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2011.11.09
レポート:朗読発表会(文学座俳優による朗読ワークショップ) |
「文学座俳優による朗読ワークショップ」は10月から
毎週水曜の夜に開催してきた、全6回の連続ワークショップです。
とても魅力的なお二人の先生の指導の下、約20名の参加者は
最終日の発表会に向けて、楽しくも真剣に取り組んできました。
*発表会までの練習風景はコチラをご覧ください。
▲皆さんは早めに来て、先生をつかまえてアドバイスをもらうなど、とても熱心です。
ワークショップ最終回となる「朗読発表会」は、一般のお客様をむかえて
11/6(日)に区役所1階の区民ホールで開催しました。
開場までの時間も、みっちりとリハーサルが行われ、
先生方からは、熱のこもった最終指導がぎりぎりまで入ります。
そして、あっという間に開場時間。
開場と同時に、次々とお客様が入ってくれます!
舞台裏では、緊張の面持ちで発表者が控えています。どきどき・・・
そして開演時間です。司会の「もういいかーい?」の合図に
裏で控える発表者は「まぁだだよ!」の返しで、会場の笑いを誘います。
2度目の「もういいかーい?」には
「もういいよ!」と元気にこたえて入場です♪
まずはじめに、斎藤隆介・作「ソメコとオニ」の朗読を2回。
1回目、2回目と読み手が変わるので、
同じ作品でも新鮮な感じで楽しめるのが不思議です。
2作品目は、川端誠・作「落語絵本シリーズ」より「はつてんじん」。
こちらも、読み手を変えて2回朗読しました。
そして3作品目は、
同じく川端誠・作「落語絵本シリーズ」より「たがや」です。
「たがや」は両国の花火大会にまつわるおはなし。
今回の発表会では、おかみさん、だんな、船頭などの登場人物の
台詞やナレーションの部分をそれぞれ配役して読みました。
そして配役以外の、たとえば、見物人たちで賑わう様子や
打ち上がる花火の音などは、全員で声に出して表現しました。
「どぉーーーーーん!」
「たーまやーー」
「かーぎやーー」
の迫力ある呼び声!!
観客の皆さんも、発表者たちも、とても楽しんでいる様子でした。
作品と作品の変わり目にも、全員の手拍子で場面転換を行い、
観客の中には一緒にリズムをとって楽しむお子さんの姿もありました。
そして無事に発表会を終えたら、ワークショップの振り返り。
「1つのものを発表するのに、プロもアマもない」という考えで
これまで参加者の皆さんを引っぱってこられた先生方。
「“恥ずかしい”を乗り越えたものを発表することで観客は感動するんだよ!」
と、リハーサル時におっしゃっていましたが
皆さんは見事にそこを乗り越えられたのではないでしょうか。
最後に、皆さんの応募動機や、参加しての感想をお聞きしました。
★参加者の感想★
「こんなに声を出したのは久しぶり!とても気持ちよかったし、ものすごく疲れもした」
「編集から営業に異動になり、感情をこめて表現する難しさを感じていたので、
参加してみた。自分の幅が広がった気がする」
「この春に大学生になり、自分の考えを伝えなければならない場面が増えた。
上手に伝えられるようになりたくて参加した。自分の殻を破って飛び出す勇気がもてた」
「朗読のイメージが変わった。みんなで作ることができるんですね。すごく楽しかった」
「他の参加者が努力して上達し、明らかに変わっていく姿を目の当たりにした」
「残り少ない人生、自分が不得意なこともやってみようと思って参加した。
先生方のリーダーシップはすごい!仕事もスランプに陥っていたのが、抜けられた」
「昨年の開催時には応募が間に合わず、1年越しで参加できてよかった」
「アナウンサーではなく役者に朗読をまなぶというのに興味をもって参加した」
「自分では大きいと思っていた声が小さいといわれ、頑張って思いきりだした。
先生方の指導はなるほどと思うポイントばかりだった」
「人前で緊張するのは、自分に自信がないからかもと思い、自信がもてるようになりたくて
参加した。発表会後に、自分も仲間の一員なんだという感覚がうまれて、嬉しかった」
…などなど、たくさんの嬉しいご感想をいただきました。
参加者の皆さんが、ワークショップ初回時の自己紹介とは
まったく違う声と表情で、イキイキと感想を述べる姿をみていると
皆さんにとって、新しい何かがこれから始まるようにも見えて
運営側の私たちもとても感動しました。
発表会を見に来てくださった皆さん、ご参加いただいた皆さん、
そして講師の中川雅子さん、金沢映子さん、ありがとうございました!
Posted at:12:00