千代田図書館企画展示
「人気小説家がおすすめする 20世紀日本の傑作小説」開催中

先週、東京は記録的な大雪にみまわれ、

千代田図書館の周りも一面銀世界。

普段とは違った景色が広がっていました。

 

見慣れた景色が一夜にして変わるなんて、日常ではめったにないことですが

本を開けばいつでも、そこにはいろいろな世界が広がっています。

小説を読んでいくうちに、物語の世界にひきこまれてしまった

という経験をされたことはないでしょうか。

今回は、そんな小説を集めた展示をご紹介します。

 

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大きな画像を見る(PDF:1189KB)

 

千代田図書館では、現在

企画展示「人気小説家がおすすめする 20世紀日本の傑作小説」

を開催中です。

 

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20世紀に発表された日本の傑作小説を集めた

『冒険の森へ 傑作小説大全』(全20巻、集英社刊行)収録作品の中から、

編集委員や担当者が選んだおすすめ作品がずらりと並んでいます。

そのほかにも、編集者の書き込みが入った本やメモ、

編集委員をつとめた小説家の

逢坂剛さん大沢在昌さん北方謙三さん夢枕獏さん

直筆メッセージなどが展示されています。

 

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また、2017年6月に開催された

『冒険の森へ』刊行記念講演会スペシャルトークショー

の映像も視聴することができます。

 

『冒険の森へ 傑作小説大全』の編集委員は、

今回の展示で小説を紹介してくださった4名のほかにもうひとり

船戸与一さんがいらっしゃいました。

船戸さんは、シリーズ第一回配本を目前にした2015年4月22日に

惜しまれつつ亡くなりました。

展示では、船戸さんの著作やおすすめの作品も紹介しています。

 

ここで紹介されている小説は、児童文学やハードボイルド、

歴史小説など、じつにさまざまです。

本の数だけ、たくさんの世界が広がっています。

気になった一冊を手に取って、日常とはちがう世界を冒険してみませんか?

展示コーナーにぜひお立ち寄りください!

 

千代田図書館企画展示

「人気小説家がおすすめする20世紀日本の傑作小説」

【会 期】 開催中~4月21日(土曜日)

【場 所】 千代田図書館=9階 展示ウォール

【休館日】 2月25日(日曜日)

      3月4日(日曜日)~13日(火曜日)

      3月25日(日曜日)

【主 催】 千代田区立千代田図書館

【協 力】 株式会社集英社

 

その他詳細は→こちら

(資料は一部を除き貸出可/貸出中の場合はご了承ください)

Posted at:10:40

千代田区立図書館 仮ホームページ公開のお知らせ

千代田区立図書館ホームページを現在公開停止していることについて、

皆様にご不便をおかけし大変申し訳ございません。

千代田区立図書館ホームページは、

全面的なリニューアルを行うため、2018年3月14日(水)午前9時まで公開を停止します。

新ホームページ開設前日(3月13日)まで、

仮ホームページにて千代田区立図書館の情報を更新いたします。

 

千代田区立図書館 仮ホームページ

 

※仮ホームページでは、各種お知らせを行います。

 資料検索はできませんので、お電話で問い合わせ または館内検索機をご利用ください。

 千代田図書館 電話 03-5211-4289・4290 (代表)

 

日比谷図書文化館ホームページは、3月3日(土)午後7時59分まで通常通り閲覧できます。

 

Posted at:10:20

和綴じ製本で「読書ノート」を作ろう!

皆さんは、読書ノートをご存じですか?

読んだ本の書名や著者名、感想などを

書き込めるノートで、読書の記録になります。

 

2月17日(土曜日)、千代田図書館

伝統の和綴じ製本の技術を体験しながら

オリジナルの読書ノートを作るワークショップを開催します。

 

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△和綴じ製本で作ったノート

 

和綴じ製本で「読書ノート」をつくろう

 

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大きな画像を見る(PDF:254KB)

 

【日  時】 2月17日(土曜日)

       午前10時10分~12時40分(受付開始 10時~)

【会  場】 千代田図書館9階=第1・2研修室

【講  師】 丁 寅次さん(おりがみ会館講師)

【定  員】 10名(高校生以上) 事前申込制・先着順

定員に達したため、受付を終了しました。

【参 加 費】 500円

【申込方法】 ①千代田区在住者先行受付

       ⇒ 1月25日(木曜日)・26日(金曜日)

         午前10時~午後6

       ②一般受付

       ⇒ 1月29日(月曜日)~

         平日午前10時~午後6時

       (①で定員になった場合、②での募集枠はございません)

       電話03-5211-4289・4290 または 千代田図書館10階

       カウンターにてお申込みください。(先着順)

【協  力】 おりがみ会館

 

丁 寅次(ちょう とらじ)さんプロフィール

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おりがみ会館「和綴じ教室」「水引教室」講師。

京都で水引の厳しい修行を経て、その後京都や東京の料亭の

飾りつけに多く携わり、一年の始まりの喜びと年神様を迎える

寿ぎを表現した「蓬莱飾り」を発案。また、伝統的な技法を

用いる和綴じ本の名工である故・小山定雄氏に師事、多くの

技術を学び、和綴じ本の魅力を伝える教室の講師を務める。

 

現在、このイベントに関連する本やおりがみの本を

千代田図書館9階の第2展示ウォールで展示しています。

(2月17日まで/資料はすべて貸出可)

※貸出中の場合はご了承ください

 

ぜひお立ち寄りください♪

 

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Posted at:11:00

コンシェルジュ通信Vol.33:東京古書会館で千代田図書館連携資料展

東京古書会館では、2月3日(土曜日)まで

千代田図書館と神田古書店連盟が主催する

戦前の出版検閲を語る資料展 『浮かび上がる検閲の実態』を開催中です。

 

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昭和初期の出版検閲について解説したパネルと共に

千代田図書館所蔵の「内務省委託本」など、検閲の跡が残る

数多くの貴重な本や資料が展示されています。

 

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千代田図書館では、これまでも定期的に

「出版検閲」に関する展示を開催していますが

これだけ多くの「内務省委託本」が並ぶのは初めてです。

 

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実際に内務省の検閲官がチェックをするために引いた

赤線青線、出荷の可否についてのコメントなど

当時の検閲がどのように行われていたのかを

間近で見ることができますよ!!

 

ちなみに「内務省委託本」とは、1937年頃以降、

内務省で検閲業務に実際に用いられた原本の一部

千代田図書館の前身である東京市立駿河台図書館などに

委託されていました。

千代田図書館では現在、約2,300冊が確認されている

出版史上の貴重な資料です。

 

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また今回は、神田古書店連盟と連携したことで

特設コーナー『用紙や価格の統制』が併設されました。

「書籍企画届」「書籍用紙特別割当申請書」(ともに個人蔵)や

東京古書組合所蔵の「公定価格関係資料」などの大変珍しい資料と、

千代田図書館所蔵の古書販売目録を一挙にご覧いただくことができます。

 

そもそも今回の連携展示は、千代田図書館にある

神田古書店連盟が主催する出張古書店コーナー

「としょかんのこしょてん」からの進展です。

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「としょかんのこしょてん」は

神田古書店連盟に加盟する神保町の古書店が

毎回、各店舗の特色を活かした展示を行っていて

歴史的価値のある資料が並ぶことも度々。

 

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「いつもは図書館で古書店の展示をやっているから

たまには古書店側に図書館が来るのも良いでしょう。」

と語ってくださったのは、広報部長の小野祥之さん

小野さんは主にスポーツ関連の商品を扱う

古書店「ビブリオ」の店主さんです。

 

また東京古書組合職員の大場さん

「この展示をきっかけに、誰でも気軽に東京古書会館に

入館できることや、一般向けの販売会などがあることを

知って欲しい」

と笑顔でおっしゃっていました。

 

さらに展示最終日には、参加無料の関連講演会

『浮かび上がる警保局図書課』も開催されます。

戦前の出版検閲を担っていた「内務省警保局図書課」とは

いったいどのような仕事をしていたのか!?

そんな貴重な講演にも、ぜひ足を運んでみてください。

 

そして、この展示をきっかけに、

出版検閲、言論統制のあった時代について

考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

連携資料展 「浮かび上がる検閲の実態」

【会 期】 開催中~2月3日(土曜日)

【時 間】 午前10時~午後5時

【会 場】 東京古書会館 2階情報コーナー

      (千代田区神田小川町3-22)

【休館日】 日曜日、祝日

【入場料】 無料

 

関連講演会 「浮かび上がる警保局図書課」

【日 時】 2月3日(土曜日)午後2時~3時30分

【会 場】 東京古書会館7階会議室(事前申込制、参加無料)

【講 師】 安野一之氏(千代田図書館「内務省委託本」研究会)

 

詳しくは→こちら

 

Posted at:17:40

学校支援担当司書がおすすめ!季節の絵本

2018年がスタートして10日あまりが過ぎました。

冬休みが終わり、日常の慌しさも戻ってきましたね

冬休みはどのように過ごしましたか?

おせち料理やおもちを食べたり、たこあげやすごろくなどで遊んだり

お正月ならではの楽しみがいろいろありましたね。

 

ところで、お正月っていつからいつまでなのでしょうか。

「小正月」ってお正月ではないの?

1月7日に食べる七草粥や鏡開きのお汁粉には

どんな意味があるのだろう・・・

 

そう思って千代田図書館の学校支援担当司書に質問してみたら、

こよみ 行事 について学べる絵本を紹介してくれました。

 

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『「和」の行事えほん② 秋と冬の巻』

髙野紀子/作

あすなろ書房

日本の伝統行事や季節の楽しみかたを、

かわいい動物の家族が紹介してくれます。

「お正月」だけでなく、鏡開きや小正月にまつわる行事やいわれ、

その月の気象や草花なども丁寧に描かれています。

家族みんなで楽しく知ることができますよ。

特にお料理の絵がおいしそうに見えるところがポイント。

 

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『つくってあそぼう4もちの絵本』

江川和徳/編、竹内通雅/絵

農文協

おもちといえば、お正月。

でも、なぜお正月にはみんなでお雑煮を食べるのでしょうか。

また、おもちができるまでのヒミツは知っていますか?

杵や臼がなくてもおもちをつく方法も載っています。

知っているようで、知らないおもちの世界をのぞいてみましょう。

読めばきっと、もち博士になれますよ。

おもち好きにはぜひ手に取ってほしい一冊です。

 

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『旧暦で行事をたのしむ お月さまのこよみ絵本』

千葉望/文、阿部伸二/絵

理論社

暦が新暦になるまでのお正月は、かならず新月と決まっていました。

一年のはじまりの基準となる最初の新月だから「正しい月」、

「お正月」と言うそうです。

この本では、お月さまを中心につくられた旧暦に沿って、

年中行事が紹介されています。

小正月やどんど焼きのことも載っていますよ。

お月さまの暦を知れば、季節のうつりかわりを

もっと感じとれるようになるかもしれませんね。

 

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『ふうことどんどやき』

いぬいとみこ/作、赤羽末吉/絵

偕成社

1月15日前後に各地で行われる「どんど焼き」では、

正月飾りや書き初めを燃やします。

ふうこは、「さむいよう」と泣いているこうさぎたちに、

あたたかそうな手袋とフード、それから靴下の絵を描いてやりました。

それをどんど焼きで焼いて、北風小僧に届けてもらおうと思ったのです。

さあ、夜になりました。

ふうこにとって、はじめてのどんど焼きが始まります。

赤羽末吉さんの躍動感あふれる絵が、おはなしを一層彩ります。

 

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今回ご紹介した本は、千代田図書館で借りることが出来ます。

(貸出中の場合はご了承ください)

季節を感じる絵本を、ぜひ手にとってみてください♪

Posted at:11:00

奥野かるた店 百人一首展

年末年始、いかがお過ごしでしたか?

旅行に行ったり、家でのんびり過ごしたり・・・

家族や親戚、仲間たちと集まる機会が多くなるお正月ならではの

遊びもたくさんありますよね。

今回は、お正月の代表的なあそびのひとつ、かるたを専門に取り扱う

神田神保町にある奥野かるた店で開催中の

百人一首展をご紹介します。

 

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お店の入口のショーウインドウには、いろいろなかるたが飾られていて

日本のお正月を感じますね。

 

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展示は、お店の2階「小さなカルタ館」で開催されています。

 

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江戸時代に作られたものを中心に

さまざまな百人一首が展示されています。

 

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清少納言、紫式部に、これは・・・蝉丸かな?

江戸時代に書かれた文字を読むのは難しいけれど

金箔がふんだんにあしらわれた札は美しく、

ながめるだけでもたのしいもの。

漆塗りの箱もすてきです。

 

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ほかにも、昭和17年につくられた愛國百人一首

シェイクスピアの劇に出てくる有名なセリフを100個あつめた

沙翁百人一句(しゃおうひゃくにんいっく)など

さまざまなかるたが展示されています。

時代によって、かるたの遊び方も変わってくるんですね。

 

訪れた日は冬休み中のためか、

お店の中はご家族連れの方が多くみられました。

「これ、なぁに?」と店員さんに質問したりして

ちいさなお子さんもいろいろなかるたに興味津々です。

かるたは、知恵とあそびの宝箱です

というお店のことばにもあるとおり、

楽しみながら学べるかるたがたくさんありました。

ぜひご覧ください!

 

百人一首展

 

【期 間】 開催中~1月20日(土曜日)

(月曜日は休廊)

【時 間】 正午~午後5時

【会 場】 奥野かるた店2階 ギャラリー「小さなカルタ館」

【所在地】 千代田区神田神保町2-26

【入場料】 無料

 

詳しくは→コチラ

Posted at:12:05

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