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千代田区障害者よろず相談MOFCAと連携し、おすすめの本をご紹介いただいている連載【MOFCAの庭からごきげんよう】。第4回目は、MOFCAで行った講座のご紹介です。
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みなさま、こんにちは。MOFCAスタッフのMです。
残暑が過ぎ去り、ようやく秋らしさを感じられるようになってきましたね。
さる9月24日(土曜日)、MOFCAにて「安心して心地よく暮らすための整理・片付け講座~さまざまな障害特性をふまえて~」という講座を開催しました。
MOFCAでご相談いただくなかで、「片付けないといけないと思うのにどこから手をつけていいかわからない」「整理整頓のしかたがわからない」というお困りごとを伺う機会があったことが、企画のきっかけとなりました。
講師の永井美穂先生は、介護福祉士として主に高齢者の在宅介護に従事するなかで環境整備、片付けの大切さを痛感したことから片付けや整理の勉強を始められ、整理収納アドバイザー等の資格を取得されました。今では日本初の「片づけヘルパー」として個人宅の訪問整理業務を行うほか、講演活動など精力的にご活躍されています。
MOFCAの講座では、整理の具体的なテクニックや、誰でもゆるく楽しく継続・習慣化するための片付けのコツをレクチャーしていただきました。
先生からは「見栄えのいい"完璧な片付け"を目指すのではなく、自分が心地よく暮らすために、自分の気持ちに寄り添いながら片付けを行うこと」がなにより大切であると伝えられ、参加者の方からは「完璧にやろうとしない、無理に捨てなくていいと聞いて気持ちが楽になった」「自分でもできそうだと感じた」など片付けに対して前向きな気持ちになれたという感想を多数いただきました。
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永井先生のご著書『日本初の片づけヘルパーが教える 親の健康を守る実家の片づけ方』(大和書房)には、高齢の親を持つ家族が、親の住む家を片付ける方法についてわかりやすくまとめられています。
「お手伝いすれば一緒に片付けることができる親」、「介護が必要な親」、「親の最期を迎えるために」というように、親の状況ごとに対応のしかたが解説されているほか、「こんな時はどうしたらいいの?」という疑問にも丁寧に回答されています。
この本では、具体的なテクニックは多数挙げられていますが、なにより大切なこととして、「親の気持ちに寄り添うこと」が伝えられています。片づけの前にまずは会話をして、親の人生や思いを尊重すること、子を想う親心を理解してあげること、子どもの一方的な思いやスケジュールばかり優先して進めないことなど、確かに言われてみればはっとすることばかりです。
片付けのコツとして講座や本で伝えられている、「心地よく暮らすために、自分を追い詰めず気持ちに寄り添いながら取り組むこと」、「完璧を目指さず、できることから少しずつやること」、「楽しく継続する工夫をすること」。片付けに限らず、どんなことにも通じるコツですよね。
片付けにお困りの方、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。この秋のうちに少しずつ片付けの習慣を身に着けて、年末の大掃除に備えましょう。
また、9月は片付けの講座でしたが、「千代田区障害者よろず相談MOFCA」では毎月各種イベント・講座を開催しております。みなさまに楽しんでいただけるような企画を今後も開催してまいりますので、ぜひご参加ください。
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MOFCAの連載【MOFCAの庭からごきげんよう】は、隔月の第2週目に更新します。
次回は12月です。どうぞお楽しみに!
Posted at:11:20