日比谷図書文化館受付コンシェルジュ通信Vol.2:
特別研究室"企画展示"のご案内

Здравствуйте(ズドラーストヴィチェ)!

突然、何語? と思われたかもしれませんが、

これはロシア語で「こんにちは」を意味します。

 

そう、今回はこのロシアが話題の中心となります。

 

2017年は、どんな節目の年なのかをご存じでしょうか?

実は、1917年のロシア革命から今年は、ちょうど

100年目にあたります。

 

ロシアでは革命により帝政ロシアが崩壊し、紆余曲折を経て、

ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国が誕生。

日比谷図書文化館4<特別研究室>では、

その頃、日本で逓信(ていしん)官僚を務めていた

内田嘉吉(うちだかきち)が世界中から収集したさまざまな書物も含め、

19世紀~昭和初期に発行されたロシア関連の貴重な和洋書を

ご覧いただけます。

(内田嘉吉文庫の詳細はコチラ) 

 

そこで!

 

<特別研究室>では、企画展示(入場無料)

「ロシア革命から100~国際派官僚の書棚で触れる近代ロシア~」を、

6月30日(金)まで、開催しています。

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早速、それらの古書を通して、100年前のロシア革命前後の

歴史をたどる本展示の見所を、一部ご紹介します☆

 

まずは、<特別研究室>のスタッフ推薦の1冊がコチラ!

まるで、魔法の書物にも見える?!

この大判で分厚い英語の本(写真左)は、

帝政ロシア時代(1721年~1917)の民族衣装

ついて書かれたものです。

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各ページには、きれいな民族衣装のイラストが大きく載っています。 

絵をご覧になるだけでも十分に楽しむことができます。

当時、100以上の異なる民族が暮らしていたそうですが、

たったこの1冊で、ロシア帝国の壮大さを改めて

実感することができます。

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また、内田嘉吉が第11回万国航海会議に参加した際、

出席者に配布されたという、当時(1908年)の

首都サンクト・ペテルブルクの観光ガイドブックや

嘉吉が買い求めたと思われる写真集も必見です。

ひとたびページをめくると、その美しい風景写真に

思わず惹きこまれます。

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そして、次の写真は〝ロシア革命の父″

と呼ばれたレーニンの肖像です。

レーニンは、内戦と外国からの干渉をうけて、

いくどとなく亡命を迫られながらも、社会主義国家ソ連を

誕生させます。

この写真を見るだけで、レーニンの演説が労働者と農民らに

希望を与え、いかにして彼らを奮い立たせたのかがうかがえます。

タイムスリップして、聴いてみたいものですね。

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新しい本とは違い、書いてある内容だけでなく、

紙質や色合いの変化から時の重みを感じることで、

当時の雰囲気に浸ることもできます。

 

また、日比谷図書文化館3<図書フロア>では、

「大政奉還150周年 内田嘉吉文庫に見る幕末・維新」

展示しています。 【6月18日(日)まで】

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あわせてご覧いただくと、

より歴史の理解が深まるのではないでしょうか。

 

それでは、さようなら♪

До свидания!(ダスヴィダーニャ)

 

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日比谷図書文化館4階 特別研究室 

平日    午前10時~午後8時

土曜    午前10時~午後6時

日曜・祝日 午前10時~午後4時 *休館日を除く

 

日比谷図書文化館のHPは→コチラ

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Posted at:14:10

本と出会う読書サロン 第14期オープニングイベントを開催しました!

5月16日(火曜日)、「本と出会う読書サロン」第14のスタートとして

植物生態学者多田多恵子さんをお招きして、

新規メンバー募集を兼ねた講演会「植物はすごい!ふしぎと驚き」を開催しました。

 

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大学では生物の多様性についての授業をしている多田さん。

学生たちに感じることの大切さを伝えるため、授業ではフィールドワーク

積極的に行い、体験する機会を多く設けるそうです。

今回の講演でも、お話だけでなく本物の植物に触れられるよう、

実験を交えつつ進めてくださいました。

 

まずは全員に笹の葉が配られ、それぞれ観察してみます。

自分が体長5mmの虫だったら?などと想像しながら

葉を眺めたあとは、いろんな面を触ってみます。

「葉の裏に毛が生えている」

「触る方向によってすべすべしていたりギザギザしていたりする」

「葉のギザギザがおろし金みたいだ」

参加者からいろいろな感想が飛び出し、会場は終始和やかな雰囲気に

つつまれていました。

 

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さらに、傷つけると不快な臭いを出すというキケマン

という植物の茎を折ってその臭いを確かめたり、

(その後「お鼻なおし」としてローズマリーが配られました)

2種類の種を上から落としてみて、その落ち方の違いを観察したり、

図書館にいながら、ちょっとしたフィールドワークの疑似体験ができました。

 

なかでも印象的だったのは、みかんの葉の観察の方法です。

葉をすかしてみると、小さなつぶがたくさん見えます。

「みかんの葉には満天の星空が見える」

と、多田さんはおっしゃいました。

手のひらに乗るような小さな葉っぱを、

星空に見立てるなんて素敵ですね

ちなみにこの星空の正体は、匂いの貯蔵タンクのようなもので、

特別な器具などを使わなくても、カメラの接写機能やルーペなどを

使えば見ることができるそうです。

みなさんも、ぜひ試してみてください。

 

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多田さんは植物の研究や大学での講義のほかに、

実用書から子ども向けの絵本まで、多数の図書を執筆されています。

千代田区立図書館に所蔵されているものもあるので

図書館にお立ち寄りの際は、ぜひお手にとってみてください。

また現在、多田さんはイギリスの王立植物園の植物に関する書籍の翻訳中だそうです。

そちらの出版も楽しみですね。

 

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たくさんの植物にまつわるお話をご紹介いただき

さまざまな視点で生物を見てみることで、新たな発見やおどろきが

生まれるのだということを感じることができました。

多田さん、ありがとうございました!

 

6月から始まる「本と出会う読書サロン」第14では、

6月「草木花」 7月「日記」 8月「写真」 9月「大陸」をテーマに、

メンバーが思い思いに持ち寄った本の紹介を行います。

現在メンバーを募集中。まずはお気軽に登録からどうぞ♪

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:11:20

コンシェルジュ通信Vol.25:祝!「ブックハウスカフェ」オープン

千代田図書館から神保町方向へ歩いておよそ10分。

2月に閉店したブックハウス神保町があった建物に

5月5日、新たな試みがいっぱいの絵本と児童書の専門店

「ブックハウスカフェ」が誕生しました。

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そこで今回は、オープンしたばかりの店内を

さっそくご紹介いたします。

 
ブックハウス神保町のあたたかい雰囲気を残し

新しくカフェコーナーができた店内は

リラックス効果のある若葉色のソファでゆったり。

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バリスタ研修を受けたスタッフが注文を受けてから煎れる

本格的なエスプレッソカプチーノがいただけます。

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奥の個室には小さなお子様にやさしい

マットが敷かれた遊べるフロアが併設。

 

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授乳室やおむつ交換のスペースもあるので

お子様と一緒に保護者の方も安心して過ごせます。

 

また夕方からはバータイムが始まり、平日は深夜23時まで営業。

 

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ブックバーとして絵本に囲まれた空間でお酒を楽しめ

遅くまで飲んで・読んで・買えるがコンセプト。

 

カウンター横にあるマンスリーミニギャラリーでは

人気絵本作家さんのサイン本や原画の販売も行っているので

特別な1点に出会うことができるかもしれませんよ。

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今後はさらに展示スペースを使って

絵本や児童書に関するイベントはもちろん

スタッフの中にはバレリーナの方もいるそうで

バレエに関するイベントなども企画中とのことです。

バレエファンにも嬉しいスポットになりそうですね。

 

ブックハウス神保町(2月20日に閉店)は

惜しまれつつ11年の幕を閉じましたが

「ブックハウスカフェ」はブックハウス神保町の

元スタッフが中心となってオープンしました。

 

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本を選ぶ楽しみ、手に取る楽しみを大切にして欲しいと

絵本と児童書が大好きなスタッフが再集結しています。

 

お仕事帰りや図書館帰りに少し足を伸ばして

生まれ変わった大人も楽しめる絵本と児童書の専門店

新しい自分時間を見つけてみてはいかがですか。

 

本の街・神保町らしい癒しの空間が待っています。

 

 

ブックハウスカフェ

 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1階

【営業時間】 平日 午前11時~午後11時

       土日祝 午前11時~午後7時

【定休日】 年中無休(年末年始除く)

 

お店についての詳細はコチラをご覧ください。

 

Posted at:14:45

「第9回ことばと音のフェスティバル♪」を開催しました!

5月3日(水曜日・祝日)、9回ことばと音のフェスティバル♪

「チリンとドロンの 世界のわらべうたと絵本のコンサート」を開催しました。

 

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今年は、松本野々歩さん(うた)と田中馨さん(コントラバス)による

デュオ「チリンとドロン」のお二人にご出演いただき

赤ちゃんから楽しめる、わらべうたと絵本のコンサートを行いました!

 

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小鳥がさえずる声とともにコンサートが開演。

澄んだ歌声と、あたたかい音色で奏でられる音楽に

赤ちゃんから大人まで惹きこまれました。

 

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アルゼンチンのわらべうた「手のダンス」

南米のわらべうた「のこぎりギコギコ」など、

子どもたちも、二人と一緒に歌ったり

親子で体を動かして楽しみます。

 

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午前の部では、赤ちゃんとママやパパが触れ合いながら、

ゆったり楽しめる歌を中心に。

 

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午後の部では、フランスのわらべうた「バンジョー」

インドネシアのわらべうた「料理のうた」など、

ダンスやリズム遊びが入った歌で盛り上がりました!

 

世界のわらべうたのあとは、絵本『ぱぽーぺぽぴぱっぷ』

(谷川俊太郎/文、おかざきけんじろう/絵、クレヨンハウス)

を読み聞かせしていただきました。

 

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楽しく不思議なことばの響きに合わせて

いろいろな楽器の音が飛び出す、とても素敵なプログラムになりました♪

 

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コンサートの最後は、ハンガリー民謡「踊ろうよ」

子どもも大人もダンス!

午前と午後、2回のコンサートとも、

たいへん多くのお客様にご参加いただきました。

 

「チリンとドロン」のお二人、ありがとうございました!

千代田区立図書館で開催中のヨムキクちよだ2017は5月12日(金曜日)まで。

「こどもの読書週間」は、ぜひ親子そろって千代田区立図書館にお越しください!

Posted at:15:20

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー 今回のテーマは「映画」

6月17日(土曜日)、千代田区読書振興センターでは

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「『映画の仲間(エキプ・ド・シネマ)』のある風景」編を開催します!

 

毎回ご好評いただいているコンシェルジュツアー。

今回のテーマは「映画」です。

かつて多くの映画館があった神田神保町。

現在でも、岩波ホールや神保町シアターなど、

名作を上映しつづける映画館が多くの方に愛されています。

この街で、映画に思いを馳せながら街歩きをしてみませんか?

 

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大きな画像を見る(PDF:462KB)

 

第1部は千代田図書館で岩波ホール 原田健秀さんによるトークショー。

今回のツアータイトルにもなっている「エキプ・ド・シネマ」

フランス語で「映画の仲間」という意味。

1974年、岩波ホール総支配人の高野悦子氏がヨーロッパ映画の

輸入・紹介に尽力した川喜多かしこ氏とともに、埋もれた名作を

世に出すことを目標に発足し、その理念はいまも受け継がれています。

岩波ホール

 

第2部は映画とゆかりの深い場所や古書店をご案内しながら、

神田神保町を巡ります。

 

街歩きのゴールは岩波ホール

原田さんのトークショーと、神保町の街歩きを楽しんだあとに

訪れると、なにか新しい発見があるかもしれませんね♪

 

 

映画が好きな方はもちろん、最近は映画館から足が遠ざかって

しまっている方にも、たっぷり楽しんでいただけるツアーです♪

お申し込みは、千代田区民先行受付が5月8日(月曜日)・9日(火曜日)

の2日間(午前10時から午後6時まで)

一般受付は5月10日(水曜日)午前10から開始します。

ぜひ、ご参加ください!

 

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「『映画の仲間(エキプ・ド・シネマ)』のある風景」編

 

【日にち】 6月17日(土曜日)

     (悪天候の場合は6月24日(土曜日)に順延)

【時 間】 午後1時~午後3時30分(12時30分開場)

【集合場所】千代田図書館10階 特設イベントスペース

【定 員】 20名(高校生以上)※事前申込制・先着順

【申 込】 ①千代田区先行受付 5月8日(月曜日)・9日(火曜日)

               (2日間とも午前10時~午後6時)

      ②一般受付 5月10日(水曜日)午前10時から

お電話または千代田図書館10階カウンターにて直接

【参加費】 無料

コチラ(PDF:110KB)をお読みの上、

ご同意いただいたうえでお申し込みください。

※当日は動きやすい服装でご参加ください。

 

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原田健秀さんプロフィール

1954年東京生まれ。1975年より東京・岩波ホールに勤務、現在は

企画・広報を担当。映画の仕事のほか、絵本作家としても知られる。

おもな作品は「パシュラル先生」(産経児童出版文学賞入賞)、

「フランチェスコ」(ユニセフ=エズラ・ジャック・キーツ

国際絵本画家最優秀賞受賞)など。絵本以外の著書に

「放浪の画家ニコ・ピロスマニ」「放浪の聖画家ピロスマニ」

などがある。

 

前回のコンシェルジュツアーの様子

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Posted at:18:00

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