【レポート】第11回ことばと音のフェスティバル♪「アルケミストのうたをつむぐコンサート」

 

5月3日(金曜日・祝日)、千代田区役所1階区民ホールで、第11回ことばと音のフェスティバル♪「アルケミストのうたをつむぐコンサート」を開催しました!

 

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今年の出演者は、ボーカルとピアノの2人組 アルケミスト(写真左)と、ボイスパーカッションの渡辺悠さん(写真右)です。

 

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初夏を思わせる晴天に恵まれたこの日、午前と午後2回上演したコンサートには、ベビーカーに乗った赤ちゃんからご年配の方まで、たくさんの方にお越しいただきました!

 

アルケミストは、ボーカル担当のこんやしょうたろうさんと、ピアノ担当のいじりけいたさんのユニット。ブラジルの作家、パウロ・コエーリョの小説『アルケミスト- 夢を旅した少年』から名付けています。

午前の回では小さな子どもも一緒に歌える童謡のメドレーが入った楽しいプログラムを、午後の回では『ねこはしる』(工藤直子/著、童話屋)をモチーフにした楽曲「ラン」「ユメミ」など、優しい歌声とピアノの音色を堪能できるプログラムをお送りしました。

 

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午前と午後どちらの回でも行ったのが「即興のコーナー」。客席から与えられた3つの言葉をもとに、アルケミストと渡辺悠さんが即興で歌・ピアノ・ボイスパーカッションを合わせ、その場で一曲を作り上げます。

 

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「どんな言葉がいい?好きなものでも、パッと思い浮かんだものでも何でもいいよ」とこんやさん。3つの言葉から、どんな歌ができるのでしょうか?

 

午前の回では「パトカー」「うた」「ママ」、午後の回では「かえで」「家族旅行」「ぶどう」という言葉が、それぞれ客席の子どもや大人からあがりました。

3つの言葉が書き出されるとすぐに、いじりさんのピアノが奏でられ、渡辺さんのボイスパーカッションがリズムを刻みはじめます。

 

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こんやさんの歌は、つぎつぎに3つの言葉を織り込みながらひとつのおはなしになっていて、まるで短い小説のよう。目の前で新しい歌が紡ぎだされていくのを子どもから大人まで耳をすませて聞き入りました!

これこそCDでは聞けない、生のコンサートならではの体験ですね。

 

コンサート中、「子どものころから、本を読んで物語の続きを自由に想像するのが好きでした」と話していたこんやさん。『ねこはしる』や、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』など、本から生まれた楽曲の数々も演奏いただき、客席の皆さんに「ことば」と「おと」をたっぷり楽しむ時間を過ごしていただくことができました♪

 

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アルケミストのお二人、渡辺悠さん、ありがとうございました!

ヨムキクちよだ2019は5月12日(日曜日)まで開催中。ぜひご家族そろって千代田区立図書館にお越しください♪

Posted at:16:15