東京古書会館で写真展「東京儚夢(ぼうむ)-銅板建築を訪ねて」

神田小川町にある東京古書会館で、3月22日(金曜日)から30日(土曜日)まで、写真展「東京儚夢(ぼうむ)-銅板建築を訪ねて」が開催されます!

 

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東京古書会館2階にある情報コーナーは、イベント開催時であればどなたでも見学することができます(日曜・祝日は休館)。

 

家屋に銅板が貼られた「銅板建築」は、1923年(大正12年)の関東大震災からの復興の過程で東京に多く建てられました。その後の戦災をまぬがれた銅板建築が、いまなお東京の下町のところどころに遺されています。

 

『東京儚夢-銅板建築を訪ねて』(高野慎三/著、論創社)は、急激な変化を続ける東京の街並みの中で、かろうじて残る千代田区、台東区、中央区、品川区の銅板建築を訪ねてその姿を収めた写真集。展示では、この写真集より約100点の写真が展示されます。

 

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『東京儚夢-銅板建築を訪ねて』

高野慎三/著

論創社

(本の詳しい情報は書名をクリックしてご覧ください)

 

写真集に収録された著者の「私的回想」によると、神田神保町古書店街にもかつては多くの銅板建築の古書店が軒を連ねていたそうです。それらは現在の靖国通りやすずらん通り、さくら通りには残されていませんが、写真集のページをめくると、千代田図書館周辺に今も残る銅板建築の数々を見ることができます。

掲載されている銅板建築は、昔ながらの商店街に残る小さな商店や個人の住居など、どれも高名な歴史的建造物ではありません。しかし、日々街の表情が変わりゆく東京の街並みの中で、何気ない風景こそ心にとどめておきたいものです。

 

写真展の最終日には著者を招いてのトークイベントも行われます!(詳細は下記のお知らせをご覧ください)

この機会に、ぜひ足をお運びください。

 

写真展「東京儚夢-銅板建築を訪ねて」

【会 期】 3月22日(金曜日)~30日(土曜日)

【時 間】 午前10時~午後5時

【会 場】 東京古書会館 2階情報コーナー

      (千代田区神田小川町3-22)

【休館日】 日曜日・祝日

【入場料】 無料

写真展の詳細はこちら

 

トークイベント

【日 時】 3月30日(土曜日)

午後2時~(開場1時30分~)

【会 場】 東京古書会館 7階

【入場料】 500円

トークイベント予約ページはこちら

Posted at:16:00