【レポート】千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業
②図工「ペットボトル万華鏡を作ろう」

「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業」、今回は「図工」の様子をレポートします!

前回「社会」のレポートはこちらから


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7月26日(火曜日)に、図工「ペットボトル万華鏡を作ろう」を実施しました。講師は、千代田区一番町にある日本カメラ博物館 学芸員の井口芳夫さんです。

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今回の授業では、使用済みのペットボトルを使います。いらなくなったものを再利用して作るエコアートです。

そのほかの材料はこちら。カラフルなビーズやリボン、マスキングテープなどを準備しました。

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材料を確認したら、さっそく万華鏡作りに取りかかります。講師がお手本を見せ、作り方を説明してくれています。うまくできるでしょうか?

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万華鏡は、内部に入れた鏡に映る模様を楽しむもの。まずは、鏡をペットボトルに入れる作業からスタートします。万華鏡の重要なパーツ、3枚の薄い鏡の板を貼り合わせます。

「少しだけ隙間を開けて鏡の板を並べたら、セロテープでくっつけてください」

「少しって?」

「1ミリくらい。この板が0.5ミリだから、その倍くらいです」

「え~!?超むずかしいです~!!!」


それでも、子ども達はめげずに鏡と鏡の間隔が均等になるよう、定規を当てたり、薄い板を挟んでみたりと工夫していました。

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細かい作業に悪戦苦闘しながら万華鏡のパーツを完成させたら、ビーズやセロファンなど、鏡に写す材料を選びます。器の中からスプーンですくって、紙皿に載せて。なんだかお菓子作りのようにも見えます。

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すべてのパーツを組み合わせたら、万華鏡の完成!

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万華鏡の模様は、タブレット端末で撮影して大きなスクリーンに映し出します。一人一人が作った万華鏡を映し、それぞれ違った模様を見比べて楽しみました。

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お家にあるコンパクトカメラやスマートフォンでも、模様を見たり、写真に撮ったりできるので試してみてくださいね。

最後に、井口さんが万華鏡の仕組みを解説してくれました。

「万華鏡は、光の反射を利用したものです。今日の授業は『図工』ですが、じつは『理科』のお勉強も入っていたんですよ」

鏡の反射は小学5年生の理科の授業で学びます。参加した児童からは「学校の授業で鏡について習ったけど、こんな役割があることにおどろいた」という感想が出ました。

学校で教わったことを、楽しく応用した授業になりました。

井口さん、ありがとうございました!

今回は、日本カメラ博物館のワークショップを出張授業として行っていただきました。現在、日本カメラ博物館では小中学生対象の動画配信ワークショップ「ペットボトル万華鏡を作って写真を撮ろう」の参加申込を受け付けています(8月31日(水曜日)まで)。

日本カメラ博物館ワークショップの詳細はこちらから


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夏のわくわく課外授業の報告展示を、2022年9月1日(木曜日)から14日(水曜日)まで千代田図書館9階 第2展示ウォールで行います。そちらもどうぞお楽しみに。

Posted at:16:30