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2020.04.30
コンシェルジュ通信 vol.47: ナクソス・ミュージック・ライブラリーを楽しもう♪ |
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"ナクソス・ミュージック・ライブラリー"をご存じですか?
ナクソス・ジャパン株式会社が運営する音楽データベースのことで、"音楽史を網羅する"をモットーに全世界の900以上のレーベルから提供された楽曲が収録されています。最大の特徴は"クラシック音楽の充実"にあり、その曲数はなんと200万曲以上!音楽史のほぼすべてが揃っていると言っても過言ではありません。
千代田図書館の貸出券を持っている方であれば、どなたでもご利用いただけるサービスです。
そこで、今回はコンシェルジュおすすめの"ナクソス・ミュージック・ライブラリーの楽しみ方"をご紹介します。
※ログイン方法はこちらをご覧ください。
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① 「月刊クラシック通信」やプレイリストを参考にして選曲する。
曲数が多いので何から聴こうか迷ってしまう...という方は、ナクソス社から毎月刊行されている「月刊クラシック通信」を、ぜひ参考にしてみてください!
また、ナクソス・ミュージック・ライブラリーのトップページには、様々なテーマから選曲されたプレイリストも公開されています。誰もが知っている曲から珍しい曲まで、思わず聴いてみたくなってしまうラインナップです。新たな出逢いがあるかもしれませんよ!
② お気に入りの1曲を複数のアーティストで聴き比べる。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーでは、作曲家別・演奏者別・作品別・楽器編成別でも検索することが可能です。通常なら聴き比べをするためにはCDを一枚ずつ探さなければなりませんが、このサービスを利用すると、簡単に同じ曲を異なるアーティストで聴くことができます。
試しに、今年生誕250周年を迎えるベートーヴェンの代表作で、"歓喜の歌"としても知られる"交響曲第九番(合唱付き)"を検索してみましょう。
こんなにヒットしました!
1曲をさまざまなアーティストの演奏で聴けるのは、クラシックならではの醍醐味とも言えます。テンポや強弱・解釈が人それぞれなので、同じ曲であってもまったく違う曲に聴こえることも...!
思う存分聴き比べして、これを機にお気に入りのアーティストを探してみてくださいね。
③ ナクソス・ミュージック・ライブラリーで音楽を聴きながら本を読む。
実は音楽が題材となっている小説はたくさんあります。そのシーンに流れる音楽を聴きながら読書してみるのはいかがでしょうか。より情景が鮮明になり、想像力を掻き立てられますよ♪
例えば、直木賞と本屋大賞をW受賞し話題になった恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』なら、ナクソス・ミュージック・ライブラリーのホームページ上にプレイリストがあり、小説に登場する演奏順に聴くことができます。
※『蜜蜂と遠雷』のプレイリストはこちらをご覧ください。
恩田陸/著
幻冬舎
ミステリーがお好きなら、中山七里さんの『さよならドビュッシー』シリーズや、海堂尊さんの『アリアドネの弾丸』もおすすめです。
中山七里/著
宝島社
海堂尊/著
宝島社
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ご自宅で過ごす時間が増えた方も多いと思いますので、ぜひ楽しんでみてくださいね♪
Posted at:11:00
2020.04.23
ふたたびお会いできる日を待ちながら ~写真でふりかえる「ことばと音のフェスティバル♪」~ |
春。新しい季節は、いつもだったら活発に動きまわる日々を過ごしていたのに、今年はいつも通りとはいかない状況になってしまいました。
千代田区立図書館は現在、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言をうけ、5月31日まで休館し、イベント等も中止しています。(状況により期間変更になる場合あり)
毎年、こどもの読書週間(4月23日~5月12日)に行うイベント「ヨムキクちよだ」も、今年の開催は中止いたします。楽しみにしてくださっていた方々には、たいへん申し訳ありません。
そこで今回は「ヨムキクちよだ」復習編!イベントのひとつ「ことばと音のフェスティバル♪」のこれまでを特集します。
「ことばと音のフェスティバル♪」はその名の通り、赤ちゃんから大人まで、皆さんにことばと音楽に親しんでもらうイベントです。これまで様々なゲストがことばと音楽のコラボレーションを届けてくれました♪
2019年から2016年までをさかのぼって各回の様子をふりかえりつつ、イベントに関連した図書もあわせてご紹介します。
イベントの詳しいレポートは、各回のタイトルをクリックしてご覧ください。
2019年5月3日開催 「アルケミストのうたをつむぐコンサート」
ボーカルとピアノの2人組 アルケミストと、ボイスパーカッションの渡辺悠さんをお迎えしてお送りしたコンサート。客席から募集した3つの言葉をもとに即興で歌・ピアノ・ボイスパーカッションを合わせ、その場で一曲を作り上げるコーナーは大盛り上がり!
パウロ・コエーリョの小説『アルケミスト- 夢を旅した少年』からユニット名をつけたアルケミストには、文学作品から生まれた曲もたくさん演奏していただきました。
パウロ・コエーリョ/著
山川紘矢、山川亜希子/訳
地湧社
2018年4月28日開催 「よみしばい『モモ』」
シアターオルトの皆さんによる「よみしばい『モモ』」を上演。"よみきかせ"の気軽さと"おしばい"の迫力を組み合わせたスタイルの演劇で、世界中で愛されているミヒャエル・エンデの名作が区民ホールに登場しました。
公演前のワークショップでみんなが作った風船のお花が、物語の最後に登場!参加型のお芝居に、子どもも大人も引きこまれました。
ミヒャエル・エンデ/作
大島かおり/訳
岩波書店
2017年5月3日開催 「チリンとドロンの 世界のわらべうたと絵本のコンサート」
うたとコントラバスのデュオ、チリンとドロンが登場!操り人形や様々な楽器を織り交ぜながら、世界中のわらべうたをたくさん演奏していただきました。
ふしぎな言葉のリズムが楽しい絵本『ぱぽーぺぽぴぱっぷ』の読み聞かせも。
谷川俊太郎/文
おかざきけんじろう/絵
クレヨンハウス
2016年5月1日開催 「親子で楽しむ!はじめてのジャズ」
千代田区内にある正則学園高等学校 ビッグバンド部の皆さんと、千代田図書館の司書とのコラボ公演!息がぴったりの演奏、それぞれのソロが決まった後は温かい拍手が起こりました。
小さな子どもも聞きなじみのある「きらきら星」やジャズのスタンダードナンバーの演奏と組み合わせて、司書が絵本『つきよのおんがくかい』などを読み聞かせしました。
山下洋輔/作
柚木沙弥郎/絵
福音館書店
今回の中止はとても残念ですが、次回の開催までにしっかりと準備をしておこうと思います!どうかそのときまで楽しみに待っていてくださいね♪
Posted at:17:00
2020.04.01
子どもも大人も絵本で元気に!4月2日は「国際子どもの本の日」 |
4月2日は「国際子どもの本の日」です。この日はデンマークの童話作家アンデルセンの誕生日で、本のおもしろさ・本を読むよろこびを世界中の子どもから大人まで広く伝えるため、1967年にIBBY(国際児童図書評議会)によって定められました。
IBBYは、1953年に世界で初めての子どもの本の国際的な賞「国際アンデルセン賞」も設立しています。
国際アンデルセン賞は2年に一度、長らく子どもの本に貢献してきた作家の功績に対して贈られます。今年は、日本から田島征三さんが、画家賞の最終候補者6人のうちの1人に選ばれたことが先日発表されました!
そこで今回の「ちよぴたブログ」では、千代田区立図書館が所蔵する田島征三さんの絵本からおすすめの4冊をご紹介します。
外に出て元気に遊ぶことがなかなか難しい日々が続いていますが、躍動感と生命力にあふれる田島さんの絵本を読んで、心に元気を与えませんか?
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田島征三/作
偕成社
表紙いっぱいの力強いバッタの絵。見覚えがあるママやパパも多いのではないでしょうか?敵に食べられることを恐れながら、しげみに隠れて暮らしていたバッタは、ある日ここから飛び出すことを決意します。
田島征三/作
偕成社
"まんぶく"とはまんじゅうのこと。ふっくらと丸い形から、春に芽吹くふきのとうのことを「ふきまんぶく」と呼ぶそうです。女の子・ふきちゃんが暮らす野山の夏から秋冬、そして春がやってくるまでの風景を、あたたかく力強いタッチで描きます。
田島征三/作
福音館書店
生まれたてのこやぎがめえめえ、とんだりはねたり、元気いっぱいです。0歳の赤ちゃんから読み聞かせしてあげられる絵本。
アーサー・ビナード/文
田島征三/絵
くもん出版
この絵本の主人公は、森に住むマムシ。人間からは嫌われているけれど、強くたくましく生きるマムシのお母さんです。アメリカ出身の詩人・俳人のアーサー・ビナードさんの書くオノマトペ(擬声語)と田島さんの絵が、生きものの息吹あふれる森を鮮やかに表現しています。
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国際アンデルセン賞の受賞者は5月4日(月曜日・祝日)にIBBYがインターネット上で会見を行い、発表する予定です。楽しみですね!
◆◇◆千代田区立図書館よりお知らせ◆◇◆
千代田区立図書館は現在、サービスを一部休止して開館しています。
また4月1日(水曜日)より当面の間(4月30日を目処)、閉館時間を下記の通り変更いたします。
◇ 千代田区立図書館・日比谷図書文化館・四番町図書館
月曜日~土曜日:午後7時、日曜日・祝日:午後5時
◇ 昌平まちかど図書館・神田まちかど図書館
全日:午後7時
資料を借りたい場合は、電話やホームページなどで予約し、各館のカウンターで受け取ってください。
Posted at:17:00
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