美しい本に出会える展示「世界のブックデザイン2018-19」

今回は、文京区にある印刷博物館 P & P ギャラリーで開催中の展示「世界のブックデザイン World Book Design 2018-19」をご紹介します。

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この展示では、毎年ドイツで開催される「世界で最も美しい本コンクール」に入賞した図書のほか、日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国の各ブックデザインコンクールで入賞した図書約170点が紹介されています。

「世界で最も美しい本コンクール」は、1963年から開催されている世界的に権威のあるブックデザインの国際コンクール。2019年は世界34ヵ国から600点以上の応募がありました。エントリーできるのは各国・地域のブックデザインコンクールで受賞した本のみで、さらにその中から美しい本が選ばれるのです。

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展示されている図書はすべて、手にとって見ることができます。

場内にはイスが置かれており、じっくりと鑑賞する来場者の姿も多くみられました。

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コンクールの選考基準はそれぞれの国によって異なります。そのため、選ばれる図書のスタイルもさまざま。

デザイン性、色づかい、技術の高さなどの見た目の美しさだけでなく、コンセプトも重要な要素のひとつです。中には、特殊な紙に印刷されていて、とても慎重にページをめくらなければならないものもありました。


また、2019年は日本とオーストリアの国交樹立150周年にあたります。これを記念し、これまでP & Pギャラリーで展示されたオーストリアの図書の中から20点をあわせて紹介しています。

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文字で情報を伝えるだけでなく、表紙に触れページをめくることによって読者の中にストーリーが生まれるきっかけを作る、そんな図書に出会うことができました。

ちなみに、個人的にとても興味深かったのはオランダの『Anne Frank Huis Catalogus』。このページをめくることは何を意味するのか、制作者の意図に深く考えさせられました。ぜひ手にとって、この本がもつメッセージを感じてください。


「世界のブックデザイン 2018-19」

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【会 場】 印刷博物館 P&Pギャラリー

      (文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル内 1F)

【時 間】 10:00~18:00

【期 間】 開催中~3月29日(日)

【休館日】 毎週月曜日

※ただし2月24日(月・祝)は開館、2月25日(火)は休館

【入場料】 無料

※現在、印刷博物館本展示場は休室中です

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Posted at:10:00