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2022.09.29
日比谷図書文化館コンシェルジュ通信 vol.33 ~鉄道開業150年記念イベントのご案内~ |
1872(明治5)年10月14日、新橋・横浜(現 桜木町)の両停車場で開業式が行われ、翌10月15日からは旅客列車の運転が開始された日本の鉄道は、今年150周年を迎えます。日比谷図書文化館では、9月20日(火曜日)より鉄道開業150年を記念して、館内の各フロアで様々な企画展示を行っています。
貴重な鉄道のコレクションや関連資料などを通して、日本の近代化に大きな役割を担った鉄道150年の歴史をご覧ください。
【開催期間】 開催中~12月24日(土曜日)
【休 館 日】 10月17日(月曜日)、11月21日(月曜日)、12月19日(月曜日)
※入場無料、展示内容によって展示期間が異なります。
■□■□館内展示マップ□■□■
大きな画像で見る(PDF:5915KB)
■□■□展示1□■□■
図書展示「鉄道150年の軌跡」
鉄道開通の背景と、鉄道がどのように広がり、私たちの生活と都市を変化させたのか、関連資料を通して振り返ります。
【会 期】 開催中~12月24日(土曜日)
【場 所】 日比谷図書文化館2階 図書フロア パープルゾーン
展示担当スタッフに見どころを伺いました。
「開業時の時刻表についてパネルを展示しています。当時、新橋~横浜間は53分もかかっていましたが、現在は約22分まで短縮されています」
■□■□展示2□■□■
「東京駅研究家 佐々木直樹氏 鉄道コレクション展」
東京駅研究家 佐々木氏の貴重なコレクション「機関車ナンバープレート」や「サボ(行先票)」などから鉄道の歴史を振り返ります。
【会 期】 開催中~12月18日(日曜日)*途中展示替えあり
【場 所】 日比谷図書文化館3階 エレベーターホール
日本近代建築の父「辰野金吾」モニュメントは高さ170cmあります。
*10月25日(火曜日)~31日(月曜日)は東京駅改札内B1 スクエア ゼロにあります。
佐々木直樹氏の貴重なコレクションが多数展示されています。ぜひ、ご覧ください。
■□■□展示3□■□■
特別研究室企画展示「内田嘉吉文庫に見る 鉄道のはじまりと南満州鉄道・朝鮮鉄道・台湾鉄道の旅」
日本の鉄道の開業当時の記録資料や、戦前期の南満州鉄道・朝鮮鉄道・台湾鉄道の沿線案内、駅舎、路線図などから、明治~昭和初期の鉄道の旅がどのようなものであったかをパネルと蔵書で紹介します。
【会 期】 10月18日(火曜日)~12月28日(水曜日)
【場 所】 日比谷図書文化館4階 特別研究室
1号機関車(『日本鉄道史 上篇』 / 鉄道省編 / 1921年)
■□■□日比谷カレッジ□■□■
「日本の鉄道150年鉄道都市 東京の成立」
【開催日時】10月5日(水曜日)午後7時~8時30分
【講座概要】日本の都市は、世界的に見ても鉄道網が発達していると言われています。特に東京は、明治時代から鉄道網の整備が推進され、交通機関としての本来の目的のみにとどまらず、都市の骨格形成や街づくり、人々のライフスタイルなどにも大きな影響を及ぼしました。東京の発展は、鉄道の存在なくしてあり得なかったと言っても過言ではありません。今回は、首都圏における鉄道網の整備がどのように行われ、私たちの生活にどのような影響を与えてきたかを振り返ります。
2階エレベーターホールでは、「日本の鉄道150年鉄道都市 東京の成立」の関連書籍が展示されています。
会期中、関連講座の開催(11月・12月)を予定しています。
今回のブログは鉄道開業150年記念イベントの展示をご案内しました。
この秋、知的好奇心をくすぐる企画、展示が盛りだくさんです。
日比谷図書文化館で実りの多い秋を過ごしてみませんか。
Posted at:11:20
2022.09.26
昭和館で開催中の写真展「乗り物のある風景-昭和のくらしと交通事情-」 |
千代田図書館から歩いて5分ほど、九段下交差点近くの昭和館で、写真展「乗り物のある風景-昭和のくらしと交通事情-」が開催中です。
昭和館は、戦中・戦後の国民生活の労苦についての歴史的資料を収集、保存、展示して次世代に伝える国立の博物館で、さまざまなテーマで所蔵写真を紹介する写真展を毎年行っています。
今年は日本で鉄道が開業して150年の節目ということもあり、人々の暮らしに欠かせない「乗り物」をテーマに写真46点を展示。昭和初期から40年代に撮影された所蔵写真からは、路面電車やバス、タクシーからスクーターに自転車、戦後の経済発展の象徴ともいえる新幹線や高速道路まで、乗り物を通じて当時の世相や交通事情を読み取ることができます。
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写真展「乗り物のある風景-昭和のくらしと交通事情-」
【会 期】 開催中~12月18日(日曜日)
【会 場】 昭和館 2階ひろば(屋外)
【所在地】 千代田区九段南1-6-1
【入場料】 無料
【時 間】 午前10時~午後5時30分(入館は午後5時まで)
【休館日】 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日休館)
【後 援】 千代田区 千代田区教育委員会
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年代順に並べられた展示写真で一番古いものは、昭和5年(1930年)の九段坂を行きかう路面電車や荷車、人々などを写したもの。昭和館の正面入口が面する靖国通りに、当時は路面電車(東京市電)が走っていました。九段坂は大正12年(1923年)の関東大震災をきっかけに大幅な改修工事を行い、昭和5年ごろには、現在のように勾配のゆるやかな幅の広い幹線道路になりました。
こちらが現在の九段坂の様子です(写真左の建物が昭和館)。写真展を見て、ぜひ当時の様子と比べてみてください。
また、現在でも東京の代表的な写真スポットとして有名な中央区の銀座4丁目交差点をとらえた写真は、昭和12年、17年、20年、22年と戦中から戦後にかけて各時期のものがあり、世相や人々の様子の移り変わりを見比べることができます。
その他、東京都内以外にも神奈川県、埼玉県をはじめ、東海地方、西日本地方、九州・沖縄各地で撮影された貴重な写真の数々をご覧いただけます。
戦中の出征列車や代替燃料の木炭バス、空襲を受けて焼け跡に佇む路面電車、戦後まもなく日本へ帰国する復員兵や引き揚げの人々を乗せた列車や船、払い下げの米軍車両を改造したバス...などなど、戦争を体験したことのない世代の方でも、「乗り物」をキーワードに写真を見ることで、当時の暮らしをより身近に、想像力豊かに感じることができるのではないでしょうか。
千代田図書館への行き帰りに、写真展「乗り物のある風景-昭和のくらしと交通事情-」へ、ぜひお立ち寄りください。
写真展会場の「2階ひろば」は屋外のイベントスペース。北の丸公園のお濠に面し、吹き抜ける風が心地よく感じられます。
写真展を見た後は、戦中・戦後の生活にさらに理解が深まる6・7階の常設展示室(高校生以上は有料)も、あわせてご覧ください。4階の図書室では写真展に関連する図書の紹介を行っているほか、5階の映像・音響室でも展示写真を閲覧できます。
※現在の昭和館の入館時間は、1回目午前10時~午後1時30分(受付1時まで)、2回目午後2時~5時30分(受付5時まで)の2回に分けて入館時間を3時間半以内とし、入替時間で一斉清掃等を行っています。
開館状況の詳細等は昭和館のホームページをご確認ください。
Posted at:14:30
2022.09.20
【9月22日より申込受付開始】はじめての神保町街あるき |
秋のイベントのご案内です。
千代田図書館の人気企画、街あるきツアーを開催します!
チラシの画像を見る(PDF:313KB)
毎回ご好評いただいていた千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアーがリニューアル。神保町を散策する楽しさはそのままに、神保町ってどんなところなの?という方にも楽しんでいただける、いわば神保町の"入門編"といった内容の街あるきイベントをご用意しました。
コンシェルジュは、わかりやすい情報を伝えられるよう準備中です!
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「はじめての神保町街あるき」
【日 時】 同じ内容で2回開催します。
1回目:10月8日(土曜日)午後2時30分~午後3時30分
2回目:10月13日(木曜日)午後4時30分~午後5時30分
※受付開始は各回15分前
※荒天の場合は中止します。
【集合場所】 神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営新宿線・三田線)付近
【定 員】 各回10名(抽選制)
※中学生以下の方は保護者の同伴必須
【参 加 費】 200円(傷害保険料、当日精算)
※当日はコンシェルジュ・参加者間の距離をとって開催します。
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況に変化が生じた場合、開催内容などを変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
●●●お申し込みについて●●●
9月22日(木曜日)午前10時~9月28日(水曜日)午後5時の間に、こちらのページの「お申し込みフォーム」からお申し込みください。フォームからのお申し込みができない場合は、千代田図書館にお電話ください。(電話番号03-5211-4290/月曜日~金曜日 午前10時~午後6時 ※祝日除く)
※9月30日(金曜日)午後以降、参加確定の方のみにメールでご連絡いたします。迷惑メール対策などの設定をされている場合は、事前にlibrary-chiyoda.jpのドメイン指定受信の設定をお願いします。
その他詳細はこちらをご覧ください。
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皆さまからのお申し込みを、お待ちしています!
Posted at:15:00
2022.09.13
カメラが歩んだ歴史に出会う「日本カメラ博物館」 |
9月14日(水曜日)まで、千代田図書館9階メインカウンター近くの第2展示ウォールでは、夏休み期間に開催したイベント「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業」の様子を報告する展示を行っています。
今回のブログでは、7月26日(土曜日)に開催した「【図工】ペットボトル万華鏡を作ろう」をご担当いただいた千代田区内の博物館、日本カメラ博物館をご紹介します!
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日本カメラ博物館
【所 在 地】 千代田区一番町25 JCII一番町ビル地下1階
【開館時間】 午前10時~午後5時
【入 館 料】 一般300円、中学生以下無料
団体割引(10名以上)200 円
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合は翌日火曜日)
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博物館に入るとまず目を引かれるのは、常設展の「日本の歴史的カメラコーナー」。博物館を運営する一般財団法人 日本カメラ財団が"技術史的及び歴史的に意義がある"と認定したカメラの数々がガラスケースに収められています。古いものは明治時代のカメラから最新のデジタルカメラまで、年代ごとに日本のカメラの歴史をたどることができます。
世界最初の市販カメラとして1839年にフランスで発表されたジルー・ダゲレオタイプ・カメラ(写真左)や、世界初のスチルビデオカメラ、ソニー マビカの試作機(写真右)など、国内では日本カメラ博物館でしか見ることのできない貴重なカメラも常設展示されています。
また常設展には、カメラの構造を知ることのできる展示物もたくさん。一見おしゃれなデザインにも思えるスケルトンのカメラは、組み立て時や使用時の部品の動作や配線を検証するため、または広報のために作られました。きれいに中心でカットされたカメラやレンズも、同じく広報用に作られたもの。どれも実際に撮影することはできませんが、カメラの仕組みを見て知ることのできる貴重な資料です。
常設展の奥は特別展エリア。10月16日(日曜日)まで開催中の特別展は「すごい!たのしい!ちょっとヘン?!○○なカメラ大集合」と題し、さまざまな特徴を持った世界中のカメラを紹介しています。
鳩の胸部に取り付ける「鳩カメラ」やライターや懐中時計などを模した「偽装カメラ」、装飾が凝らされたカメラなど、一目見るだけで気になるカメラがたくさん。
変わった外装やデザインのものだけでなく、独自の用途や独創的な機構を持つカメラ、画期的なレンズや感光材料(フィルムなど画像を写しこむもの)を使ったカメラなど、展示されている約380点の"○○な"カメラはどれも、ものづくりのチャレンジ精神にあふれたものばかり。このカメラのどんなところが"すごい"のか、なぜ作られたのか、一つ一つの解説文を読んでいると、あっという間に時間が過ぎていきます。
一眼レフカメラやコンパクトカメラだけでなく、スマートフォンや携帯ゲーム機にもカメラが付いているのが当たり前となり、現在ではだれでも手軽に写真撮影ができるようになりました。展示されている歴史的なカメラの数々の延長線上に、自分のポケットに入れた小さく高性能なスマホのカメラがあると考えると、それだけで不思議で、もっと知りたいという好奇心が湧いてきます。
だれにも身近なカメラだからこそ、大人にも子どもにもきっと新しい発見がある博物館です。この機会に、ぜひ足をお運びください♪
Posted at:13:40
2022.09.09
【四番町図書館主催講座】「大人のための絵本入門講座」を開講します! |
9月に入り、東京では暑さが和らぎ少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
夏の暑さや長引くコロナ禍による生活への影響などの疲れが出てしまい、この時期は癒しを求める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
"癒し"でおすすめしたいのが、絵本です。絵本は子どものためのものだと思われるかもしれませんが、絵本につづられた短いことばや美しい絵は大人にもいろいろな気づきを与えてくれるものです。最近では、絵本によるなごみや癒しの効果も注目されています。
そんな、絵本の魅力を知ることができる「大人のための絵本入門講座」が四番町図書館主催で10月に開講されます。
大きな画像を見る(PDF:530KB)
~四番町図書館長より~
絵本は「子どもにもわかるように」が大前提なので、絵も文章も構成もシンプルです。それだけに年齢に関係なくダイレクトに心に響きます。絵本が伝えることは楽しいことばかりではありません。ときには、さびしさ、かなしさ、つらさも...。そのときの心情に合った絵本との出会いは、ときに慰められたり、励まされたり。今回の3回の講座を通じて、絵本の癒し効果を感じたり、新たな魅力を見つけていただければと思っています。
『ちいさなハチドリのちいさないってき』
ウノサワケイスケ/絵
イマジネイション・プラス
※第1回の講師 橋爪千代子さんが企画として携わった絵本です。
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「大人のための絵本入門講座」
【日 程】※全3回
①10月1日(土曜日)
②10月15日(土曜日)
③11月12日(土曜日)
【時 間】午後3時~午後4時30分
【場 所】① ③ 四番町図書館5階 特設会場
②ブックハウスカフェ ガリバー(神田神保町2-5)
【講 師】①橋爪千代子さん(まちライブラリー@ブックハウスカフェ主宰)、ゲスト:乙部雅志さん(イマジネイション・プラス代表取締役)/②ゲスト:今本義子さん(ブックハウスカフェ店主・絵本セラピスト)/③安井広子さん(蔵の図書館運営・JPIC 読書アドバイザー)
【定 員】10名(事前申込制、申込多数の場合は抽選)
【対 象】18歳以上 ※3回すべて参加できる方
【参加費】3回で500円(2回目の際にお支払い)
■■□お申し込みについて□■■
9月9日(金曜日)午前10時~9月15日(木曜日)午後5時の間に、こちらのページの「お申し込みフォーム」または、電話(四番町図書館 03-3239-6357)でお申し込みください。
※9月16日(土曜日)午後以降、参加確定の方のみにメールまたは電話でご連絡いたします。迷惑メール対策などの設定をされている場合は、事前にlibrary-chiyoda.jpのドメイン指定受信の設定をお願いします。
各回のテーマ、その他詳細はこちらをご覧ください。
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皆さまのご参加をお待ちしています!
Posted at:16:30
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