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2018.05.14
学校図書館での「図書館オリエンテーション」に行ってきました! |
千代田区立図書館の学校支援担当司書は、毎年度のはじめ、千代田区立小学校・中学校の児童・生徒の皆さんに学校図書館の使い方を紹介する「図書館オリエンテーション」を行っています。
このオリエンテーションで、小学校の低学年では学校図書館での本の借り方・返し方や本の扱い方、読みたい本の探し方などを、高学年では参考図書や年鑑を使った調べ物などを学びます。さらに中学校では、著作権や参考文献の書き方といった、情報を正しく活用する方法についても紹介しています。今年度もそれぞれの学年にあわせた内容で、4月中旬から5月にかけて行いました。
今回「ちよぴたブログ」がおじゃましたのは、千代田区立麹町小学校1年1組の図書館オリエンテーション。
今日は国語の授業内「図書の時間」で、初めて小学校の図書館を使います。
図書館ってどんなところかみんなに知ってもらうために、まずは司書が絵本の読み聞かせを行いました。
『しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです』(ドン・フリーマン/作・絵、なかがわ ちひろ/訳、BL出版)
動物たちにも図書館で本を読ませてあげたいな…主人公カリーナの楽しい想像がふくらむおはなしに、みんなじっと聞き入っていました。
「はじめに質問です。図書館の本にあって、みんなのおうちの本にないものは?」
司書の問いかけに、元気に手があがりました。
本と本の間にはさんである見出しの紙?ここまで読んだという目印のしおり?
答えは、本に貼ってある「ラベル」と「バーコード」。これは、図書館の本を探したり、借りたりするときにとても大切なものなのです。
麹町小学校の図書館には1万冊以上の本があります。その中から読みたい本がどこにあるかを探すのに役立つのが、本の背中の部分に貼ってある「ラベル」。
数字と作者の名前の頭文字で、本の住所を表しています。
つぎに、図書館の本が仲間ごとに10のグループに分けられていることをお話ししました。
たとえば動物の本は「4」、乗り物の本は「6」、物語の本は「9」となっています。
本を見つけるときに役立つ10のグループ分け。図書館を使う中で、子どもたちはゆっくりと覚えていきます。
授業の最後は、本の借りかたを練習しました。子どもたちはそれぞれ借りたい本を1冊ずつ選び、カウンターでクラスと名前、出席番号を伝え、バーコードを読み取ってもらって本を貸出してもらいます。
はじめに先生のお手本から。みんなしっかり見ています。
初めて借りた学校図書館の本。みんなとてもうれしそうに本を抱えていました!
1年1組のみんな、これからも休み時間や図書の時間を通じて、ぜひ学校図書館で読書を楽しんでくださいね!
子どもたちに学校図書館を活用してもらう取り組みのひとつ、学校支援担当司書の図書館オリエンテーションのご紹介でした♪
Posted at:10:50