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広報千代田2月5日号(発行=千代田区)
日比谷図書文化館内でもお配りしている「広報千代田」。
「広報千代田」2月5日号では、「渋沢栄一 その足跡をたどる」と題し、千代田区内にある渋沢栄一ゆかりの地をご案内しています。
こちらは、大河ドラマ「青天を衝け」効果もあってか、あっという間に配布終了となり、多くの皆様の関心の高さがうかがえました。
「広報千代田」バックナンバーはこちら(千代田区ホームページ)
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広報紙「広報千代田」には千代田区に在住・在勤・在学の方はもちろん、そのほかの方にも有用な情報が、たくさん掲載されています。
千代田区の各施設の窓口で配布しているほか、区のホームページやアプリで、バックナンバーもご覧になれます。
日比谷図書文化館でも、「広報千代田」に掲載されているイベントなどをピックアップして、掲示板にてご紹介しつつ、館内で配布しています。
ご来館の際は、ぜひお持ち帰りください。
1階エレベーター前の掲示板
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そこで、今回のちよぴたブログでは、「今、渋沢栄一が熱い!」をテーマに、
渋沢栄一に関する情報サイトのご案内と今後予定されています企画展示についてご紹介します。
「日本資本主義の父」と呼ばれ、20年ぶり、2024年に発行される新一万円札の顔となることが決まっている渋沢栄一については、千代田区観光協会のホームページや、東京商工会議所のホームページでも詳しく特集されています。
日比谷公園のすぐ近くにある帝国ホテルや、帝国劇場の創立にも渋沢栄一がかかわっていたと思うと、普段見る景色もいつもより少し感慨深く感じられます。
日比谷門から見た現在の帝国ホテル
渋沢栄一が関わった初代帝国ホテル
(『東京名所』有山定次郎/画 1893年、千代田区立日比谷図書文化館所蔵)
皇居、東京駅周辺には、渋沢ゆかりの地も多く、政治経済と深いかかわりがあったことをうかがい知ることができます。
そんな渋沢栄一と共に、日米間に海底電信線の敷設を計画した人物でもある内田嘉吉が遺した貴重な資料が「内田嘉吉文庫」として保存されているのが、日比谷図書文化館 特別研究室です。
資料の中には、日本経済の礎を築いた渋沢栄一に関するものも多く、今回、企画展示として下記の日程で公開される予定となっています。
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特別研究室 企画展示
内田嘉吉文庫に見る
渋沢栄一とその時代~明治・大正期の近代日本~
【期 間】 4月20日(火)~6月30日(水)
【場 所】 日比谷図書文化館 4階 特別研究室
【入場料】 無料
渋沢栄一関連資料とともに、近代化により変わっていく明治・大正期の景観などもパネルで紹介されるとのことです。
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日比谷公園の桜も見ごろを迎えようとしています。
2021年3月24日撮影
お散歩の際にぜひ当館にもお立ち寄りください。
皆様のご来館をお待ちしています。
現在日比谷図書文化館は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、ソーシャルディスタンス確保のため、閲覧席を減らして開館しています。入館時には、手指の消毒、検温、入館票のご記入、また、館内では、マスクの着用をお願いしております。皆様にはご不便をおかけいたしますが、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
詳細は千代田区立図書館ホームページ、Twitter等で随時更新しておりますので、お出かけの際には、ご確認下さいますようお願いいたします。
Posted at:15:20
2021.03.24
"桜"と聞いて思い浮かぶ作品は? |
桜が見頃を迎えています。
千代田図書館からほど近い千鳥ヶ淵の桜も満開になりました。
さて。"桜"と聞いて、みなさんはどんな作品を思い浮かべますか?
「桜の樹の下には屍体が埋まっている」
という一節が頭に浮かんだものの、これが書かれている小説のタイトルは何だったか...読書家の方にとっては愚問になってしまうかと思いますが、今回はその答えを探しつつ千代田区立図書館の蔵書をご紹介します。
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『桜の森の満開の下』(『桜の森の満開の下・白痴 他十二篇』収録)
坂口安吾/著
岩波書店
さきほどのフレーズとともに浮かんできたのが、このタイトル。
しかし読んでみると、書かれているのはこの作品ではありませんでした。私のように混同して覚えていた、という方もじつは少なくないようです。
山賊の男と美しく残酷な女の物語。妖しい魅力に怖ろしさを感じながらも惹きつけられます。読後に夜桜を眺めると、そこにはなんだか不思議な力がうごめいているような気がしました。
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続いて、坂口安吾の『桜の森の満開の下』をベースにして書かれた作品を2つご紹介します。
『桜の森の満開の下』(『新釈 走れメロス 他四篇』収録)
森見登美彦/著
祥伝社
表題作『走れメロス』をはじめとした日本近代文学の名作を現代に置き換えて創作された短編集。その中で、京都の男子学生を主人公にして生まれ変わらせた『桜の森の満開の下』。千代田の桜もよいですが、「哲学の道」など京都の桜も見に行ってみたくなります。どちらか一方だけでももちろん楽しめますが、安吾版と森見版を2作読み比べるといろいろな発見があり、また違った楽しみを味わえます。
野田秀樹/著
新潮社
何度も上演されている、野田秀樹の人気舞台作品の戯曲。『桜の森の満開の下』だけでなく『夜長姫と耳男』などの坂口安吾の小説やエッセイも要素として取り入れられています。
野田秀樹ならではの言葉遊びも楽しめる、壮大な魑魅魍魎の世界が展開するエンターテインメント作品です。
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さて。気になるのは冒頭のあのフレーズ。出てくるのはこちらの小説でした。
『桜の樹の下には』(『檸檬』収録)
梶井基次郎/著
新潮社
なぜ桜の花はあんなに見事に咲くのか。その美しさの理由を「俺」が「お前」に語りかける形式で書かれた短編です。爛漫と咲き乱れる桜の花に対して描かれる屍体の醜さに、思わず顔をしかめてしまいます。生命力と死について考えさせられる内容、と書くと堅苦しく難しそうですが、とても短い作品なのですぐに読むことができます。桜の樹の下で読んで、そのあとにじっくり考察してみるのもいいですね。
気になる本がありましたら、ぜひ図書館へ。
今回ご紹介した本はすべて貸出可能です。
本のなかの世界でも桜をお楽しみください!
Posted at:17:15
千代田図書館9階 第2展示ウォールで開催中の「千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館」。これまで3校の様々な活動をご紹介してきましたが、最終回となる4校目は東洋高等学校 図書委員会の展示です。
「クラスと図書館の架け橋に」をテーマに活動している図書委員会。例年、学園祭である東洋祭では古本市を開催し、その収益をシャンティ国際ボランティア会が主催する「絵本を届けるボランティア」に寄付していました。
しかし、新型コロナウイルスの影響を受けて今年度の東洋祭は「東洋フィルムコンテスト(TFC)」として動画作品を募集するオンライン開催となり、図書委員会も出品をすることになったそうです。
TFCで募集されたのは「SDGs(国連サミットで採択された"持続可能な開発目標")から発想される動画作品」。
図書委員会では、SDGsで掲げられている17の目標のひとつ「質の高い教育をみんなに」をテーマに、自分たちで絵本を選び、東南アジアの言語に翻訳する活動を行いました。
展示では、動画作品づくりの過程をまとめた内容として、神保町の街を歩いて絵本を選んだこと、シャンティ国際ボランティア会に取材に行ったこと、翻訳での苦労についてなどを、生徒たちの手描きで紹介しています。
絵本は、カンボジアで主に使われるクメール語と、ラオスで使われるラオ語にそれぞれ翻訳しました。
翻訳に選んだ絵本はどれも、日本の子どもたちにはおなじみのもの。しかし「おにぎり」など外国の人々には馴染みのない単語や、「いただきます」といった日本語独自ともいえるあいさつは、どう訳したらいいのでしょうか?
実際に翻訳を行った絵本(写真左)。クメール語・ラオ語の複雑な形も手描きしました。
(東洋高等学校蔵、実際の絵本は展示していません)
未知の言語について調べ、絵本に合った表現や言葉選びをして翻訳した生徒たちの奮闘のようすを、ぜひご覧ください!
また、翻訳に選んだ絵本とともに、SGDsの「質の高い教育をみんなに」をテーマに図書委員会が選んだおすすめの本も展示しています(展示資料はすべて貸出可)。
こちらも全てに生徒たちのおすすめコメントが付いています♪
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展示「千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館」
東洋高等学校 図書委員会
【展示期間】 開催中~3月27日(土曜日)
【展示場所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール
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これまでの展示の様子
Posted at:14:30
2021.03.10
「千代田図書館コンシェルジュの謎解きガイドブック」開催中! |
先月のコンシェルジュ通信でご紹介した「千代田図書館コンシェルジュの謎解きガイドブック」が、現在開催中です!
ガイドブックが手に入るのは、千代田図書館9階のコンシェルジュブース。
こちらで、謎解きガイドブック・なぞときマップ・なぞときヒントのセットをお配りしています。
配布しているセットはこちらのページからもダウンロードできます
ガイドブックを手に入れたら、あとは期間中のお好きなときに謎解きを楽しむだけ。
歴史・建物・古書店・グルメ、4つのカテゴリーで出題される謎を解きながら、街のおすすめスポットやトリビアを知ることができますよ!
すべての謎を解いた方には、ささやかなプレゼントを差し上げます♪
寒さもゆるみ、春を感じる陽気の日が多くなってきました。
せっかく春めいてきたのに、遠出したり、大勢で集まったりすることが難しい状況が続いています。
ですが、こんな時だからこそ、謎解きを通じて身近な街の魅力を発見してみてはいかがでしょうか?
千代田図書館にお越しの際には、コンシェルジュブースにぜひお立ち寄りください♪
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千代田図書館コンシェルジュの謎解きガイドブック
【期 間】 開催中~3月21日(日曜日)
【配布場所】 千代田図書館9階 コンシェルジュブース
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Posted at:16:30
千代田図書館9階第2展示ウォールで開催中の「千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館」。3校目となる千代田区立九段中等教育学校 美術科・美術部の展示が3月1日(月曜日)からスタートしました!
今回は、1年生が美術の時間に制作した作品と、美術部の作品をあわせて展示します。
まずはこちら。
1年生の作品「文字絵」です。
漢字の持つ意味を組み込んでデザインされた文字がずらり。
個性やアイデアがたくさんあふれていて、楽しいです♪
こちらは美術部の作品です。
これは4つでひとつの作品。
フルカラー印刷で使われる4色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)をそれぞれベースカラーにして、同じモチーフを描き分けました。発想力がすてきです。
美術部の作品は、油絵や切り絵、水彩画や色鉛筆画などさまざま。
ぜひ、じっくりご覧ください!
緊急事態宣言下では部活動が自粛になっているとのこと。
「クラスとはまた違った、人とのつながりであったり関係性であったり...部活でそういうものがつくられていたんですよね。」と語る美術科で部顧問の先生。部活動が思うようにできないもどかしさが伝わってきます。
みんなで集まることは難しくなってしまいましたが、そんな中でもそれぞれがコツコツと作品を仕上げ、部誌を発行することができました。
こちらはお手に取ってご覧いただくことができます。
生徒たちの想いが描かれた作品の数々、ぜひお立ち寄りください。
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展示「千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館」
千代田区立九段中等教育学校 美術科・美術部
【展示期間】 開催中~3月14日(日曜日)
【展示場所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール
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これまでの展示の様子
Posted at:16:45
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