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2010.11.10
レポート:朗読ワークショップ受講者の発表会 |
10月から毎週木曜日の夜に活動してきた
「文学座俳優による朗読ワークショップ」の受講者の皆さんが
その成果を披露する「朗読発表会」を開催しました。
《11/7(日)14:00~ 区民ホール(区役所1階)》
参加動機も朗読経験もさまざまな20数名が、
週1回の2~3時間、本番までに集まったのはたったの5回。
・・・とは思えないほどの、素晴らしい発表会となりました!
参加者のご友人だけでなく、一般の方にもたくさん観にきて
いただけたようで、観客数は約50名という盛況ぶりでした。
▲用意した60席分がほぼ満席となりました。
本当に引き込まれる朗読で、観客だけでなく、朗読をしている
参加者の中にも、感動の涙が見られました。
この発表会は、各人がそれぞれ異なる物語を朗読するのではなく、
『あらしのよるに』(木村祐一・作/講談社)をパートにわけて
朗読し、全員で1つの作品を作りあげるという内容でした。
ワークショップでは、講師(文学座俳優)のお二方の
見事なご指導と熱意が参加者の気持ちを盛り上げ、
それぞれの個性や魅力を引き出してくれました。
初回ですぐに打ち解けた雰囲気となり、回を重ねるごとに参加者間に
「チーム」としての意識が芽生え、皆で1つの作品をつくりあげる過程を
心から楽しんでいるようでした。
「ものをつくるのに、プロもアマもない。」という講師の言葉が響きました。
今回のワークショップは大いに動き、大いにあそび、<朗読>という
ものの概念やイメージを覆すような内容だったかもしれません。
<伝える>とはどういうことか、<声に出して読む>ことの楽しさなど
について、心と身体のすべてを使って体感していただけたのでは
と思います。皆さん本当にお疲れさまでした!
(今度はスタッフではなく、参加者として一緒に味わいたい!)
発表会を終えての、皆さんの感想を、ほんの一部ですが
ここに残しておきたいと思います。
▲終了後に振り返りを行いました。
《感想》
「本番中に泣けてきた。」「良い出会いに感動。」
「幼稚園に戻ったような気分で、皆さんと一緒に遊んでもらいました。」
「あらしのよるにという元々好きな絵本が、声による効果音や
皆の個性を活かした読み分けでいきいきと立体的になった。」
「すごく楽しかった。これで終わりかと思うと、すごくさみしい。」
「大人数で一つの作品を作り上げられたことに感動。」
「先生が個性を引き出してくれた。」「人と響きあうことの大事さを感じた。」
「自分中心の考えで参加しにきたが、皆が一つのかたまりになっていく、
その中に自分がいることが気持ちよかった。」
「先生にのせられて、なんとなくついていくことができた。」
「自信がなかったけれど、観に来てくれた友人に「よかった」と言ってもらえた。」
「朗読=1人で読む、と思っていたが、チームで1つの作品を作り上げた
「チームワーク」が良かった。」「クールな自分がホットになれた。」
「たった6回で不安だったが、先生の盛り上げ方、楽しませ方が上手だった。」
「人の声って様々で魅力的。先生の声を聞いて、自分も気持ちよく声を出したいと思った。」
「思いがけないアイデアが皆の中から出てくるのが新鮮、驚きだった。」
Posted at:09:35