら喜んでもらえるかな?

読み方にも、本の選び方にも「聞いてくれる相手のことを考える」ことが大切なんですね。

 

コツを知ったら、いよいよ実践!読み聞かせをするグループに分かれ、学校図書館の絵本から1人1冊本を選び、練習します。

 

「絵本選びに迷ったら、いつでも司書に相談してね!」

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子どもたちにとって特に難しい「本の持ち方」も練習!本をしっかりと支え、見やすいように開きます。

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練習タイムが始まると、読む子も聞く子もみんな真剣!さっき教わったコツを意識しながら友達に読み聞かせます。

 

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全員が1人1冊の読み聞かせ練習をしたところで、今回の講座は終了です。

参加した児童からは

「ていねいに教えてくれたので、またやってみたくなった」

「本が大好きなので、夜に兄弟にもよみきかせしてあげたい」

「みんながしんけんに聞いてくれてたのしかった」

という感想をいただきました。

 

図書委員会の皆さん、ありがとうございました!

練習を重ねて、12月の読み聞かせも楽しんでくださいね♪

Posted at:10:30