学校支援担当司書がおすすめ!季節の絵本

2018年がスタートして10日あまりが過ぎました。

冬休みが終わり、日常の慌しさも戻ってきましたね

冬休みはどのように過ごしましたか?

おせち料理やおもちを食べたり、たこあげやすごろくなどで遊んだり

お正月ならではの楽しみがいろいろありましたね。

 

ところで、お正月っていつからいつまでなのでしょうか。

「小正月」ってお正月ではないの?

1月7日に食べる七草粥や鏡開きのお汁粉には

どんな意味があるのだろう・・・

 

そう思って千代田図書館の学校支援担当司書に質問してみたら、

こよみ 行事 について学べる絵本を紹介してくれました。

 

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『「和」の行事えほん② 秋と冬の巻』

髙野紀子/作

あすなろ書房

日本の伝統行事や季節の楽しみかたを、

かわいい動物の家族が紹介してくれます。

「お正月」だけでなく、鏡開きや小正月にまつわる行事やいわれ、

その月の気象や草花なども丁寧に描かれています。

家族みんなで楽しく知ることができますよ。

特にお料理の絵がおいしそうに見えるところがポイント。

 

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『つくってあそぼう4もちの絵本』

江川和徳/編、竹内通雅/絵

農文協

おもちといえば、お正月。

でも、なぜお正月にはみんなでお雑煮を食べるのでしょうか。

また、おもちができるまでのヒミツは知っていますか?

杵や臼がなくてもおもちをつく方法も載っています。

知っているようで、知らないおもちの世界をのぞいてみましょう。

読めばきっと、もち博士になれますよ。

おもち好きにはぜひ手に取ってほしい一冊です。

 

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『旧暦で行事をたのしむ お月さまのこよみ絵本』

千葉望/文、阿部伸二/絵

理論社

暦が新暦になるまでのお正月は、かならず新月と決まっていました。

一年のはじまりの基準となる最初の新月だから「正しい月」、

「お正月」と言うそうです。

この本では、お月さまを中心につくられた旧暦に沿って、

年中行事が紹介されています。

小正月やどんど焼きのことも載っていますよ。

お月さまの暦を知れば、季節のうつりかわりを

もっと感じとれるようになるかもしれませんね。

 

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『ふうことどんどやき』

いぬいとみこ/作、赤羽末吉/絵

偕成社

1月15日前後に各地で行われる「どんど焼き」では、

正月飾りや書き初めを燃やします。

ふうこは、「さむいよう」と泣いているこうさぎたちに、

あたたかそうな手袋とフード、それから靴下の絵を描いてやりました。

それをどんど焼きで焼いて、北風小僧に届けてもらおうと思ったのです。

さあ、夜になりました。

ふうこにとって、はじめてのどんど焼きが始まります。

赤羽末吉さんの躍動感あふれる絵が、おはなしを一層彩ります。

 

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今回ご紹介した本は、千代田図書館で借りることが出来ます。

(貸出中の場合はご了承ください)

季節を感じる絵本を、ぜひ手にとってみてください♪

Posted at:11:00