コンシェルジュ通信Vol.75
「神保町に誕生!本棚に並ぶレトルトカレー・・・屋さん」

レトルトカレー専門店「カレーランド神保町店」が、神田神保町にオープンしました!日本各地の自慢の食材で作ったご当地発信のレトルトカレーと、カレーランドオリジナルのレトルトカレー、そして、ご当地とカレーランドで共同開発したレトルトカレを販売しています。

バリエーション豊かなレトルトカレーにとても興味が湧いたので、経営者の大藤さんに、オープンした経緯も含め、インタビューしてきました!千代田図書館から徒歩約10分弱、靖国通りから少し入った角地に「カレーランド神保町店」があります。

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店内に入ると、商品が棚に整然と並び、まるで書店のような雰囲気です。大藤さんは、本とカレーの街という歴史がある神田神保町に、そのコンセプトに合うお店があったら面白いとの思いで作られたとのこと。

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▲本のように並んでいる1つ1つがレトルトカレーです!

扱う商品は、味はもちろん、原材料、調理過程も含め商品誕生に至るプロセスにどれだけ心が動くか、共感できるかで選定されています。これらの基準を満たし、厳選された商品が、300種類以上。その中から常時200種類ほどが店内に並んでおり、人気順位や商品説明のカラフルなポップ等、お好みのカレーを見つけやすいように随所で工夫されています。

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大藤さんは、地域の特産品を使ったご当地レトルトカレーを日本全国・海外に紹介・販売し、生産者の想い等を発信することで各地方の魅力を伝え、実際に地方に足を運ぶ方を増やすことで、地方活性化に貢献していきたいという思いがあるそうです。

カレーランドには、神保町の他にもう1件、大阪天王寺にも店舗があります。「れとろと」という店名の大阪店では、カフェを併設しており、メニューにはもちろんレトルトカレーもあります。この他、通販サイトでもカレーランドレトルトカレーを購入することができます。

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▲おススメの商品と大藤さん
チーズのコクが決め手のオリジナルカレー

中には生産数が限られており、販売が生産地とカレーランドのみという希少な商品もあるそうです。例えば、年間生産数わずか1,000食屋久島フィッシュカレー。屋久島のトビウオがゴロゴロ入っているココナツミルクたっぷりのグリーンカレーです。パッケージには地元の就労継続支援事業所「屋久の郷」所属の作家さん達が描いた絵葉書が入っており、思わず手に取りたくなるような心躍る商品です。また、気候等様々な影響により生産者が納得できる食材を得られない時は、来年の収穫まで生産中止になる商品もあるそうです。最上のカレーを作るために、生産を止めてまで品質維持を堅持される生産地の方々。その真摯な姿勢に、無事、生産再開を願わずにいられないお客様も多いのではないでしょうか。

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▲コンシェルジュが心惹かれたカレー その名も「クレオパトラ」

本を選ぶように背に書かれた商品名を見て、気になったら棚から引き出し、表書きを見る。生産者の思いを知り、興味がわき、味を確かめたくなる。

日本各地のご当地カレーから気に入ったものを選ぶ楽しさは、神保町の古本屋さんで、本を選ぶ時のワクワク感、心惹かれる本との出会いを求めるドキドキ感と似ている気がします。購入を迷い手に取らず、次に来た時に無くなっているかもしれない。そんなところも、神保町での本選びと似ているかもしれませんね。ぜひ一度、カレーランドでワクワクドキドキを体験してはいかがでしょうか


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆
カレーランド神保町店
【アクセス】神保町A4出口より徒歩2分
【場  所】千代田区神田神保町2-10-1 
【営業時間】月曜日~日曜日・祝/午前11時~午後6時
【定 休 日】不定休 
注) 店内に飲食スペースはなく、決済方法は現金のほか、QRコードや電子マネー、交通系IC等の決済手段が使えます。また、通販でも購入可能です。
詳しくはこちら
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


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お店のチラシはこちらからもご覧いただけます

Posted at:10:30

日比谷図書文化館コンシェルジュ通信vol.47
「さんたくろう」と一緒に写真が撮れる⁈ 2024クリスマス展示★

受付コンシェルジュでは年間を通して季節に合わせた展示を行っています。その中でもクリスマスは10年以上続いた特別な展示です。"今年はどんな企画にしようか"と、準備を重ねてきました。今回のちよぴたブログでは展示の様子とその舞台裏をお届けします。



まずは、今シーズンも1階正面口に「もみの木」の登場です。
生木だけがもつ、この香りをどうぞお楽しみください。

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▲図書館らしい本のオーナメント

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▲サンタクロースからのプレゼントかな⁈



2つ目の展示は"顔だしパネル"です。旅先で見かける顔出しパネルが日比谷図書文化館にあったらおもしろそう!とひらめいたことがはじまりです。そして図案を検討している中で "日本で一番古いサンタクロースってどんなのだろう?" と、色々調べていくうちに、今回の主役「さんたくろう」を見つけました。

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▲進藤信義著『さんたくろう』教文館 明治33年 国立国会図書館デジタルコレクション

帽子は頭巾、プレゼントを運ぶのはトナカイではなくロバ。さんたくろう日本で最初のサンタクロースの絵と言われています。明治時代にキリスト教会の子ども向け教材として作られた本の扉絵です。本はこちらからご覧いただけます。

作成の様子です。
⓵画像を拡大して大型プリンターで印刷します。
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⓶大きいから一苦労です。シワが入らないように丁寧にパネルに貼り付けます。
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③最後に肝心の顔出し部分を切り抜きます。
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④完成です。倒れないように補強もして安全面もばっちりです!!
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▲うら側

思い描いた企画が試行錯誤して形になっていく工程は、とてもワクワクしました。「さんたくろう」にかかえられたツリーになって、思い出の一枚はいかがですか。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください

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【開催期間】 展示中 ~ 12月25日(水曜日)
【開館時間】 月曜日~金曜日 午前10時から午後10時
       土曜日 午前10時から午後7時
       日曜日・祝日 午前10時から午後5時
【開催場所】 1階正面入り口
【休 館 日】 12月16日(月曜日)
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Posted at:12:15

千代田区立図書館公式YouTube「古書っと神保町」第2弾を公開しました!

「本の街」神保町の魅力を発信するYouTube動画「古書っと神保町」千代田図書館コンシェルジュが神保町の古書店にインタビューをして、お店の専門分野やその魅力を伝える動画です。2024年7月に2店舗4本の動画をアップし、11月には第2弾として、さらに2店舗4本の動画を公開!前回に引き続き撮影の裏側を、スタッフNが紹介します♪

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本シリーズ第2弾の撮影にご協力いただいたのは、手のひらにも入るサイズの小さい本、いわゆる豆本を専門的に取り揃えている「呂古書房」と、江戸時代の和本をはじめ、浮世絵妖怪の和本を主に取り扱う「大屋書房」です。

呂古書房の前編では、「豆本」やその歴史に至るまで、幅広くお話していただきました。後編では、店主が豆本に惚れ込んだきっかけともいうべき、童画家・武井武雄の魅力を熱く語っていただきました!

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▲呂古書房での撮影風景

豆本は、デザインはもちろんですがサイズも様々。親指サイズのとても小さな豆本は置いて撮影することが難しく、手に持っていただきながら撮影しました。「どの本がいいかしら...」と素敵なデザインの豆本を続々と出してくださり、作品のお話を伺いながらひとつひとつ吟味しながら選びました。すべての本を紹介することはできませんでしたが、美しい本をたくさん紹介していますので、ぜひご覧ください♪

そして大屋書房の前編では、1882(明治15)年創業からのお店の歴史や、江戸時代の出版文化について詳しくお話しいただきました。後編では妖怪の本を集めようと思ったきっかけや、色鮮やかで美しい浮世絵を紹介!

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▲大屋書房での撮影風景

撮影中にも海外からのお客様が扉をくぐり、世界に神保町の魅力が広がっていると嬉しく感じました。また、お店のショーケースへのこだわりも伺いました。動画の前編後編を通して、お店全体の魅力を堪能していただけるのではないかと思います。

前回に引き続き、個性豊かな古書店を紹介しています。ぜひご覧ください♪

呂古書房前編はこちら
大屋書房前編はこちら


千代田区立図書館公式YouTubeチャンネルでは、街の魅力をお伝えする動画だけでなく、千代田Web図書館の使い方図書館のイベント情報なども配信しています。チャンネル登録もお待ちしています!

Posted at:13:20

【千代田図書館 イベントレポート】大入り!「第5回ちよぴた落語会『ひつじの古本祭り』編」

何かと忙しい師走を迎える前に、ひと笑いできるイベントを!ということで、11月29日(金曜日)に「第5回ちよぴた落語会 ひつじの古本祭り編」を千代田図書館主催イベントとして開催しました。今回もたくさんの方が笑いを求めて足を運んでくださいました。

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「ひつじの古本祭り」とは、読書家で知られる春風亭昇羊さんが、柳家花いちさん春風亭昇市さんのお二人を聞き手に、文学の魅力を熱く楽しく語るトークイベントです。前回は、第3回のちよぴた落語会を「ひつじの古本祭り編」として開催しました。(その様子はこちらからお読みいただけます)

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今回はじめの一席は、春風亭昇羊さんの「権助提灯」。本宅と妾宅を行ったり来たり。次登場人物が次々に入れ替わる様を、テンポ良い語り口で、会場は噺に引き込まれます。

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二席目は春風亭昇市さん。最近は地方公演で全国さまざまな場所で高座に上がっているという昇市さんが披露してくださったのは、言葉遊びのリズムがなんとも心地良く感じる「ん廻し」

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仲入り前の三席目は、「待ってました!」と会場からのかけ声が。高座に上がったのは柳家花いちさん。ある日、お向かいさんからいただいた「ムンバイ」のお土産。ムンバイってどこ...?から始まる「土産話」に、会場は終始笑い声に包まれました。

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仲入り後は「ひつじの古本祭り」がスタート!今回のお題は、武者小路実篤の作品『お目出たき人』。前回の古本祭りに続き、千代田区ゆかりの文学者の作品を選んでいただきました。昇羊さんが作品を読み、話を通して武者小路実篤がどのような人物なのかを三者三様に妄想していくうちに、気がつけば3人の若かりし頃の恋の話に。作品中、一度も話しかけたことのない女性「鶴」の事が気になる主人公。電車の中で自分の近くに座っただけで「私のことが好きなはずだ...」と思ってしまう描写に、「ええっ」と驚く昇市さんと、「いやでもちょっとわかるかも...」という昇羊さんと花いちさん。ここから3人の学生時代にモテた、モテない話で大盛り上がり。落語の席では滅多に見ることのない一面に、会場は大爆笑の連続でした。


第5回ちよぴた落語会
当日の演目
一.「権助提灯」春風亭昇羊
一.「ん廻し」春風亭昇市
一.「土産話」柳家花いち
ひつじの古本祭り
武者小路実篤『お目出たき人』


来場者の感想(アンケートより)
「初めて落語を聞きましたが、とても面白かったです。本も読んでみます」
「古典・創作両方とも聴くことができ満足でした」
「3人とも個性豊かで今度寄席に行ってみようかと思いました。」
「豊かで楽しい時間でした。また開催してください」
「沢山笑わせていただきました」

今回のちよぴた落語会も大盛況で幕を閉じることができました。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!

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▲落語会に合わせて千代田図書館にて展示していた、武者小路実篤の紹介コーナーの前で記念撮影♪(展示は落語会の日まででした)

Posted at:15:15

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