北の丸公園、皇居東御苑で発見!秋の花だより&おすすめ本紹介

 

吹く風も涼しく、秋の訪れを感じる気候になりました。

お散歩が気持ちいいこの季節、図書館にお立ち寄りのついでに“小さな秋”を見つけてみませんか?

今回は、千代田図書館から歩いてすぐの北の丸公園皇居東御苑で見つけた初秋の草花と、身近な自然を楽しみながらのお散歩におすすめの本3冊をご紹介します!

 

千代田図書館がある千代田区役所を出てすぐの清水門をくぐると、斜面のところどころにヒガンバナが咲いています。燃えるような赤が、秋の訪れを感じさせてくれますね。

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北の丸公園では、夏の名残りのピンクや白のムクゲの花もまだ見られます。

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公園西側の一角にあるモミジ山と呼ばれるエリアは、その名の通り千代田図書館から最も近い紅葉の名所で、例年11月下旬に見ごろを迎えます。

紅葉の季節が今から楽しみですね♪

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竹橋方面から皇居東御苑へ入ります。二の丸池から千代田区役所庁舎を眺めたところ。

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本丸休憩所の近くに白い花を咲かせているシュウメイギクは、今が見ごろです。

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都会の中心にありながら、野山の自然を楽しめるのが皇居東御苑の魅力。

こちらは、武蔵野の自然を残すために造成された雑木林でみつけたヤマホトトギス。よく見なければ見落としてしまうような、白と紫の小さな花です。

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かわいらしい実をつける植物も、秋らしさを感じさせてくれますね♪

書陵部横で見つけたのは、コムラサキ(写真左)と、名前の通り珊瑚のような赤い実のサンゴジュ(写真右)。

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二の丸雑木林ウメモドキ(写真左)に、白鳥濠近くのガマズミ(写真右)。

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北の丸公園と皇居東御苑を散策していると、身近にある草花の種類の豊かさと、そのどれもが季節の移り変わりを告げていることに気づかされます。

また、日比谷図書文化館1階の常設展示室では、皇居東御苑などで見られる四季折々の植物をアクリル樹脂標本で展示していますので、こちらもあわせてご覧ください。

 

秋の草花の見ごろはまだまだこれから。ぜひ、千代田図書館の近くでの“小さな秋”探しをお楽しみください!

 

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最後に、秋の自然散策におすすめの本3冊をご紹介します。

それぞれの本の詳しい情報は、書名をクリックしてご覧ください(千代田区立図書館のホームページに移動します)

 

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『皇居東御苑の草木図鑑』

近田 文弘/解説・写真

菊葉文化協会/編

大日本図書

皇居東御苑で見られる草花や樹木を、写真入りで詳しく解説。皇居を訪れる多くの外国人観光客にもわかりやすいよう、英語・中国語・韓国語でも植物名を記しています。

 

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『万葉歌とめぐる 野歩き植物ガイド 秋~冬』

山田 隆彦・山津京子/著

太郎次郎社エディタス

日本最古の歌集『万葉集』で最も多く歌われている植物は桜でも梅でもなく、秋の花「萩」だということをご存じですか?古くから愛されてきた草花に思いを馳せながら、秋の散策を楽しんではいかがでしょうか。

 

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『スキマの植物図鑑』

塚谷 裕一/著

中央公論新社

千代田図書館のすぐ近くでも見られるような、都会の“スキマ”に生きる代表的な植物110種を紹介。オールカラーで持ち運びしやすい新書サイズです。

Posted at:15:00