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2015.03.27
いよいよ始まりました!千代田のさくらまつり |
3月23日、平年より3日早く
東京でソメイヨシノの開花が宣言され、
いよいよ千代田に桜の季節がやってきました!
今日の千代田のさくらまつり オープニングセレモニーを皮切りに、
千鳥ヶ淵緑道や靖国神社境内など、千代田図書館周辺では
桜を楽しむさまざまなイベントが開催されます。
千代田図書館正面から見た清水門・牛ヶ淵の桜。
まだつぼみばかりですが、良い天気が予想される
今日~明日で、いっせいに花開くかもしれません。
明日3月28日には千代田区役所1階の区民ホールで
さくらまつりのスペシャルコンサートが行われます!
ぜひ、千代田図書館へお立ち寄りのついでに
多彩な出演者によるコンサートをお楽しみください♪
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千代田のさくらまつり スペシャルコンサート
【会 場】千代田区役所1階 区民ホール
【入場料】無料
**13:00~**
【出 演】城綾乃:ピアノ
西村絵里子:チェロ
国内外で活躍中の実力派プレーヤー二人による
ピアノとチェロのコンサート。
**14:00~**
【出 演】NeoBallad(ネオバラッド)
ドラマーで音楽プロデューサーの上領亘と、幼少時に
民謡全国大会で優勝の経歴を持つ福島県会津出身の
シンガー・若狭さちによる二人組の新感覚民謡ユニット。
**15:00~**
【出 演】ComhaltasdeCelticHarmonica
(コールタス・デ・ケルティック・ハーモニカ)
ハーモニカ(ブルースハープ)、ピアノ、フルート他で奏でる
アイリッシュ・スコティッシュなどのケルト系音楽ユニット。
【主 催】ちよだ音楽連合会
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そして、こちらも千代田図書館からすぐの
神保町古書店街では、恒例の春のワゴンセールが始まっています!
開始直後にも関わらずさっそくにぎわい始める古書店街。
ゆっくりと本を探すには、初日の今日がねらい目かもしれません。
同じく恒例の休憩所「さくら茶屋」での
甘酒無料サービスや(1日1,000杯限定)、
神保町交差点・岩波広場でのコンサートも予定されていますので
暖かな日差しの中、桜見物と一緒に
古書の掘り出しもの探しはいかがでしょうか?
神保町ジェイシティ前の桜。日当たりのよいところから
花が開きはじめています!
Posted at:11:00
2015.03.20
「よりみちパン!セ in ちよだ」を開催しました! |
3月19日、「よりみちパン!セ in ちよだ―あしたの歩きかた―」
を開催しました。
国立情報学研究所教授で『ロボットは東大に入れるか』の著者、
新井 紀子さん(写真右)と
社会活動家・法政大学教授で『どんとこい、貧困!』の著者、
湯浅 誠さん(写真左)の対談は、和やかな雰囲気で始まりました。
(左から)
『ロボットは東大に入れるか』新井 紀子/著
『どんとこい、貧困!』湯浅 誠/著
(ともに「よりみちパン!セ」シリーズ、イースト・プレス)
このおふたりの取り合わせで、ロボットと貧困問題がどうつながるの?と
不思議に思った方も多いはず。
おふたりの出会いは2010年。
「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトを始めるにあたり、
新井さんが湯浅さんのもとに相談に行ったのがきっかけだったそうです。
そもそも「ロボットが東大に入る」って?
手足のついたロボットが電車に乗って試験会場まで行き、
鉛筆を持って回答用紙に答えを書きこむ様子を想像してしまったり…。
それも楽しそうではありますが、新井さんをはじめとした
プロジェクトチームが行っているのは、プログラミングされた人工知能で
試験問題を理解し、正しい答えを導き出せるか?という研究。
2011年の発足以来、新井さんのプロジェクトが手がけた「東ロボくん」は
今では偏差値約50をマークする水準にまで進化しているとのこと。
しかし、「ロボットを東大に入学させるのが目的で、
このプロジェクトを始めたわけではないのです」と新井さん。
利用者の質問に答えてくれるスマートフォンのアプリや
こちらの表情を読み取ってコミュニケーションが取れるロボットが
開発されるなど、私たちの生活にも馴染みはじめている人工知能。
オックスフォード大のある研究グループが、アメリカの702の職種を調査したところ
今後約20年間で、それらの雇用のうち47%がコンピュータに置き換わるだろうという
予測を発表し、日本でも広く話題になったことも記憶に新しいところです。
私たちの仕事が人工知能にとってかわられる未来…。
コンピュータ分野だけの問題ではなく、労働の問題として
みんなに真剣に考えてもらうには?と考えた新井さんが
相談したのが、ホームレス支援やワーキングプアなどの社会問題に
取り組んできた湯浅さんでした。
おふたりのつながりがわかってきたところで、話は
「人工知能にはとってかわることができない、
人間の“人間らしい”領域とは?」という話題に。
新井さんに「あなたのしている仕事は未来もなくならない」と
言われたという湯浅さん。
一人ひとりと対面で、支援が必要な方の話を聞き、どのような制度を利用すれば
その人の助けになるかを考える対人支援の仕事は、どんなに人工知能が
発達しても実現できないことだと新井さんは予測しています。
その他にも、対象者によって千差万別の対応が必要な保育士や介護ヘルパー、
一人ひとりのニーズに合わせた掃除などのコンサルティング業など
どんなに計算速度が上がっても、何千万という膨大なデータを
処理できるようになっても、平均的な答えが導き出せないことが求められるのが
人工知能がとってかわることのできない仕事だと考えられているそうです。
印象的だったのは
「ノーベル賞をもらえるくらい頭がよくないと
人工知能に負けるという風に思いがちだけど、そうじゃない」
という湯浅さんの言葉。
統計学的な計算では解くことのできない問題解決力や
新しいものごとを生み出す力を磨いていかなければならないのは
10~20年先じゃなく、私たちが過ごす「今」から
始まっているのだと考えずにはいられませんでした。
短い時間ではありましたが、来場者の方の質問にも
丁寧にお答えいただき、あっという間の90分でした。
新井さん、湯浅さん、ありがとうございました!
Posted at:15:50
2015.03.12
楽しいイベント続々!ちよだの桜の季節 |
今から待ち遠しい桜の季節♪
恒例の千代田さくら祭り2015 公式ガイドMAPは
もうゲットされましたか?
千代田図書館内でも配布中です!
千代田のさくらまつりでは、3月27日(金)の
オープニングセレモニーを皮切りに、多彩なステージや出店が楽しめる
さくらフェスティバルに千鳥ヶ淵緑道のライトアップ、
さらに神保町古書店街の神保町さくらみちフェスティバルでは
3月27日(金)~29日(日)の3日間、靖国通り沿いに
古書のワゴンが立ち並ぶ春の古本まつり…と
千代田区全体が多彩なイベントで盛り上がる春が
まもなくやってきます。
昨年の春の古本まつりのようす
そして、今年初めての開催となるのが神保町絵本まんが祭り。
3月28日(土)、29日(日)の2日間行われます!
屋外・屋内2つのステージで行われる、おはなし会や音楽のライブ、
お子様でも簡単に作れるしかけ絵本教室に
神保町の4つの書店を巡ってプレゼントがもらえるスタンプラリーなど、
親子そろって楽しめる、本の街・神保町ならではのイベントがたくさん。
パパ、ママに嬉しい絵本販売コーナーでは、
ワゴンセールで掘り出し物の絵本が見つかるかも…。
千代田の桜を愛でながら絵本に親しむ
楽しいイベントいっぱいの春休みはいかがですか?
神保町に、ご家族でぜひお出かけください♪
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神保町絵本まんが祭り
【日 時】2015年3月28日(土)、29日(日)
10:00~16:00
【会 場】神保町三井ビルディング Jスクエア
1階広場およびエントランス
(千代田区神田神保町1-105)
【入場料】無料
【主 催】本の街・神保町を元気にする会
当日のプログラムなど、詳しくは→コチラ(PDF:1660KB)
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Posted at:15:20
2015.03.06
「よりみちパン!セ」展示&コンシェルジュの地域特集 |
千代田図書館9階第2展示ウォールでは、現在
講演会「よりみちパン!セ in ちよだ」にゲストとしてご参加いただく
新井 紀子さん、湯浅 誠さんの著書と
「よりみちパン!セ」シリーズの本計19点を展示しています!
人工知能の研究分野で活躍中の新井さんと、
社会の貧困問題に向き合う湯浅さん。
千代田区立図書館所蔵の資料の中から、おふたりの専門分野について
よくわかる本、入門編にぴったりの本を集めました。
3月19日(木)の講演会の予習に、ぜひご覧ください♪
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「よりみちパン!セ」展示
【会 期】 開催中~3月19日(木)
【場 所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール
(展示中の本はすべて貸出可、貸出中の場合はご了承ください)
講演会「よりみちパン!セ in ちよだ―あしたの歩きかた―」
については→コチラ
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また、展示されていない「よりみちパン!セ」シリーズの本は
千代田図書館9階、24番の本棚「中高生コーナー」にあります。
さまざまな業界の著名人によって書かれているこのシリーズ、
中高生はもちろん、大人の知的好奇心も刺激してくれる本ばかりです。
この機会にぜひお手に取ってご覧ください。
今回は館内の展示のご紹介をもう一つ。
9階コンシェルジュブースで、1月から行っていた
「千代田さんぽ小さな春特集」が、いよいよ来週から
「桜特集」にリニューアルします!
日によって寒かったり、暖かかったりを繰り返している今日このごろ。
千代田図書館のすぐ近く、北の丸公園では
現在、早咲きのカワヅザクラがほぼ満開です。
こちらはまだつぼみの堅そうな田安門前のソメイヨシノ。
今年の桜の見ごろは平年並みか少し早いとのこと。
毎年恒例の、コンシェルジュによる桜レポートを
どうぞお楽しみに!
Posted at:15:40
2015.03.02
千代田人セレクション:四番町図書館・宮崎館長のおすすめ本② |
今回は四番町図書館・宮崎館長のおすすめ本紹介、後半をお届けします!
前半の記事は→コチラからどうぞ。
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前回の記事でご紹介した、『ことばと国家』に書かれている
「最後の授業」のような間違いの例も、グローバル化した現代なら
すぐに修正情報が入ってくると思います。
ネットで抗議が殺到するかもしれません。
同じくご紹介した『だから日本はズレている』では、
ソーシャルメディアでの炎上についても、その様相を分析し
著者の古市憲寿氏は、自身の体験から炎上への対処法まで
独特のクールな書き方で示しています。
「独特の」と書きましたが、この姿勢こそ大事ではないかと
私は感じています。
誰もが「少し」わかっていることを、きちんと体系立て
根拠を示してまとめることで、その中に新しい常識が
生まれているのだと思います。
だからこそ、多くの人の心をとらえるのでしょう。
ずっと以前に私の心をとらえた大切な一冊があります。
私が「社会人」になり、自分の立場が、学生から「大人」となって
責任を感じ、しかも生きていくためには稼がねばならないという
価値観の変遷期に、何が正しいのか、どう生きるのかという
内面の問題と向き合った時、出会ったのがこの本です。
これはその後、現在まで私の傍にある本たちの中の一冊となっています。
『論語と算盤』
渋沢栄一/著
国書刊行会
日本の資本主義の父とも言われる渋沢栄一の著作なので、
経営者のバイブルのようにとらえられているかもしれません。
題名から、「論語」などと見ると敷居が高いように感じますが、
読んでみるとたいへんわかりやすく、仁義道徳と富についての
考え方が述べられています。
たとえば、富を作るという一面には常に社会に恩義があり、
得義上の義務として社会に尽くすようにとし、
「岩崎さんや、三井さんにも是非ひと奮発してもらわねばならぬ」など、
当時の関係が分かる部分など、読んでいておもしろい側面もあります。
ただ著者は、岩崎弥太郎、三井高福とは違う生き方をしました。
多くの大企業や事業に関わりましたが、財閥にはなっていません。
この本は、私にとっては生き方の本です。多岐に渡る渋沢の野太い言葉が、
彼の学んできたものと実績の融合で生まれた言葉として心に残ります。
全体を見て個々の有り様を意識するバランス感覚が必要だと
私は常々思っています。そのために必要な知識やスキルを、
先人も若者も情報やデータや経験で培っています。
時代は変わっても、国や性別や立場や年齢や様々な違いはあっても
小さくて影響なんてしないと感じても
「個々の活動が世界を作っている」と思うと、
今をきちんと、ひっそりと頑張ることは無駄ではないように感じるのです。
皆様の活動の中で、それぞれの使い方で本を手に取ってほしい。
そういうわけで、今日も私は書架の中に立っています。
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宮崎館長、ありがとうございました!
ご紹介の本は、どれも千代田区立図書館に所蔵しています。
ぜひお手に取ってご覧ください♪
Posted at:16:00
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